オイルキャッチタンクの洗浄
- 2023/08/07 08:40
- カテゴリー:メンテナンス記録, オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
- タグ:#オイルキャッチタンク
オイルキャッチタンクの洗浄
前回のオイル交換前からオイルキャッチタンクの洗浄をさぼっていたので久々に取り外してオイルキャッチタンクの洗浄を行いました。
現在の走行距離は266,541km。前回のオイル交換から878kmの走行なので今回は約1,000km弱の走行後のオイルキャッチタンクの洗浄の洗浄作業となります。
関連記事:バーダルETF、B2、ESLを使ってみた(オイル交換265,663km)
まずはサクションパイプの洗浄から。この日は約50kmぐらいの走行後のサクションパイプの内部の状態です。
完全にゼロにはなっておりませんが、殆どブローバイガスのオイル成分は付着しておりません。この頃(今年の3月)の状態と比較すればほぼオイルが付いていないようなものですね。(笑)
上流式スーパーチャージャーの場合、ブローバイガス還元装置の処理方法を対策しないとシステム的に成り立たないので試行錯誤を繰り返してやっとここまでの状態(ほぼオイルミストが無い)になりました。
現在はこちらの記事で作成したオイルセパレーターのタンクとして市販のオイルキャッチタンクを使用していますが、
かなりスラッジが多いガソリン臭強めのオイルが底1cm程溜まっていました。自作したオイルセパレーターはしっかり機能しています。夏場なので水分はほぼないのでこんなものでしょうか。オイルキャッチタンクに貯めずにオイルパンに戻すようにすればノーメンテナンスに出来ますが、定期的にブローバイガスの状態を確認したいので、しばくはこの仕様のままにしようと思っています。
溜まったオイルの内部の底にはかなりスラッジが溜まっていました。これはブローバイガスの未燃焼ガス成分でガソリンが化学反応した炭成分になるのかな?エンジンは調子いいのですがエンジンがくたびれて来ているのはこうゆう部分ではっきりとわかりますね。
オイルキャッチタンク内部に溜まったオイルを抜いてみました。いつもよりも少し赤みががっています。今回使用したバーダルのESL(エンジン・ストップ・リーク)が赤く着色されいるのでその成分だと思われます。
バーダルのESLは800kmぐらい走行が必要との事なので丁度効果が出始めているんでしょうかね?新しいオイルに2つのオイル添加剤を入れているのでオイル添加剤本来の性能であるタペット音の軽減は正直ESLでの効果なのか判断出来ておりませんが、効果は出ていると思われます。ESLは本来は漏れ防止がメインなのですがオイル漏れはそもそも無かったので予防目的で使用です。
オイル添加剤はどのメーカーも基本的に複数同時に使用する事が出来ない前提になっておりますが、バーダル製品は目的に異なる幾つかの添加剤を同時使用できるので「1回のオイル交換で1つのオイル添加剤」のようにオイル交換サイクルを待たずに複数の対策を行う事が出来る事はメリットが高いと思います。
オイルキャッチタンク内部の底に溜まっていたスラッジを綿棒で採取してみました。完全にカーボン紛ですね。
以上、「オイルキャッチタンクの洗浄」でした。