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時は来た!(笑)オイル添加剤RING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)を試す

時は来た!(笑)オイル添加剤RING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)を試す

現在ここ数年使い続けてきたオイル粘度10w-60と比較するとかなり柔らかい0w-40の粘度オイルを入れています。

関連記事:

エンジンオイル交換256,683km(BMW E46)

色々な理由があるのですが自車の指定オイル粘度は5w-30でw側(ウィンター側)はエンジン冷間時(始動性等)に影響するだけなので基本的に熱が入った状態の粘度で判断すると、長きに渡り使い続けてきた60から40に落とすとかなり柔らかいオイルとなります。

しかも前回のオイル交換時、規定値である6.5Lではなくオイルゲージ中央~下範囲に収まる6Lだけ入れて現在(5/22)約1,000km程走行。

0w-40と10w-60の粘度を変えてのインプレとしては特に大きな差は感じませんでした。「柔らかい」とか「始動性が良くなった」とか「エンジンが軽い」とか「吹けが良い」とか、オイル粘度を下げてみましたが大きな差をほぼ感じていません。単に私が鈍感だと思いますが(笑)、10w-60クラスの化学合成油になると高額なオイルなので、ある一定の粘度を超えると熱が入った時の油膜の違いだけで、オイルのフィーリングに対する差をあまり感じなくなるじゃないですかね?

フィーリングではなく具体的な数値でオイルの違いを示すと、いつものホームコースで0w-40の方が油温のピークが5度前後ぐらい上がりました。やはりオイル粘度による油温差はありますね。その他、熱が入った状態でのオイルのさらさら感が0w-40の方がやはりあります。オイルを手に取っ手みるとオイル粘度が無いって感じではありませんが10w-60クラスのオイルはやはり熱に強いといった感じがありました。

0w-40のオイル交換から約1,000km、そして時は来た!(笑)

オイル交換後やりたかった事として、オイル粘度を下げてVANOSの動作状況を確認したかった事、そしてエンジンを0w-40のオイル粘度になじませて自分自身もこのオイルでのエンジンの感覚を掴んでから「凄い効果がある!」と噂されるオイル添加剤バーダル(BARDAHL)社のRING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)を使用してみたかったので早速入れてみました。
※ちなみに粘度を下げたVANOSの動きに関しては特に違いは感じられませんでした。(設定を色々と変えてみましたがカムの動きに差はあまり感じられませんでした。)

バーダル社リングイーズプラスを使う理由

こちらの記事でN54Bエンジンのインマニを流用したストレートインマニに交換後エンジンのフィールはそんなに変わっていないのですがブローバイガスが急激に増えてしまいました。後付けスーパーチャージャーの加給によるフルブースト時はブローバイガス増大はしかたないのですが、アイドリング域でもかなりブローバイガスがかなり多い状態が発覚。

新車購入から24年目25万キロ走行しているので流石にエンジンはくたびれてきてはいるのですが、

  • マフラーから白煙が出るなどの症状もない(気温が低いと水蒸気は出る)
  • オイルが大量に減ることもなく従来通りしか減らない(大量に減ることはない)
  • エンジンパワーはノーマル比の倍近くの388馬力出て、トルクもある
  • 自分的な五感でもエンジンが不安定な要素は1つも感じない

のですが、とにかくブローバイガスが多い、というか以前に増して増えた。

ブローバガスが多い状態でMotecの燃料設定を行うと濃すぎる状態なので、ブローバイガスがあまり発生しない冷間時(燃料補正が働いていない時)は燃料が薄くなりすぎて燃調が狂う始末。(燃料リーンによるアフターファイヤー発生)
ブローバイガスのリターンを外して燃料マップの調整を行ってもらい、現在は冷間時の走行も安定し、ブローバイガスが影響しているであろう高速道路走行後の燃料が濃い状態は、ラムダ補正は-13%以上でなんとか安定しています。

元々BMWのM52TUBはブローバイガスが比較的多いエンジンなのですが、ストレートインマニ装備後からの燃料関連が大きくかわり、従来と比べると違和感というか違いがかなり大きくなったと思います。

