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バーダルETF、B2、ESLを使ってみた(オイル交換265,663km)

バーダルETF、B2、ESLを使ってみた(オイル交換265,663km)

本日6月22日は車が誕生日という事で、前回のオイル交換から1,919kmしか走行しておりませんがオイル汚れが気になっていたのと夏本番に向けてオイル交換を行いました。
今回は、オイル交換前にバーダルのETF(エンジン・チューンナップ・フラッシング剤)を使用して100km走行してエンジン内部のフラッシングを行い、オイル交換時、バーダルのB2(オイル添加剤)、およびバーダルのESL(エンジン・ストップ・リーク)を使用します。

バーダルのETF、B2、ESL

なんかバーダルの回し者みたいだなw。ワコーズ信者がいるようにバーダル信者もいるってことでwバーダル製品に関してはこちらをご覧下さい。

まずはETFを入れる準備。ETFの説明は私がするようにも日本の代理店のホームページを検索して調べてもらった方が早いです。オイル交換前にオイルに添加してエンジン内部を綺麗にするフラッシング剤です。ワコーズさんにも同じような商品がありますが、バーダルのETFは灯油成分じゃない事、ETFを入れてから走行出来る点が大きく違うかな?

バーダルETFの説明書き

一応ETF投入後10分のアイドリング、または50km~300kmの通常走行出来るとの事です。ETFの先駆者の方々の情報を読むと10分程度のアイドリングではもったいなくて、100km~走行すると効果があるみたいな記載がありましたのでETFを投入して100km走ってみることにしました。

まずは昨晩走行後から1日放置した状態のオイル量の確認。


オイル交換前のオイル量の確認

500mlぐらいは減ってますね。ブローバイガスによるオイル気化によって減ったのが殆どだとは思います。前回のオイル交換から本日までの間にオイルフィルターをK&P製に交換した際にオイルを+200mlしましたが、前回オイル交換したときに入れたオイル量から差し引きしてもゲージ中央の6Lと比較するとゲージ下まで減っていましたので-500mlぐらいかな?

ETFは326mlなので丸々1缶入れても油量的には問題ない事を確認。

オイルの汚れの状態

オイルの状態です。汚れてますね。

今回のオイル交換前にも何度も油量確認しているのでオイルの汚れ状態を頻繁に確認してますが、1,000km超えると上記の写真のような感じの色になります。自分的には加給圧かけた時間に比例してより汚れが増すっといった印象です。今回は2,000km目指してオイル交換計画を立てて、ガソリン添加剤タービュランスGA-01とGA-02を使用し、現在はGA-02を40Lのガソリン3回目の使用中のオイル交換となりましたので通常よりはオイルが汚れているは思います。

関連記事:ガソリン添加剤タービュランスGA-02を使ってみた

 アマゾンで購入した格安のオイルフィルター

そしてETFを使用する前に現在使用しているステンレスメッシュのオイルフィルターをアマゾンで購入した送料込みで格安の紙のオイルフィルターへ交換してETFでどのぐらい汚れるか様子を見てみる事にしました。

E46で格安のオイルフィルターを使用して走行距離を重ねるとオイルフィルターが破損してしまうとの事例が海外のフォーラムで紹介されておりましたので、純正か名のあるメーカー製を使用しないとトラブルの原因になるのであまりお勧めはしません。以下は拾った画像です。

純正オイルフィルター(左)とダメな使用済みオイルフィルター

左側は純正新品のオイルフィルター、右側が純正じゃないオイルフィルター。これはまだ原型をなんとか保っているのでよいのですが、

ダメなオイルフィルターは簡単に破損する

触ったバラバラに崩れてしまうケースがあるようです。なので消耗品なのでなるべくコストをかけたくないと思っても、信頼あるメーカー製、または正規OEMを含む純正品を使わないと大きなトラブルの原因に繋がります。間違いなく言えることはオイルインスペクション通りのペースでオイル交換している人は純正以外使ってはいけないということですかね?私のように2000〜3000kmで交換をせざるを得ない改造車の場合、頻繁に交換しているのでここまで酷い状態なオイルフィルターになる事はまずないと思いますが、やはり精神的に良くありませんね。

 

