BMW E46 アルミエンジンヘッドカバー(トラブル編3)
BMW E46 アルミエンジンヘッドカバー(トラブル編3)
あまりシリーズ化したくないですが、前回の記事で行った対策後、引き続きトラブル発生。
取り合えずいつものようにホームコースを走行して、途中のパーキングでエンジンカバー取り付けた状態で見える11個のアルミエンジンヘッドカバーのグロメットからの漏れが無いか確認。この11個のボルトはもう大丈夫っぽい。漏れ箇所無し。
この日は満月の翌日ということで月が綺麗でした。なんか左側の電灯も月に見えるので月が2つあるみたい。(もしかして地球外だったりw)
今回はフルブーストは前回の対策の様子見ということでフルブーストはかけずに0.4kg/cm2ぐらいのブースト圧をかけて走行。(ちなみに現在のピークブーストは0.65kg/cm2です。ターボと異なり回転数に比例して過給圧が決まるスーパーチャージャーは回さなければ過給圧を抑えられます。)
自宅に戻って早速問題個所のオイル漏れ確認。しっかりばっちり漏れてます。(苦笑)上記の写真見て頂くとわかりますがグロメットの中央の穴がワッシャーの外側まで飛び出ています。これじゃ漏れて当然。もちろん締め付け時はこんなじゃなかったんですが、確認しようと思って前回のブログにも写真無いわ(苦笑)
状況的には前回グロメットの中央下の空間を内部から上方向に押さえつけるためガスケットワッシャーを複数枚入れてグロメットを下側からも押さえつけられるようにしたことが原因。前回の対策は大失敗ですね。
ですが大失敗した事から上記のようにネジで押さえつけられたグロメットが右側にずれてしまうのはこのアルミエンジンヘッドカバーのネジ部分のグロメットが配置に形状的な問題があるということがわかりました。グロメットを押さえつける部分回りのスペースがぎりぎり過ぎて押さえつけるボルトに対してグロメットが斜めに押さえつけられていました。グロメットのみをアルミエンジンヘッドカバーに指で押し付けてみると、はまりの悪い事がすぐわかりました。
ちなみに上記はノーマルのエンジンエッドカバーの同じグロメットを取り付ける部分。グロメットははめて確認してみるとグロメットが平に収まります。
上記は取り外したグロメットとボルト。今回、この部分だけ交換3回目ですが亀裂は入りませんでした。内部にガスケットワッシャーを入れて押さえつけた事によって亀裂は入らなかったようです。
やっぱりアルミエンジンヘッドカバーダメかなー。っというのが現在見解。このグロメット部分からの漏れ対策方法として考えたのは2つ。
- グロメット外径を削りアルミエンジンヘッドカバーとグロメットのあたり部分を小さくする。
- アルミエンジンヘッドカバー側を削りグロメットが平に収まるように加工する。
取り合えず簡単な方の1からやって様子みるしかないですね。
そんなわけで、まずは新品グロメットの外径を計測。
約23mmですね。内径は10mmなので電気ドリルに10mmのドリルの刃を装備してグロメットを通して鉄やすりを使って外径を削りおとし、
21mmまで削りました。
上記は実際にボルト&ワッシャーとグロメットを仮止めした状態。グロメットはまだ潰れていない状態です。ワッシャーよりグロメット外径の方が小さい事がわかるかと思います。
丁寧にゆっくりとボルトを締め付けてグロメットが潰れた状態。ワッシャーの外に押しつぶされたグロメットが飛び出して、グロメットが潰れてもワッシャーに対してかなり円系に潰れているのがわかるかと思います。この状態ならばグロメットが以前よりも平に装備されるので漏れなくなってくれるかな?
また様子見ですね。
あと、海外のE46関連のフォーラムでエンジンヘッドカバーのガスケットについて色々と情報を漁ったところ、今回使用したVICTOR REINZ製のガスケットはすこぶる低評価。というか使っちゃダメみたいな書き込みが多かったかな?どこかのブログ参考にVICTOR REINZ製なら大丈夫みたいな情報鵜呑みにしたのが間違いだったかもしれません。ちなみにELRING製が純正品以外使うな!っとE46 Fanatics上の著名人Bariが言ってましたw
プラグホールのガスケットはこのグロメット部分にも影響しているので、今回の対策で漏れたら内部ガスケット交換かな?
以上、「BMW E46 アルミエンジンヘッドカバー(トラブル編3)」でした。