原因の1つにDISA(可変吸気システム)がなくなったので、低回転域でインマニ内部での空気密度が薄くなった事で、燃料が濃い状態に陥っているのかもしれません。

その他、ブローバイガス増える理由としては、経年劣化によるピストンリングの摩耗、またはピストンリングの固着が考えられます。これが原因として一番有力なのですが経年劣化によるピストンリングの摩耗ならば、オイル上がり症状がもっと顕著にみられると思うのですが、オイル上がりしている感じは特にありません。暖機時気温が低いときはマフラーから白煙が少し出ますが、手で触って確認してみても水蒸気でオイルっぽい感じはほぼ皆無、オイル臭もなし。エンジンオイルが極端に減るわけでもないし、ラッシュアジャスター(HVA)、やVANOSユニットこの2年で交換済みだし「もうエンジンがダメ」だと言われればそれまでなんですけどインマニ交換後パワーもトルクも以前よりも確実に出て乗りやすくはなっているので、エンジンがくたびれてきているのは事実ですが、スーパーチャージャーを装備してから16年経過した今が一番安定している感があります。しかしブローバイガスが多い。

ピストンリングにフォーカスしてみると考えられるのはピストンリングの固着が原因と推測。圧縮計測して判定すれば原因ははっきりしますが、ピストンリングの固着で思い当たる点として昨年の夏、MAPセンサーの負圧ホースが抜けてプラグをかぶらせてしまった事があり、(詳細はこちら)少なからずこの時取り外したプラグの状態から燃焼室内部はかなりカーボンが溜まってしまい、これがピストンリングにかなり悪影響を及ぼしてしまったかもしれません。

かぶらせてしまったときのプラグの状態

上記はかぶらせてしまったときのプラグの状態です。全く火花が飛ばない状態で、この状態ならピストンリングが固着してもおかしくはないかな?(苦笑)オイル交換は新車購入から確実必要以上に行ってきているのでオイル交換しなかった事によるピストンリングの固着などではないかと思います。

ピストンリング固着に対しての対策方法を色々と調べてみるとオイル添加剤のバーダル社のRING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)というオイル添加剤を発見。色々なサイトのレビューを見たり、ブログ記事等を見るとこのオイル添加剤に対して否定的な内容の方が少なく、大絶賛している人が多いわけでもないけど、とにかく「効果がある」という意見が大多数でしたのでRING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)を使う準備が整ったので使用してみました。

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上記がアマゾンから購入したRING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)です。RING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)について検索してみるとここ5年ぐらいでRING-EEZE PLUSという名前に変わったらしく以前のものは量ももう少し多くPLUSが付いなかったようです。
上記のボトル容量は350mlで、エンジンオイル量に対してい8%~13%で添加する(パッケージにはエンジンオイル3~5リットルに1本と記載されています。)とのことなので、6リッターのエンジンオイルには最低でも500mL入れて8%オーバーとなりますので2本必要となります。

RING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)説明書き

上記がパッケージの説明書です。RING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)に関して色々なサイトの情報を漁ってみたところ、PLUSが付く前のリングイーズの頃、平行輸入物の偽物とがあったとか。一応パッケージに日本語説明があれば大丈夫かと思います。

エンジンにRING-EEZE PLUSを1本入れた

早速、RING-EEZE PLUSを入れてみました。オイル量が規定値6.5リットルに対して6リットル入れてあるので最低濃度の8%を満たすにはRING-EEZE PLUSは丁度残りの500mL入れる必要があります。

RING-EEZE PLUSを150mL計測した

 2本目は150mlを計量カップで計測してエンジンに入れました。これでエンジンオイルとトータルで6.5リットル。6リットルに対して0.5リットルのRING-EEZE PLUSを入れたのでRING-EEZE PLUSの濃度はエンジンオイルに対して約8.3%になります。