今回はETFでエンジンフラッシングを行う100kmだけ使用する目的とオイルフィルターに付属しているオイルエレメントキャップのOリングを入手するためだけに格安フィルターを購入しました。(オイルエレメントキャップのOリングは部品単体で購入する方が格安のオイルフィルターよりも高額だったりしますw)

取り外したK&Pステンレスメッシュフィルター

まずはこちらで取り付けたK&Pのステンレスメッシュオイルフィルターの取り外した直後の状態。(しかしオイルの汚れ酷いな...。)

関連記事:車が軽い!K&Pエンジニアリング ハイパフォーマンスステンレスマイクロニックオイルフィルター

フィルター細部の状態

写真だとわかりませんが結構なスラッジ(カーボンの破片)が付着しています。(詳細は後程)

トルクレンチでオイルフィルターキャップを締め付けた

取り合えずこの段階ではオイルフィルターキャップ回りのOリングはすべて再利用してデジタルトルクレンチで規定値の25Nmで締め付けてフィルター交換完了。

続いてバーダルのETFを入れました。

 バーダルETFの色

ETFは見た目こんな色をしています。粘度は殆どありませんが成分は灯油ではなく化学合成油だそうです。

バーダルのETFを投入

粘度が無いので入れるのは簡単でした。あまりにもサラサラなのでETFを入れて走行するのは大丈夫なのか?と思いますが、既存のオイルに混ぜて使うものなのでオイル粘度が若干無くなる程度だと思います。

ETFを入れた後のオイル量の確認

ETFを入れた後のオイル量の確認。326mL入れてゲージ加減1/3ぐらいといったところでしょうか?

ETFを入れてトリップメーターをリセット

ETFを入れて走行前のトリップメーターをリセット。この時点で23時前ぐらいで、深夜という事もあり近所の公園近くまで車を移動し、

10分間のアイドリング後の状態

10分間アイドリング後、油温が84.2℃で100kmの走行を開始しました。

24歳の記念撮影

いつものテストコースで途中のパーキングに寄って24歳の記念撮影w

大黒パーキングエリア

エンジンの状態確認のため大黒パーキングエリアにも寄って、

101.5km走行後のトリップメーター

101.5km走行して自宅に戻りました。ETFの効果ですが25km程走行した頃からエンジン音が静かになったことがわかりました。ETFを使用中はブリッピング時のピークで5000回転手前ぐらいまでしか回さないようにしました。

ガレージに戻ってから早速、

オイルチェンジャーで上抜き開始

エンジンオイルが熱いうちにオイルチェンジャーを使用して上抜き開始。

オイルチェンジャーでオイルを抜いた量の確認

しっかりとオイルに熱が入っている事もあり10分程度で抜き取れました。オイルチェンジャーのメモリが正確ならば5リットルとちょっとしか抜けてないことになります。(ひと目盛りが2L)オイルが完全にオイルパンに落ち切ってない点を含めるともう300mlぐらいは抜けてないですかね?

走行前に取る付けたオイルフィルターの状態

で、早速ETFを使用する前に取り付けた新品オイルフィルターを取り外してみました。100km走行でもご覧の通り真っ黒です。写真だとよくわかりませんがスラッジ粒がところどころに見えました。2,000km走行後のオイルで1時間弱100kmの走行で「こんな感じに汚れます」っというご参考までに…。

オイルフィルターハウジング部分のオイルを回収

オイルフィルターハウジング部分の残オイルも100均のジャンボスポイド回収。

K&Pのステンレスメッシュオイルフィルターをパーツクリーナーで洗浄

K&Pのステンレスメッシュオイルフィルターのフィルタですがフィルタ内部からパーツクリーナーで洗浄してみると上記のようなスラッジ(黒い粒)がかなり取れました。パーツクリーナーで何度か繰り返し洗い流した後、

K&Pのステンレスメッシュオイルフィルターを超音波洗浄

今度は「水+マジックリン」を使用して超音波洗浄を行いました。半分ぐらいまでしか浸からないので上半分、下半分2回づつ超音波洗浄を行いました。

ちなみにK&Pのステンレスメッシュオイルフィルターの洗浄方法は、

Inspect and clean the filter before use
use are when handling the filter

Cleaning instructions

1. Filter should be cleaned with every oil change.

2. Note original filter position to ensure correct replaement filter installation.

3. The stainless steel filter screen can be cleaned with solvent,kerosene, carburetor cleaner or any other degreasing agent; even common dish soap and water.

