ブローバイホース交換(2017年)
- 2017/05/19 14:03
- カテゴリー:オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
- タグ:#bmw, #e46, #ブローバイ, #オイルキャッチタンク
ブローバイホースの交換を行いました。
先日、こちらの記事で書いたオイルキャッチタンクからのオイル漏れを修理したときに、ホースの劣化が気になったのと、こちらでテスト的に取り付けたPCVバルブのホースにちょっと問題があるので、交換することにしました。
取り外したホースです。
オイルキャッチタンクを取り付けている人は、写真のようなスケルトンホースを使用しているので(すでにスケルトンじゃないですね。苦笑)、見慣れたようなホースの状態だと思いますが、車の純正パーツがスケルトンじゃないので、このように中が見えないだけで、どの車でもブローバイガス処理の経路はこんな感じになっているはずです。
余談になりますが、こちらでStudieの熊さんが紹介しているE46のブローバイガスのオイルセパレーター、CCVバルブは、完全に乳化してしまっています。冬場、アイドリングだけ繰り返すとブローバイガスのオイルミスト成分と水分が溜まりに溜まって完全に乳化してCCVバルブが機能しなくなります。
BMWに限りませんが、ドイツ車はCCVバルブはある程度経過したら交換するように作られているよう、ヤフーショップなどで、CCVバルブで検索をかけると、AUDIやVWなどのパーツも一覧に出てきますので、年式がある程度いっている車は要交換部品となります。(BMWに限らず、ドイツ車はロングサイクルで交換する部品が多いですね。)
国産車の場合、大半がクローズドタイプのブローバイガス還元装置のため、PCVバルブを使用した形になっていますが、この部分定期点検や車検で交換や状態確認・洗浄をしてくれないためか、寒い季節になるとよくトラブルになるようです。多分、PCVバルブを取り外ときにクランクヘッド側のグロメットが簡単に破損してしまうため、PCVバルブの取り外しは行わないでそのまま放置というケースが多いのだと思います。(グロメットの状態がよいうちに外して、パーツクリーナーで洗浄して、グロメットの経年劣化が少しでもみられたら交換すればよいだけなんですけどね。)
話がそれましたが、オイルキャッチタンクの取り付けで、ある程度の圧力に耐えるスケルトンホースを使うのは見栄えがよくありませんが、状態を確認できるメリットもあります。
取り外したホースは、PCVバルブの出口・入口の径、配管のニップル径がことなるため3種類のホースを使用しています。一番太い部分は、昔、通販で購入したブリジストン製ニュークリアーブレード(内径19mm/外形25mm)です。
2009年ぐらいにネットで検索してブローバイホースとして購入しました。こちらのブリジストン製ホースの一覧にも掲載されていますが、耐圧ホースで、残念ながら耐熱ホースではありません。エンジンルームでの使用はちょっと場所を選ぶ必要があります。
本来この部分は、こちらで使用したPA03シリーズを使用したいのですが、スペース的な問題で、PA03の外形が太いため取り付けることができませんので、ニュークリアブレードホースを使用しております。
写真の折れ曲がっている部分のホースは、こちらで使用したスーパートヨロンホースです。スーパートヨロンホースは、ホームセンターで簡単に入手できる耐圧、耐油ホースですが、熱には弱いので、長期間の使用で写真のように折れ曲がってしまいます。
残りのPCVバルブとオイルキャッチタンクを繋いている部分は、HPIのオイルキャッチタンクについてきたホースでどこの物かわかりませんが、かなり固く、耐圧性高いホースかと思われます。
オイルキャッチタンクへ入ってくるホースは、こちらの記事で交換した耐圧、耐熱、耐油ホースPA03を使用していますので、スケルトンホースではありませんので取り外して、パーツクリーナーで洗浄しました。
スーパーチャージャーとエアーフィルタの間につながる部分は一応、埃が入らないようにテープで蓋(笑)この手のテープは車いじりが好きな人、サーキット走行する方は車に積んであると思いますが、ガムテープのようにべたべたしないので1つあると便利です。
こちらは自分でアルミパイプをロウ付けして作成したホースジョイントです。内部はブローバイガスのオイルミスト成分がべったり。本来、オイルキャッチタンクで吸収されていなければいけないはずなんですけど。苦笑
今回オイルキャッチタンクバージョン4へ交換する前からの状態なので、ホースを交換してバージョン4の性能を確認したいと思います。
ホースの交換で綺麗になりました。
今回は、DIYで作成したホースジョインをPCVバルブと入れ替えて配管をすっきりさせました。PCVバルブはこちらで取り付けしてから半年以上になりますが、一応今のところ問題ないので継続使用する予定です。
今回交換したホースです。一番長いホースはこちらで交換したので、丸2年での交換となります。その他2つは、約半年で未燃焼ガスで焼けたり、オイルミスト成分でご覧の状態になりました。
ホース内部は、オイルミストがべっとりしているので、オイルキャッチタンクバージョン4でオイルミストが取れることを期待してます。(笑)
これでうまくいかなったら、オイルキャッチタンクをもっと冷やす方法を考えたほうがいいのかな?
以上、ブローバイホースの交換でした。