オイルキャッチタンクのその後...(3)
- 2025/10/03 11:31
- カテゴリー:オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
- タグ:#bmw, #e46
オイルキャッチタンクのその後...(3)
この記事は自分用メモです。
10月に入り、やっと夏の暑さも落ち着いてきたのでオイルキャッチタンクの洗浄を行いました。
走行距離は276,094km。前回の8月のこちらの記事から267kmしか走行していませんでした。日本国内も夏場の気温が40℃を超えるようになり、25年経過した車を夏場走行させるのは色々とリスクが高いため、夏場は気分的に走行を控えてしまいます。BMWの場合、全世界を走る前提なので外気温40℃台の中でも問題なく走行出来るとは思いますが、ガソリンエンジンに取って吸気温度が高いことは百害あって一利なし。夏場はやはり走行は控えた方がいいでしょうね。
今回も毎度のブローバイラインの状態を1つ1つ確認。
まずはサクションパイプ前のエアフロの状態確認。オイルの付着はなさそうです。
走行距離が短いこともありサクションパイプ内部のオイルの飛び散りは殆どなし。付着したオイルが薄っすらサクションパイプ内部にオイルが付着している程度でした。
続いてオイルキャッチタンク内部の確認。何も溜まっていませんでした。夏場は水分は殆どたまらないので前回と同様でした。オイル添加剤やフラッシングを繰り返し行い、一時期酷かったブローバイガスに含まれるオイル量は激減。ということはブローバイガスの量が減ったという認識でいいんですかね?
一応パーツクリーナーで洗浄すると薄っすら色が付きますので、オイル成分が少しだけオイルキャッチタンク内部に付着しているようです。
オイルキャッチタンク上部にはオイルが付着していました。状態から判断するにオイルセパレーター内部に溜まったオイルが時間をかけて垂れてきた感じでしょうか?
オイルセパレーター内部をパーツクリーナーで洗うとオイルとスラッジみたいなのが出てきます。オイルキャッチタンク内部のステンレスメッシュに付着したものが流れ落ちてきているようです。
今回、久しぶりにエンジンヘッドカバーのグロメットの状態も確認しました。
こちらのアルミエンジンヘッドカバー装備時に散々悩まされたオイル漏れは一切発生していません。エンジンヘッドカバーはある程度エンジンヘッドにネジれて装備されているため、アルミエンジンヘッドカバーの場合ネジれなくなるためグロメットとガスケットで押さえつけるだけではダメって事です。ノーマルエンジンの場合クランク圧は負圧か大気圧にしかならないのでアルミエンジンヘッドカバーを装備してもオイル漏れが発生することはほぼ発生しないので気が付かないだけだと思いますけどね。あとはM52TUBとM54Bエンジンでイグニッションコイル形状がかわったのでM54Bだと大丈夫かもしれませんが、M52TUBだとダメなのかもしれません。どちらにしてもアルミエンジンヘッドカバーの精度の問題というよりも素材の問題と判断して間違いないようです。
続いて3Dプリンターの出力サービスを使用して自作したアルミインテークマニフォールドアダプタの状態確認を行いました。目視レベルでの確認ですが、エンジンとアダプタの接続部分からの漏れはなさそうです。もし激しく漏れていた場合、インマニ内部は正圧になるのでブローバイのオイル漏れ等の跡があったりするので目視で大体わかるかる感じ。本来はスモークテストした方がよいんでしょうけどね。最後に行ったスモークテストはこちらの記事でもう1年以上前ですが、アイドリングが下がらない等の問題は発生していないので大丈夫でしょう。
続いて負圧ラインの状態確認を行いました。インマニからの負圧はMapセンサー、ブローオブバルブ、ブーストメーター、チャコールキャニスターベントバルブなどの各ホースの状態確認。
チャコールキャニスターベントバルブの経路のホースに上記の用にホースに亀裂を見つけました。
ホース内側には亀裂はありませんでしたが、ホースのあまりがあったので交換しました。サイズを合わせてホースカッターで切り出しました。
当方の車は通常よりもシビアコンデションなので定期的に要メンテです。
以上、「オイルキャッチタンクのその後...(3)」でした。