4. If inspection of trapped debris is desired, flush the particles into a clean container.

5. Blow air throuhg the filter from the inside out to remove any small particles or cleaning agent from the screen.

6 Lube O-ring / grommet with clean oil before installation.

If unsure of any of these procedures ontact a reputable mechanic for assistance.

っとなっています。(上記はフィルター購入時の説明書きです)「一般的な食器用洗剤と水でも。」との事なので洗浄後しっかりと乾燥させれば水洗いもOKです。

 

超音波洗浄後の洗浄水の状態確認

超音波洗浄後の水をバケツに移してスラッジ等の確認。オイル成分が落ちて少し濁っていますがスラッジはそんなでもないかな?一応乾燥後、エアコンプレーサーを使用して内側から外側にブロアをして洗浄完了としました。

 

翌朝、ジャッキアップ

翌朝、本日6月22日は車の24歳の誕生日ですがあいにくの雨。

昨夜の続きを行うべく今度は下抜きで残オイルを抜くためジャッキアップ。フロントの借りているタイヤ&ホイールだと若干車高が低いみたいでいつもの場所だとジャッキが入らないのでちょっと苦戦しました。

オイルパンからオイルが流れ出てくる様子

オイルパンのドレンボルトを外すと上記の写真のような感じで勢いのないオイルがトボトボと落ちてきました。このまま3時間程放置して少量だとは思いますが残オイルを最後の1滴まで抜きました。

ドレンボルトと新品のワッシャー

ドレンボルトをパーツクリーナーで洗浄して新品のカッパーワッシャーを装備。25Nmでデジタルトルクレンチで締め付けて完了。

オイルフィルターキャップのOリング

続いてオイルフィルターキャップのここのOリングを交換します。これまでDIYでオイル交換を行ってきた中でこの部分のOリングは交換してきませんでしが、キャップのOリングとこの部分の2つのOリングはオイルフィルタ交換時に交換必須となっています。ボッシュのオイルフィルターにはこの部分のOリングが付属してきませんがBMW純正のオイルフィルターには付属しているらしいです。今回こちらの緑のOリングは山下オートパーツさんで調達しました。

 

オイルフィルターキャップ内部のオイルの流れ

一応このオイルフィルタキャップ内部の2つのフッ素製の緑のOリングですが、上記のようにエンジンオイルが流れるのでOリングとして隙間を埋める事は重要だそうです。

Oil flow through the filter from outside to inside.(1 then 2)

When the cap is removed from a filter change, the cap is lifted, nd
oil is allowed to flow out the otop at 3 and out at 4 back to the sump.

The two O rings at 4 are important, As if the fail, some oil (when engine operated) will flow straight back to  the sump rather than through the engine.

 

オイルフィルターキャップから取り外したOリング


オイルフィルターキャップに付属しているすべてのOリングを取り外しました。緑のOリングは2つとも同サイズですが右側の方が若干大きくひっぱられているようです。結構硬く、熱で劣化していましたのでやはりこのOリングはフィルター交換時用交換ですね。K&Pのオイルフィルターを使用する場合、オイル交換ごとにフィルター洗浄、緑のOリングは2回に2回交換といった感じでしょうか?

 

オイルを付着させたOリング

Oリングを交換する前に予備用のエンジンオイルに漬けて軽く拭きとり後、

オイルフィルターキャップの全Oリングを交換

オイルフィルターキャップにOリングを装備して準備完了。

K&Pステンレスメッシュフィルターを装備

K&Pステンレスメッシュフィルターを装備してオイルフィルタキャップを25Nmでデジタルトルクレンチで締め付けました。

 

リキモリオイル10w-60を入れる

続いてエンジンオイルを投入します。今回はバーダルのB2(300mL)とESL(473ml)を入れるのでLIQUIMOLY 10W-60 オイルは5.4L入れて計約6.2リットル入れて、オイル量は後日必要に応じて調整する事にしました。

