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エンジンオイル交換256,683km(BMW E46)

エンジンオイル交換(BMW E46)

前回のオイル交換から約半年、距離は1,800km程しか走っていませんが、夏前のこれから暑くなる前にオイル粘度を落として状態を確認したかったのでエンジンオイル交換を行いました。

関連記事:DIYでエンジンオイル交換(BMW E46)

ガレージ保管になった事もあり前回よりDIYでオイル交換を行っておりますが、廃油処理さえ確実に行えるならば銘柄、粘度の異なるオイルを試す事が出来るのでやっぱいいですね。ただ、ものぐさな私としてはオイル交換作業は面倒ですが、車の状態も確認できるので出来るならば悪くないです。(笑)

暖機してオイルの温度を上げた

現在入っているオイルは10W-60のかなり硬いオイルなのでまずは暖機。上記のMotecのMDDのOTはオイルテンプ(油温)を示しています。写真のように73.5℃まで暖機してエンジンを停止してオイルを抜きました。オイルを抜くだけのために73.5℃は高い温度かもしれませんが、オイルハウジング部分の温度なので実際の油温は60℃超えたぐらいだと思います。

Mobil エンジンオイル モービル1 0W-40 SN 4L 117491

今回のオイルは粘度を0W-40まで落としてみて様子をみてみる事にしました。ここ数年粘度高めの10W-60を入れてきましたが、前回入れたLIQUIMOLYオイルはタペット音が結構気になりましたね。 LIQUIMOLYオイルの10W-60はE46M3をベースに開発されたオイルなので同粘度の他社のオイルと比較しても少し特殊要素があるような気がします。あくまでも私の車両での比較ですが、これまで使用してきたPETRONASの10W-60の方が油温が少し低めでした。あとはLIQUIMOLYオイルの10W-60の方が少し重さを感じたかな?人の五感なんてあてにならないとは思いますが、悪くはないけど良くもないといったかんじでしょうか?

今回は世界標準的なオイルであるMobil1の通称「金缶」と言われるグレードのオイルを選択。選択理由はMobil1などのごく一般的(入手が簡単でどこでも手に入るという意味)なオイル銘柄の粘度で様子をみてみたかったというのが理由です。

また私の車のエンジンの指定オイル粘度は5W-30ですが、過給機が付いていることもあるのでオイル粘度高温側だけ40に上げました。W(ウィンター)側はこれからの季節というか私の住んでいる地域では特に何を選んでも大きな差はないので気にしていません。オイル粘度に関してのウンチクは人それぞれ色々な考え方がありますが、よほどの極寒でなければ基本的に最近のオイル規格では高温側だけの粘度を重視すればよいかと思います。

っと言いつつも、多分自分の車で0Wなるオイルの使用は初めてなので、少し始動性に変化がある事を期待。(笑) 昔、ゴールデンウイーク連休中にオイル交換しにいったらオイルが売り切れで当時Mエンジン向けに用意していた20W-50というオイルを入れた事がありますが、夏場でもクランク時重さを感じた事があります。

ポイパックとBOSCH製のオイルフィルタ

で、早速オイル交換開始。使用するのはいつものポイパックBOSCH製のオイルフィルター。このポイパックはアマゾン専売みたいです。丁度6.5LなのでE46の6気筒エンジンには最適なサイズです。

 ポイパックの準備


まずはポイパックの準備。説明書通りにやるとこんな感じですかね。

 今回は下抜きメインでオイル交換作業を行いました。

今回は下抜きメインで行いました。前回はオイル吸引ポンプのみで行いましたが、ほぼ全量抜いた後、オイルポンプで吸引という2段構え。そこまで気を使う必要もないんですが、大きく粘度も変えるので一応念のためです。
アイドリングしてオイルが上がった状態なので下抜き放置で完全にオイルが出てこなくなるのに1時間ぐらいかかりました。

下抜きでオイルが抜けるのを待つ

下抜き放置中に緩めたオイルフィルターを取り外したかったんですが、ポイパックを床から移動できないので同時作業が出来ません。(苦笑)

BOSCH製のオイルフィルターに付属しているフィルターキャップのOリングとドレンボルト用の銅ワッシャー

ドレンボルトの銅ワッシャーを今のうちに用意。BOSCH製のオイルフィルターにはフィルターキャップのOリングとドレンボルト用の銅ワッシャーが付属していますので、ドレンボルトをパーツクリーナーで洗浄してから交換します。

