ブログ記事

エンジンコーティング剤、レビテック(Rewitec)パワーショットを使ってみました(BMW E46)

エンジンコーティング剤、レビテック(Rewitec)パワーショットを使ってみました(BMW E46)

1年以上前に購入したレビテック(Rewitec)パワーショットを入れてみました。多分、アマゾンのブラックフライデーで購入したんだったかな?

購入したサイズはエンジンの排気量に合わせてLサイズを購入しました。レビテック(Rewitec)パワーショットのMサイズとLサイズは容器が同じで容量が250mlと表示されていますが中身の液剤の量が異なりますので排気量に合わせてサイズを選択する必要があります。

今回、使用に至った訳はここ数回のエンジンオイル交換時、他の洗浄系やシール保護目的なエンジンオイル添加剤を使用していたのでレビテックを使うのを先延ばしにしていました。

今回11月にオイル交換をしてから走行距離もまだあまり伸びていなかった(400km弱)のでレビテックを使ってみる事にしました。

関連記事:エンジンオイル交換(261,628km)

 

レビテックを使用する前提で前回エンジンオイル量も控えめに入れたのと400km弱走行していればオイルが消費されて250ml量のレビテックを入れても「オイル量は問題ないだろう...」と考えていたので、とりあえずレビテックを入れる準備をして高速を走行してパーキングエリアで入れようと夜な夜な出発。

準備万端でレビテックを入れる

準備万端で出かけ、エンジンも十分温まった状態になったのでオイルがオイルパンに落ちるのを待ってオイル量を計ったのですが、なぜかオイルゲージマックス状態。前回のオイル交換時、規定量6.5Lに対して6.2L入れたので多分6Lぐらいしか入っていないと想定していたんですが全然オイル減っていません。

 

BMW E46オイル量計測方法

一応E46のマニュアルにはオイルゲージの計測は暖機してエンジンオイルをエンジン内部を巡らせてからエンジンを停止して5分後~にゲージ計測と記載されています。5W-30の粘度のオイルはこのエンジンでは大体5分でオイルパンに全量落ちてくることになります。現在のオイル粘度が5W-50で高温時の粘度が高めですが熱が入り切った状態でパーキングに車を止めて30分待ってもなぜかオイル量がMAXのまま。

前回のオイル交換時、オイルチェンジャーを使用してオイルを上抜きしたけど完全にオイルが抜けきらなかったのか?それともブローバイでオイル量が増えたのか?

もしブローバイでオイル量が増えたとしたらエンジン完全に終わってますね。って先週シャーシダイナモに乗せてパワーチェックしてベース193馬力のエンジンが375馬力も出ているんですけど、これでもエンジン終わっているとは考えにくいかな?

 

オイル量の謎は追及せず(笑)、とりあえず現在のオイル量を250mL減らす必要があるので、無い知恵絞って250mLエンジンオイルを抜く方法を考えました。

100均のスポイトとオイルチェンジャーのノズル

流石に250mLをドレンボルトを外して抜くわけにもいかないので、いつもオイル交換時に使用している100均で購入した大型スポイトとオイルチェンジャーのホースを使って少しづつオイルを抜いてみることにしました。

スポイトとオイルチェンジャーのホースでオイルを抜いている状態

オイルチェンジャーのホースに吸い上げたオイルをこぼさないように養生テープで固定した金属製のカップに繰り返しオイルを抜いていきました。

1回に抜ける量はオイルチェンジャーのホース内部に吸い上げたオイル量なので20mL~30mLぐらいでしょうか?オイル粘度もあるので繰り返し抜く作業を結構根気が必要です。

抜き取ったオイル量の計測

どこまで正確かわかりませんが計量できるカップに抜いたオイルを入れて240mL抜くことが出来ました。オイルは真っ黒ですが親油でも100kmも走行すれば大体こんなものです。

レビテックはオイル添加剤ではありません

これでレビテックを入れる準備が整いましたので再度高速を走行してパーキングエリアにてレビテックを投入することにしました。

レビテックのパッケージの説明書き

ちなみに上記はレビテックのパッケージの説明書きです。自分のレビテックの効果での期待は「コンプレッションの回復」と「ノイズ振動の軽減」ですね。エンジンの圧縮(コンプレッション)は先日Studieさんで計測してもらって6気筒のうち1,2番が200kpa程落ちていましたけど極端な差はなかったのと新品エンジンでのコンプレッションが不明なので良い状態なのか悪い状態なのかわかりませんが「良くも悪くもない」っといったグレーな感じなのでレビテックで少しでもコンプレッションの回復が出来れば良いかな~っと。

関連記事:「審判の日?BMW E46 プラグ交換&エンジンコンプレッション計測

ノイズ振動の軽減は23年間で26万キロも走ってきたエンジンなので必然的に期待な効果ですね。

レビテックパワーショットの使用方法

レビテックの使い方は、上記がレビテックのパッケージに記載されている使用方法となります。

ちなみにレビテックはエンジンオイルに入れるのでエンジンオイル添加剤と思っている人がかなり多いのですが、エンジンオイル添加剤ではなくエンジン内部コーティング剤です。なのでレビテックの事を「オイル添加剤」と書いているネット記事やショップなどはレビテックをわかっていないで説明していることになります。レビテックはエンジンオイルに混ぜてエンジン内部をコーティングしますが、エンジンオイルの粘度への影響はありません。(パッケージにも「潤滑油の性質を変えるのではなく」と記載されております。)

しかし「粘度への影響がまったくないのか?」と言われるとレビテック自体の粘度でエンジンオイルが薄まるのでゼロではありませんが、通常のオイル添加剤(粘度を上げる、下げる等の添加剤)とはまったく異なるものです。レビテックパワーショットの商品名でネット検索するオイル添加剤と勘違いしている人が多いようなので誤解がないように記載しておきます。

