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カーテシーランプをスモールライト連動化(その1)

カーテシーランプをスモールライト連動化(その1)

自分的には非常に気に入ったカーテシーランプですが、昼間は点灯しているか、ほとんどわかりません。

現在はドアを開いたときに点灯する室内のフットランプに連動させているのですが、スモールライトをオンの時にドアを開いたらカーテシーランプが点灯するように仕様変更することにしました。

 

BMW E46のスモールライト信号

BMW E46のイルミネーション信号は、明度調整が利くようになっており、スモールライト連動ではありませんので、今回のカーテシーランプへの信号としては使用できません。

フロントライトやテールライトのスモールライト信号は、LCM(ライトコントロールモジュール)による、コールドチェック(エンジンを始動した直後に行われる玉切れ確認)とホットチェック(ライトオン時の通電確認)が入るため、スモールライト信号として使用するとこれらのチェック機能に連動してしまいます。

そのため、スモールライト信号として使用できるのは、リアのライセンスプレートライト(ナンバー灯)が点灯状態になったときに連動するようにします。

また、ライセンスプレートライトはLCMの内部回路の特性上、一定電圧以上でONするようにし、更にLCMと電気信号的に分離(アイソレーション)する必要があります。

 

テスト回路を作成してみる

ブレッドボードによるテスト回路

まずはテスト回路をブレッドボードで試作。

今回は、簡易的に作成するため、過去に作った回路をLCMからのスモールライト信号をフォトカプラでアイソレーションして動作させるようにしてみました。

関連記事:

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本当は、NチャンネルMOS FETを使用してMOS FETの内部抵抗を下げた回路にしたかったのですが、ちょっと大がかりになるので、簡易的に作成。

過去にNチャンネルMOS FETを使用したハイサイドスイッチ回路を作成したときの基盤に余りがあるのでカーテシーランプ用に1つ作成しようかとも思いましたが、手持ちのPチャンネルMOS FETを使用して作成しました。

関連記事:

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手持ちのLEDを接続して、2電源(スモールライト用電源と主電源)を用意して動作確認。

基板に回路を作成して動作確認中

正常動作したので、ヒシチューブにくるみ、ヒューズを取り付けて一応完成です。

完成した回路をヒシチューブでくるむ

使用したMOS FETは最大で30A流せるので、今回左右のカーテシライトを点灯しても0.3Aしか流れませんので、100倍近くの余裕があり発熱は皆無です。

一応、この電源回路にヒューズを入れてありますので、カーテシライト側でショートした場合、この電源回路に流れる電流を制御して保護するようにしてみました。

LCM本体のコネクターのピンアサイン情報があるので、あとはLCM側の状態を再度確認し、後日取り付けを行ってみたいと思います。

以上、「カーテシーランプをスモールライト連動化(その1)」でした。

 

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