リアメンバーマウントブッシュ交換(BMW E46)
- 2022/09/15 13:26
- カテゴリー:メンテナンス記録, Studie(ショップ)
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リアメンバーマウントブッシュ交換(BMW E46)
5月に行ったこちらの作業で、リアアスクルキャリア(リアメンバー)部分のブッシュの破損を目視確認したのでパーツを注文。コロナの影響や地球上で行われている戦いの影響で3か月かかってやっと純正パーツが届きました。多分ドイツ本国に在庫がなくて生産を待ったので3か月もかかっと思います。
自分の車はサスペンション関連はピロボール化してありますがマウントブッシュ系はBMW純正マウントのままです。現在は強化マウントは一切使用していません。一時、AC SCHINTZER製のフロントロアコントロールアームホルダを装備していましたが現在はノーマルです。
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マウントブッシュ関連をノーマルのままなのはいくつ理由はありますが、サーキットを走ってタイムを競っているわけではありませのでノーマルで十分だと考えています。(マウント系を固めて一般道を走るのは色々な意味でリスクが高いと思っています。)
今回、純正パーツの入手が時間がかかったのでアフターマーケットの強化ブッシュも検討しましたが、ロングサイクル系のパーツをアフターマーケットのパーツを使用すると次回同じパーツが入手出来ない場合が殆どで(製造元が製造終了、製造会社が無くなっている等)、またマウントブッシュ関連は実績の情報がないパーツは「1回走行しただけでダメになった」などという事が過去にあったため適当な物を選ぶぐらいだったらBMW純正のマウントブッシュを使った方が確実と考えています。(少し前に使用実績もない異国の知らないメーカーのマウントブッシュをSNS上でお勧めしている人を見かけましたけどリスクありすぎで怖いですね。)
また、リアアスクルキャリアを下ろす際にディフマウント、スタビライザサポートロッド(F/R)の交換もお願いしました。スタビライザーマウントのブッシュもお願いしたのですが、自分が装備しているAC-Schnitzer製のスタビライザーは径が異なるため専用品が必要との事でパーツ手配だけお願いして後日の交換となりました。
今回、丁度車検ということもありStudie横浜さんに車を預けて作業をお願いしました。(リアメンバーを下ろす作業の場合、基本預かり作業となります。)
リアアスクルキャリア(リアメンバー)を下ろすにはマフラー、ディフギア等を外す必要があるのでかなりの大作業です。パーツ代金よりも工賃の方が高いですね。
リアメンバーが外れました。
新品のブッシュを並べてもらいました。
殆どのマウントブッシュが傷んでいます。上記の写真のマウントブッシュは、
かなりひび割れていますね。このマウントブッシュは
上記のリアメンバーを固定する部分のシャーシ部分が破けてしまい、シャーシを補強した際に交換したので前回交換したのは2007年です。結構長く持ちましたね。
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リアメンバーを外したシャーシの状態はこんな感じ。
メンバーから古いマウントブッシュを外した状態です。
外したマウントブッシュは赤矢印の部分のように多数ひび割れていました。
新しいブッシュを取り付けていきます。
マウントブッシュ関連はこなしている台数が多分桁違いなのでStudieさんに任せて安心です。
リアメンバーのすべてのブッシュ(計7個)の交換が完了しました。
リアメンバーを戻す途中、スタビライザーのサポートロッドの交換を行いました。
今回、車検に向けて入庫点検後にフロントのスタビライザーサポートロッドのブッシュ破損を発見したので、一緒に交換してもらいました。幸いにも日本国内パーツ在庫アリでした。
フロントスタビリンクの新旧比較です。素材が変わったようですね。
フロントスタビリンクの交換完了です。この後、ブッシュ交換に伴いG-SWATにてアライメント調整をしてもらいました。
上記がリアメンバーマウントブッシュ調整前の測定値です。リアは当然TOEもCANも狂ってますがフロントもTOEは狂ってますね。フロントのCANは調整できず、ストラットタワーが割れたときからこんな感じです。ちなみにアライメントは普通に走っていれば半年ぐらいでアライメントは狂うものなので定期的に調整が必要となります。
上記が調整後のアライメント状態。調整範囲内でしたらリクエストに合わせて調整してくれますが、私は毎度お任せ状態です。Studieさんは綱島店舗から現在の横浜店に移転した直後にG-SWATを導入し、導入直後から繰り返しお世話になっています。当時サスペンション交換を行いG-SWATでいつでもアライメント調整できるというのはかなり理想的な状態で、画期的だったと思います。
現在は色々なアライメント調整機器があり自分もこれまで4種類ぐらいアライメント調整をしてもらいましたが、車両を乗せてタイヤを回転させて計測するG-SWATが一番安定している気がします。(ここで言っている安定とはもっとも癖が出にくいという意味です。)
今回、車検に向けた点検ですが特に大きな問題はありませんでした。ここ最近はコロナの影響で走行距離が伸びていませんのでブレーキ関連の消耗品もとくに問題なしでした。
今年行ったパワーステアリングホースの交換はパワステオイルの漏れもなくなりました。
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その他、数年交換していなかったことを思い出したので今回クーラント交換を追加作業でお願いしました。
前回のクーラント交換はラジエーター交換時に行ったのが最後でワコーズのクーラントブースターなどを入れてはいましたが4年経過していました。
新車購入から23年目、走行距離259,299km、車検は問題なく通過しました。(あだもちゃんありがとうね!)
今年になってHIDバルブ(D2S)のLED化し、光量などが気になっていましたが問題なく車検を通過しました。
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ま、LEDにした方がHIDよりも爆光ですからね。(笑)
今回、リアマウントブッシュ関連の交換を行ってくれたStudie横浜店、河野メカ、帆足メカ、この場を借りてお礼申し上げます。(毎回色々難作業に対応してくれて感謝します。)
E46に乗っている方で今回の作業内容が気になる方はStudieさんにお問い合わせ下さい。
以上、「リアメンバーマウントブッシュ交換(BMW E46)」でした。