レビテックの入れ方は簡単だけど注意が必要

話がそれましたがレビテックの使用方法を見て気が付いた方もおられると思いますがレビテックはオイル交換時にオイルに混ぜて入れるものではありません。ネットのレビュー等にも記載されておりますがエンジンオイル交換時にオイルに混ぜて入れてしまうと本来の効果が得られません。熱が入った状態のエンジンオイルに入れることでレビテックが何等の反応を起こしてエンジンオイルと混ざってエンジン内部の金属表面をコーティングするようです。もしエンジンオイル交換時にレビテックを使う場合は、オイル交換時のオイル量をレビテック規定値分少なく入れて、完全に新しいオイルをエンジン内部に循環させてなじませて、オイルに熱が入ってからレビテックをエンジンオイルに追加する必要があります。

エンジンオイルの温度(油温)が読める車両ならば油温の確認が出来るので問題ありませんが、冷間時からの水温を見ての判断(例えば15分アイドリングする等)は油温が上がり切ってない事があるのでレビテックを入れる場合、完全にエンジンが温まり切ってから入れる方が良いかと思います。(あくまでも使用しているエンジンオイルによりますが。)

前置きが長くなりましたがレビテックを入れます。この時点での走行距離は

レビテック施術ときの走行距離

262,274kmです。エンジンオイル交換から646km走行後の使用となります。レビテックの使用方法にも記載されておりますが、この先レビテックのコーティングが完了するまでには1,500kmかかるのでそれまではオイル交換は避けた方がよいようです。

この手の製品は走行距離で目安が書かれていますが本来はエンジン稼働時間で書くべきだとは思います。まあ一般的には走行距離で示した方が楽ですからね。ちなみに昨年使用した RING-EEZE PLUSなどは走行距離とエンジン稼働時間が公式サイトには記載されておりました。(気になる方はこちらの記事をご覧下さい。)なのでレビテックの1,500kmというのはあくまでも目安となるかと思います。

関連記事:WAKO’S エンジンフラッシングオイル(E355)を使ってみた(オイル交換258,909km)

 

水温の確認

まずは水温の確認。ET91.2度でした。ラムダの値(空燃比)は1.0なので理想空燃比1:14.7になっています。ですがラムダの補正が-9.2%と-8.7%とアイドリング中かなり濃い状態。この濃い状態は完全にブローバイガスの影響です。

エンジンオイル温度の確認

続いて油温の確認。OT93.5℃でしっかりエンジンオイルが温まっています。ちなみに現在使用しているAZさんのエンジンオイル CER-996 レーシングは冷間時からの熱の入りが非常に遅いです。これまで色々なエンジンオイルを使用してきましたがここまでオイルが温まるのに時間がかかるエンジンオイルは初めてです。熱が入ってしまえばほぼどのオイルも大差はありません。あとピーク温度は少し低めかな?リキモリオイル10W-60よりも若干低め、ペトロナスとほぼ同等か少し上かな?(あくまでも私のエンジンの場合です)

 

いよいよレビテックを入れる

いよいよレビテックを入れます。こぼすことはまずありませんが一応オイルフィラーキャップの周りをウエスで囲みました。

 

レビテックを入れているところ

レビテックパワーショット自体はほとんど粘度がありませんでした。色はグレーかな?モリブデンみたいな色です。

 

レビテックのパッケージを最後の一滴までいれる

エンジンオイル投入口にすつぽり収まるのでさかさまにして3分程放置して、最後の一滴まで入れ切りました。

 

レビテックを入れてから高速道路を20分程走行

レビテックの使用方法にも記載されているとおり20分程高速道路を低いギアで3,000回転以上をキープして走行してきました。レビテック入れて少し走りだしてからすぐにメカニカルノイズが減ったのはわかりました。

 

レビテックを入れてから21キロ走行

この時点で走行距離は21kmでした。メカニカルノイズが若干減ったはわかりましたが、その他低いギアでの4,500回転以上の吹け上がりが非常によくなっていました。油量を確認して問題ありませんでしたので、レビテックの施術は終了です。

レビテックを入れてから435km走行

昨日、所要で414km走行。レビテックを入れてから435kmの走行後の状態ですが、明らかにエンジンからのメカニカルノイズが減りました。

他のエンジンオイル添加剤で粘度を上げるタイプのものは、添加剤を入れた直後はしばらくの間どれもメカニカルノイズが減り(静かになる)、状態としては似たような感じでしょうか?

ただレビテックはオイル粘度調整によるメカニカルノイズ低減作用ではないので、レビテックの効果がどのくらい持続できるのかが気になるところです。
一応説明書きの「ご使用上の注意」には通常使用で5万キロ効果が持続するとの事なので、オイル添加剤などとはちょっと異なり長期間状態をキープできるようです。コーティング完了の1,500kmまで走行して何か気づいた事があったら、追記報告したいと思います。

以上、「エンジンコーティング剤、レビテック(Rewitec)パワーショットを使ってみました(BMW E46)」でした。

追記:2023/1/27

昨夜、ブローバイラインの変更を行い、高速道路をテスト走行してきました。

昨夜の高速パーキングエリア

エンジンのメカニカルノイズはレビテックを使用前より若干ですが静かになったと思います。その他レビテック投入前とあきらかに変わった点は排気音。走行時の排気音もかわりましたが、アイドリング時マフラーの側で聞いた排気音が明らかにこれまでとかわりました。レビテックを入れてエンジンシリンダー内部の気密性が上がった恩恵だと思いますが、ちょっと「太めな音」になりました。

 

ページ移動

ユーティリティ

スポンサーリンク


検索

エントリー検索フォーム
キーワード
例:abs修理、メーターフード自作

過去ログ

Feed