ベントレーのE46マニュアルのオイル交換に関する締め付けトルク

ちなみにドレンボルト、オイルフィルタキャップの締め付けトルクはどちらも25Nmです。ドレンボルトを緩めるのには17mmだったかな?のソケットとロングスピナーハンドルを使用して緩めた後手回しで外しました。締め付けは先日導入したデジタルトルクレンチを使用しました。

SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 3~60N・m SDT3-060


オイルフィルターキャップを固定するオイルハウジング側のネジ部分は結構弱くナメやすいため、オイルハウジングに合わせてキャップは樹脂で作られています。そのためこの部分の締め付けトルクは厳守する必要があります。

ここ最近、M52TUB/M54Bエンジン用のオイルフィルターキャップでアルミなどの金属製の物が売られているようですが、この部分は金属にするとオイルハウジング側のネジをナメてしまう危険性があるので、ノーマルのままが一番です。過去に油温計測のためセンサーを埋め込むために金属製の蓋に交換しようと試みましたがハウジング側がNGとの事でした。もし金属製のオイルハウジングにしたい場合、方法としてはS54Bエンジン用のオイルハウジングの移植が一番楽のようです。加工が出来る環境があれば移植はそんなにハードルが高くはありませんが、こちらのHack EngineeringさんにはS54BのオイルハウジングをM52TUB、M54Bに移植するためのスペーサーが販売されています。

関連リンク:

Hack Engineering S54 Oil Filter Housing P/S Adapter Spacers (M52/M54)

結構、海外のE46乗りの中ではS54Bのオイルハウジング移植は流行っているみたいです。

取り外したオイルフィルター

話がそれましたがオイルも抜けたのでフィルタの取り外し。フィルタが黒くなるのは当然なんですけど、こんなものですかね?スラッジとか金属的な物をさすがに見当たりませんでした。

新しいオイルフィルター

新フィルターです。ベントレーのE46マニュアルには上記のオイルハウジングキャップの中央の緑のOリング2つは要交換指定になっているんですけど、交換のたびに用意した方がいいのかな?何年も交換してないけど...。

オイルハウジング部分に溜まったオイルを吸引

オイルハウジング部分のオイルも綺麗に吸引しました。この部分どうしても100ccぐらいは溜まったままになってしまいますね。オイルチェンジャーが無い人は100円均一で売られている大きめなスポイドを使って吸い出しすればよいかと思います。

オイルジョッキでオイルを注入

ドレンボルトの締め付け確認、オイルフィルタの締め付け確認後、新しいオイルを入れました。オイルジョッキは蓋つき2リットルを使用して3回に分けて6リットル入れました。オイルジョッキは繰り返し再利用するので保管がしやすい蓋つきがやはり便利です。ちなみにオイルジョッキを使用後パーツクリーナーで洗浄して埃がつかないように保管しています。

オイルの規定量は6.5Lですが、オイルゲージ中央より下になるようにして少な目にオイルを入れるようにしました。エンジンオイルは基本的に多いより少な目がセオリーなのですが、お店での交換はオイル量が少ないと文句を言われるためか、規定量以上で入れる店が圧倒的に多く、その結果、オイル量を多く入れたことによるトラブルばかりを見受けます。
特にBMWのエンジンは歴代オイル消費が激しエンジンが多いためゲージMAXで入れるのが基本みたいな風潮があるように思います。定期的にオイル管理していればオイル量に関しては問題ないと思いますが、ショップやDラーに任せて放置な場合、オイルが減って警告灯が付くなどのクレームを避けるためでしょうかね。

現在の走行距離は256,683km

前回の交換は254,885kmでしたので、1,800kmしか走ってません。原因は何となくわかってますがオイル真っ黒でしたね...。(苦笑)

INPAのオイルサービスリセットメニュー

INPAからクラスターユニット(メーターユニット)にアクセスしてSII(サービス・インスペクション・インジゲーター)リセットオイルを行ってみました。

リセットを行うと25,000kmになります。噂では2,000km以下(23,000km以上)だとリセットできないとの事でしたが、

オイルサービスリセットをしても24,800kmままでした。

噂通りリセットしても変わらず、24,800kmのままでした。

これから夏に向けて、ここ数年使用してきた高温60の粘度のオイルを40まで落としてオイルの消費の状態、オイル粘度の状態、油温維持の状態、ブローバイの様子等をみていきたいと思います。これまでオイル交換は店舗が持っているオイルに粘度が限られておりましたが、DIYでオイル交換できる環境になったので自分の車にあったオイルを模索していきたいと考えています。

以上、「エンジンオイル交換(BMW E46)」でした。

 

 

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