軽量カップで計測したRING-EEZE PLUSをエンジンに入れる

本当は13%で入れたいぐらいですがRING-EEZE PLUSの最低規定量を満たすように入れてみました。


IMG_0125.jpg

RING-EEZE PLUSをエンジンオイルに入れてから15分のアイドリングさせ、油温がしっかり上がった事を確認(87.7℃)しました。RING-EEZE PLUS遅効性なのであとは普通に走行するだけです。説明書には3,000~5,000km走行しろと書かれていますが、オイルの状態を確認しつつ最大で3,000~5,000kmでオイルフィルター込みで交換する必要があるという意味かと思われます。購入したパッケージには記載がありませんでしたが走行距離ではなく使用時間(Hour)指定では、75時間〜125時間で交換するように指定があるそうです。エンジンが動作している間は常にオイルが循環しているのでオイル添加剤の場合は時間指定の方が正しいような気もしますね。

あまりにもオイルが汚れるようだったら3,000km待たず1,000kmぐらいでもオイル交換しているユーザもいました。オイル交換を怠っている車両の場合RING-EEZE PLUSを使用するとオイルがタール状になってしまう事もあるため500km走行毎にオイルの状態を確認する必要があるとの事です。
ネット上の情報なのであいまいな情報が多いのですがRING-EEZE PLUSを入れると「オイル粘度が下がる」という人、RING-EEZE PLUSを入れると内部のカーボンがオイルの落ちるので「オイルが汚れて粘度が上がる」という意見もありました。ネット上には色々な情報がありましたがオイルの汚れ具合をみつつオイル交換を行うのが最もベストかと思います。

RING-EEZE PLUS投入完了

RING-EEZE PLUSを入れたときの走行距離

RING-EEZE PLUSを入れてからのオイルの状態を確認したいので、まずはRING-EEZE PLUSを開始した走行距離は257,677km(5/22日)。現在入れてあるエンジンオイルは4/23日に交換して、そのときの走行距離は256,683kmでオイル交換後、約1,000km走行してRING-EEZE PLUSを入れました。

何日かオイルの状態を確認するために高速を走ってRING-EEZE PLUSを入れてから152km走行後のエンジンオイルの状態を確認してみました。

152km走行後のオドメーター

オイルディップステックのオイルをウエスで吹いてみると、オイル交換後トータル1,100kmにしてはかなり汚れているように見えます。

オイルの汚れの状態

Twitterのフォロワーさんにはすでにお見せしたのですが、実はRING-EEZE PLUS入れる前のオイルの状態とRING-EEZE PLUSを入れてから152km走行したオイルの状態の比較は以下の通りでした。

RING-EEZE PLUSを入れる前後でのオイルの汚れを確認

左側はオイル交換後994km走行後RING-EEZE PLUSを入れる前のオイルの状態です。994km走行したときのオイルは殆ど汚れていません。そして右側は先のオイルを確認したウエスを一晩おいた状態(一晩おくとウエスに滲んで薄くなつています。)

RING-EEZE PLUSを入れて152km走っただけなのに急激にオイルが汚れているのがわかります。(ウエスの濃くシミになっている部分はオイルディップステックの針金部分の汚れです。)

1,000km近く走行してもほとんど汚れていないオイルがRING-EEZE PLUSを入れて152km走行しただけでこれだけ汚れるということは、走行距離を伸ばすともっとオイルが汚れるかと思われます。噂通りRING-EEZE PLUSの効果はかなり高いとわかります。

このままもう少し走行距離を伸ばしてオイルの状態を確認していきたいと思います。

その他RING-EEZE PLUSを入れた後の車の状態ですが、多くのRING-EEZE PLUSのレビューで書かれている「エンジンノイズが静かになった」という事は感じられませんでした。ただ排気音の低音が少し太くなった感じがします。オイル上がりに効果があるRING-EEZE PLUSがピストンとエンジンブロックの隙間を埋めて少なからず圧縮があがって排気音に影響したと推測しています。このブログの過去ログでワコーズのCore503を入れたときにも似たような事を言ってますね。(笑)まあCore503のときに近い感じかな?

関連記事:ワコーズ(Wako's) Core503を試す

また、RING-EEZE PLUSについて経過報告をしていきたと思います。

以上、「時は来た!(笑)オイル添加剤RING-EEZE PLUS(リングイーズプラス)を試す」でした。

追記:RING-EEZE PLUSの効果結果はこちらの記事でご覧いただけます。

 

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