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25年間使い続けたエアコン回りの部品交換を行いました(BMW E46)

エアコン回りの部品交換(BMW E46)

昨年より気温が高くないのに走行中に電動ファンがやらたと唸る事が何度かありました。(現在私の車はカップリングファンレスにしてプル式電動ファンのみで冷却しています。詳細はこちら
DMEの動作状態をINPAなどを使用してみるとファンの動作レベル(1~5)が最大の5になっていましたが、水温(エンジン本体側とクーラント側)、油温もINPA上で確認してみましたが至って正常。

エンジン関連のセンサー数値は正常なのに電動ファンが唸るぐらい回るケースとして考えられるのはエアコンのガス圧が高くなったときなので昨年の夏ぐらいから2回程、エアコンガス圧を調べてもらっとところ、2回共エアコンの高圧側のガス圧が極端に高くなっていました。(過去記事参照)

関連記事:ワコーズのパワーエアコンリキッドを入れてみました

関連記事:エアコンのガス圧確認(BMW E46)

エアコンの負荷を低減するためにできる簡単な対策は行いましたが、最終的には高圧側が上がる原因として考えられるドライヤーの詰まり。今年で25年目を迎えるので、エアコン周りで手を入れていない箇所を一新しようと上記のエアコンのガス圧確認(BMW E46)のとき(昨年の11月)にパーツを頼んだのですが、エアコンのコンデンサーはBMW本国オーダーを入れてもパーツは生産終了となっていたのでアフターマーケットで手配して頂き、遅れる事2月にやっとパーツが入荷したので、昨日スタディ横浜さんで作業を行いました。

エアコン回りは過去にこちらの記事でプレッシャーセンサーやファイナルステージを交換を行なっていますが、この記事10年前なんですね。このブログも10年続けているってことかw

こちらの記事でコンプレッサーの交換も行なっていますので色々な冷媒関連はほぼ一周したことになるのかな?

関連記事:BMW E46 エアコンコンプレッサー交換(前編)

過去にエアコン関連で「エアコンが効かない」というようなトラブルは発生した事がありませんが、エアコン関連はなにかしらかパーツ交換してきた履歴があります。そういえば車を購入して3年間有効のサービスフリーウェイで「エアコンの風が弱い」という診断でブロアファンも無償交換してもらいました。

Studie横浜さんのピットへ入庫

そんな訳で作業指定日の朝一Studie横浜さんのピットへ入庫。作業が早いStudieさんならば1日で終わるだろうと思いつつ、一応作業は2日間預けの予定。

交換パーツ一式

今回交換するパーツ一式。エアコンのコンデンサーは形状的にはラジエーターそのもので、作業的にクーラントを抜いてラジエーターを外して、コンデンサーを外すという流れになるので、水回りの脱着、およびクーラント交換は必須作業となるため、ついでにラジエーターホース、クーラント温度センサー、サブタンクのパーツ交換もお願いしました。

クーラントサブタンク

E46のサブタンクは樹脂製のため、一応Dラーだと3年単位交換、走行距離や使用環境によりますが6年で危険ゾーン(特に冬場のサブタンク爆発)なので、水回りに手を入れるタイミング(すなわち水を抜くタイミング)で一式交換するようにしています。

エアコンのプレッシャーセンサー

上記はエアコンのプレッシャーセンサー。10年前に交換したので今回で2回目です。このプレッシャーセンサーを交換した当時はAGRがなかったので、エアコンガスの真空引き作業は専門のガス屋さんにお願いしていましたが、現在はAGRでその場ですぐにエアコンガスの処理が出来るようになったのでエアコン関連の作業も早く行えるようになりました。

エアコンドライヤー

こちらがドライヤー。エアコンの高圧側が高くなるのはドライヤーの詰まりが原因なことが多いです。今回は初めての交換。

IMG_5722.jpg

こちらがエクスパンションバルブ。E46の場合エアコンが動作すると妙な音がする場合こいつが原因なことが多いようです。エクスパンションバルブの取り付け場所はエアコンフィルターの右下辺りなので、内部で冷媒を霧状にしているときに妙な音が出たりするようです。

