続・エンジンコンプレッション計測(BMW E46)
続・エンジンコンプレッション計測(BMW E46)
昨年9月にこちらの記事で計測したエンジンの各シリンダーのコンプレッション計測結果は以下の通りでした。
関連記事:審判の日?BMW E46 プラグ交換&エンジンコンプレッション計測
各シリンダーの最大値と最小値一覧でまとめると以下のようになりました。
2022年9月30日圧縮計測(各シリンダー最小値)
シリンダー | Kpa | bar |
1番 | 1050Kpa | 10.5bar |
2番 | 1060Kpa | 10.6bar |
3番 | 1200Kpa | 12.0bar |
4番 | 1200Kpa | 12.0bar |
5番 | 1210Kpa | 12.0bar |
6番 | 1210Kpa | 12.1bar |
2022年9月30日圧縮計測(各シリンダー最大値)
シリンダー | Kpa | bar |
1番 | 1120Kpa | 11.2bar |
2番 | 1130Kpa | 11.3bar |
3番 | 1250Kpa | 12.5bar |
4番 | 1250Kpa | 12.5bar |
5番 | 1300Kpa | 13.0bar |
6番 | 1280Kpa | 12.8bar |
1,2番シリンダーの圧縮が低めですが基本的に10barを超えています。もともとのこのエンジンの圧縮データがわからないままだったのですが、手持ちのTISのPDFデータにM52TUB28のエンジンデータが見つかりました。
上記の表の一番した「Compression pressure (approx. equal value for all
cylinders)」(日本語だと圧縮圧力(全シリンダーでほぼ等しい値
シリンダー))の部分に最低10bar、ほぼすべての等しい値として11barと記載がありました。今回の計測結果の最小値で見てもメーカーの規定値の圧縮は保てていることになります。また全シリンダー11bar前後の圧縮にはなっていますね。結構大雑把な数値ですが量産エンジンだとこんなものでしょうか?
既に23年26万キロ走行し、後付け過給機を搭載して17万キロほど走行しているのでかなり過酷な状態であったにもかかわらず、何とか規定値以上の圧縮が保てていました。
先日のシャーシダイナモ計測でも一応パワーは375馬力出ているのでエンジンはまだ大丈夫そうですね。オイル上がり、下がりの症状もありませんが、ブローバイガスの量が多いことに困っています。
関連記事:シャーシダイナモに乗せてきました(BMW E46)
以上、「続・エンジンコンプレッション計測(BMW E46)」でした。