ブローバイガス経路に新規PCVバルブの取り付け(BMW E46)
購入したトヨタ自動車のPCVバルブの取り付け
こちらの記事(PCVバルブ購入編)で紹介したPCVバルブの取り付けを行いました。
取り付け場所は、スーパーチャージャーの入り口のサクションパイプ(エアークリーナー後)〜オイルキャッチタンクの間です。
とりあえず、漏れがないように、仮付けです。
このPCVバルブの取り付けによって、アイドリング中のブローバイガス量の吸い込み量制御(低減)が一番の目的です。
ちょっとエンジンを激しく回した後、どうしてもブローバイが増えるのか、しばらくアイドリング回転数が若干高いことがあります。
PCVバルブがはじめから付いているエンジンで、PCVバルブが故障して開いたままの状態で固着したときにも、同じようにアイドリング回転数が高くなります。
(未燃焼ガスを常に再度燃やすため、ガスが濃くなっているためです。)
この記事を読んで勘違いされる方がおられると困るので少しだけ補足しておきますが、ここで紹介しているPCVバルブの取り付け場所は、アイドリング中はスーパーチャージャーの吸い込み圧がほぼ大気圧のため、オイルキャッチタンク内の圧力が上がらない限り、ブローバイガスが吸い込まれることがありません。
さらに走行中は、スーパーチャージャーがある程度回転しているので、大気圧〜負圧となり、ブローバイガスをオイルキャッチタンクから吸い出そうとします。
つまりスーパーチャージャーの回転数に比例してブローバイガスを吸い込むことになりますので、ブローバイガス還元装置でPCVバルブを使用しているクローズド方式とはPCVバルブの使い方が異なりますのでご注意ください。
あくまでもブローバイガス還元装置の方式がBMWのシールド方式(PCVバルブに変わるCCVを使用した方法をPCVバルブを用いて再現しただけなので、通常のPCVバルブがはじめから付いている(2系統のブローバイガス経路がある)エンジンではありませんので、ご注意ください。