エアコンのコンデンサー

こちらがコンデンサー。ラジエーター本体の手前についています。外側から見えるフィンはラジエーターではなくコンデンサーのフィンだったりします。残念ながらこちらのコンデンサーは本国オーダーしましたが生産終了でした。コンデンサーの交換は漏れ等なければ交換しなくても問題ありませんが、25年経過しているのでこのタイミングで交換することにしました。その他エアコン関連は各種ホース部分の脱着を行う部分のOリング等を一式交換となります。

ラジエーターのアッパーとロアホース

そして今回ラジエーターを取り外すのでラジエーターのアッパーとロアホースの交換もお願いしました。私の車はスーパーチャージャー装備ということもあり通常よりもエンジンルームの熱源が多いため、ゴム・樹脂パーツは通常よりも早く劣化しやすい環境にあります。現在の使用しているホースは特に劣化等は見られませんでしたが、脱着のタイミングで一式交換しました。(水回りのパーツは再利用して不幸な思いはしたくありませんので。)

冷却水を抜いた

冷却水を抜いてw、

ラジエーターとコンデンサーを取り外した状態

いきなりですがラジエーターとエアコンのコンデンサーを取り外した状態です。冷却水はリアメンバーのブッシュ関連の交換時に一緒にお願いしたので2年経ってないので綺麗な緑のままでした。(クーラントも定期交換しないとドロドロになるので車検サイクルで交換した方が良いと考えています。)

関連記事:リアメンバーマウントブッシュ交換(BMW E46)

上記の写真で見えているフィンは吸気側のインタークーラーです。私の車はスーパーチャージャーのオイルクーラー&インタークーラー→エアコンコンデンサー→ラジエーターの順番にフィン形状のものが4つ付いていますw。

取り外したラジエーター本体

上記が取り外したラジエーター。なんかフィンが潰れているな(苦笑)。私の車は主人を極力守ってくれているのか、6年前に別件でStudie横浜さんの作業に向かったらピットでラジエーターの破損を発見して交換に至りました。

ラジエーターホース接続部分

E46のラジエターはホース接続部分付近にクラックが入って漏れるケースが多く、出先(特に何処かに向かっている途中)でラジエーターの破損などしなくて本当にラッキーでした。

関連記事:19年目にして初交換!ラジエーターを交換しました。(BMW E46)

取り外したラジエーターサブタンク

こちらは取り外したラジエーターサブタンク。下部についているグレーのレベライザー(水量測るセンサー)とラジエーターサブタンクのキャップは再利用しました。ラジエーターサブタンクのキャップも圧が抜けなくなるので定期的に交換する必要があります。タンクの爆発はタンク内部の圧が抜けない状態になっているのでラジエーターサブタンクの爆発原因の1つとなります。

関連記事:爆発防止! クーラントリザーバータンクキャップ交換(BMW E46)

取り外したエアコンのコンデンサー

そしてこちらが取り外したエアコンのコンデンサー。ラジエーターを比較すると厚みが半分ぐらいしかありません。25年使ってきたのでかなり年季が入ってます。全体の色が黒でしたが、今回のアフターマーケットのコンデンサーはシルバーでした。このコンデンサーは新車で購入してから25年間、26万キロ一緒に走行し冷やしてくれました。長い間ご苦労様でした、ありがとう。

エアコンのドライヤーそしてこちらが取り外したドライヤー。ドライヤー以外呼び方が「リキッドタンク」「レシーバー」など色々あります。新旧比較すると下側の形状が少し違いますね。なんかミサイルみたいw。こちらも25年目にして初交換。エアコン高圧側の圧が上がってしまう原因の1つがこのドライヤー。交換して原因解決してくれるといいけど。

ドライヤーの場所

ドライヤーの場所は右前、ホイールハウスのカバーを外して脱着が行えます。

BMW E46 エクスパンションバルブの新旧比較

上記がエクスパンションバルブの新旧比較。内部で冷媒ガスをミスト状にしています。Studieのメカさんの話では、エクスパンションバルブはエアコン冷媒関連で一度も交換・修理したことがなければ交換しておいた方がよいとの事だったのでお願いしました。

エクスパンションバルブの中身

中身はこんな感じになっています。動作している状態じゃないとイマイチ構造がよくわからないですねw。

エクスパンションバルブの場所

エクスパンションバルブの場所は上記のなります。エンジン後ろ、フロントガラスのした付近です。エアコン関連はガスの取り扱いがあるのでDIYでやるにはちょっとハードルが高いですが、エアコンレス化するような猛者には参考になるかな笑?