LIQUIMOLY 10W-60 はオイル粘度10W-60にしてはかなり柔らかい感じのオイルです。ドイツ製品という事もあり最近値上げされたみたいですが、エンジンオイルとしては色々な意味で安定していると思います。日本のチューンメーカー出している高粘度オイルを使うよりかは良いかと思います。

そして今回の新兵器(笑)、100円ショップセリアで購入した1Lのオイルジョッキです。

400mLオイルを計測

料理用かな?耐熱性はないと思いますが少量のオイル計測には便利かと思います。ジョッキで400mLを計測して追加して計5.4リットルの

 

ジョッキで+400mLオイルを追加

エンジンオイルLIQUIMOLY 10W-60の投入完了。

オイルゲージの状態を確認

LIQUIMOLYオイルを5.4L入れた状態でのオイルゲージの状態は上記のゲージ下限でした。

油温の確認

この状態でエンジンオイルが75℃を超える温度(上記の写真ではOT 76.1℃)までアイドリングをしてエンジンを切り、

B2(オイル添加剤)

続いてバーダルのB2(オイル添加剤)を入れます。

この添加剤は過走行車両向けの添加剤で、使用した目的はブローバイガスの低減です。

バーダルB2説明書き

かなり粘度が高く、冬場などはそのまま入れると10分程度では入らないぐらい粘りがあるとの事なので、

バーダルB2をお湯で温める

お湯で温めで中身を振ってを何度か繰り返して少し柔らかくしてから、

噂通りバーダルのB2は粘度が凄い

入れてみましたが、噂通りなかなか入りません。

バーダルのB2をオイル投入口に放置

こんな状態にして5分以上放置しましたが、まだ糸引いてしました。(笑)

ほぼB2が入り切ったら、またエンジンをかけて15分程放置。

バーダルESL(エンジン・ストップ・リーク)

続いてESL(エンジン・ストップ・リーク)を入れました。

通常2つのエンジンオイル添加剤を同時に入れる事は推奨されておりませんが、バーダルのB2とESLは同時使用可能で、同時使用を推奨しております。一応、以下バーダルプランニングさんへメールでB2ESLの同時使用について確認した返答です。

バーダルプランニングさんへ問い合わせメールの返信

気になる方は直接問い合わせてみて下さい。

バーダルESLの説明書き

こちらはエンジンシール保護、およびタペット音の軽減を目的とした添加剤です。本当はB2のみに使用と思ったのですがESLを同時使用可能との事だったので予防のために使用しました。B2ESLは目的が異なるオイル添加剤なので一度に2つのオイル添加剤を使用できるというのは相当自信があるじゃないですかね?ESLは効果が得られるまでに800km走行する必要があるそうなので、何らかの効果があったらまたレポートしてみたいと思います。

 

ESLを入れる

ESLは赤ワイン見たいな液体で粘度は殆どありませんので入れるのは簡単です。ESLを入れてから10分間程アイドリングを行いました。エンジンの中が見えている訳じゃないのですが、油温92℃ぐらいまで上昇し十分エンジンオイルと混ざったと思います。

今回は車が24歳ということでオイル交換と保護目的の添加剤を使用してみました。ここ最近エンジンオイル添加剤を色々と頻繁に使用していますが、今回使用したバーダル製品で気が付いた点等がありましたら、またレポートしたいと思います。

以上、「バーダルETF、B2、ESLを使ってみた(オイル交換265,663km)」でした。

2023年6月24日追記:

オイル交換後、昨夜40km程走行してきました。バーダルETFによる洗浄効果、B2およびESLによってエンジンノイズが静かになっていました。新油+2つのオイル添加剤という状態なのでエンジンノイズ減少させる目的要素が多い状態なので一概添加剤による効果とは言えませんが、しばらく様子を見てみたいと思います。

オイル量の確認

一晩置いてオイル量を確認しました。基本的にオイル量はあまり多く入れたくありませんので丁度いい感じですかね?

オイルの色が少し赤くなっていた

オイル量を確認する際、気になった点としてオイルの色がちょっと赤っぽくなっていました。写真だとわかりにくいですね。バーダルESLの色の影響だと思われます。

 

 

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