新しいコンデンサーを取り付けた状態

新しいコンデンサーを取り付けて、

ラジエターを取り付けた状態

ラジエーターを取り付けて、

バンパー裏のホイールハウスカバーを元す

ドライヤー脱着のために取り外したバンパー裏のホイールハウスカバーを元に戻して、

クーラントを空気圧で押し込む

クーラントを空気圧で押し込んで、笑

クーラントの水量調整

クーラントのエア抜きと水量調整と確認。

エアコンガスの注入をAGRで行う。

エアコンガスの注入をAGRで行います。今回エアコンパーツ一式交換前に入っていたR134aガス量は規定値740gに対して569g。(単位がこれで合っているのかわかりません。)少し抜けてました。回収できたオイル量は26g。オイルは増えていたのかな?エアコンパーツ交換後、E46/328ciの規定値ガス量740g、オイル量10gをAGRで入れてもらいました。まだ季節的に少し寒い時期なので少し暖かくなってエアコンが稼働するようになったら、またガス圧の確認を行う予定です。

今回の作業で取り外したパーツ一式

こちらが今回の作業で取り外したパーツ一式です。作業はかなり大掛かりでしたがトラブルなく10時〜17時で作業は完了でした。

ミッションオイルを抜く

続いてここのところ1速へのシフトの入りがいまいちよくないのでミッションオイル交換もお願いしました。

久しぶりにレビテックG5

そして今回久しぶりにレビテックG5。前回入れてから3年経過し、ミッションオイルも3回目の交換なので入れてもらう事にしました。シフトのフィールはかなりよくなりますね。

関連記事:レビテックG5をミッションオイル注入(BMW E46)

前回の記事を書いた2021年3月頃はStudieさんはまだレビテックの取り扱いをしておらず、アマゾンで購入して持ち込み施工してもらいました。今ではStudieさんはレビテックの代理店になっているそうで、レビテックはとにかく効果は凄いです。担当メカさんのお話では、エンジンオイル用のレビテックをV8エンジンに使用したらVANOSがエラーを出すぐらいフィールが変わってしまったそうです。この時はエンジンクリーニングを行なって再度オイル交換+レビテックパワーショットを入れてエラーが発生しなくなったとの事でした。エンジンの状態にもよるかと思いますが添加剤1つでVANOSの動きが大きく変わってしまうぐらい凄い効果があります。

関連記事:Studie Engine Cleaning by PETRONAS(BMW E46 走行距離247,069km)

レビテックG5のシリンジでミッションオイルを吸って少し混ぜる

レビテックG5の施工もかなり慣れた様子で、はじめに少しミッションオイルをシリンジで吸い込んで混ぜると入りやすくなるとの事でした。

ミッションオイルとレビテックG5を注入

ミッションオイルとレビテックG5を注入。

ラーメン

作業途中でしたが、アダモちゃんと近所のラーメン屋へw。

パワーエアコンリキッド

ラーメン屋に行っている間にパワーエアコンリキッドの施工を行なってもらいました。

低圧側にパワーエアコンリキッドを専用治具を使用して注入

低圧側にパワーエアコンリキッドを専用治具を使用して注入。今年の夏は冷え冷えですかねw

ピットでクーリング中

クーラント交換後の暖気を終え、ラーメン屋から戻って来たらエンジンクーリング中でした。本当はエンジンが冷えたら冷却水の量を確認して追加作業が必要なのですが、自分で行うので本日の作業はこれにて終了。

毎回、毎回、面倒臭い作業ばかり対応してくれるStudie横浜メカ河野さんには本当に感謝です。また、かなり面倒なパーツ調達を行なってくれた遠藤店長にも、この場を借りてお礼申し上げます。

私のE46は1999年に購入して今年で25年、四半世紀経過しました。エアコン関係は一通り交換してきたので、あと25年は大丈夫かな?笑

E46はもう古い車ですが、当ブログがまだ乗り続ける方の参考になれば幸いです。ちなみにStudieさんに「あいかわのブログを見た」っと言っても何も良いことは起こらないと思いますので、特に何も言う必要はございませんw

以上、「25年間使い続けたエアコン回りの部品交換を行いました(BMW E46)」でした。

 

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