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RISLONEオイルシールリペアを使ってみた(オイル交換260,305km)

RISLONEオイルシールリペアを使ってみた(オイル交換260,305km)

前回(7月)のオイル交換からたったの1,396Kmしか走行しておりませんがRISLONEのオイル添加剤オイルシールリペアを使用したいのでオイル交換作業を行いました。

関連記事:WAKO’S エンジンフラッシングオイル(E355)を使ってみた(オイル交換258,909km)

 

現在の走行距離は260,305km

前回のオイル交換でRING-EEZE PLUSを入れて今回オイル銘柄をLIQUIMOLYオイル10W-60からMobile1 0W-40に戻すのでオイル交換前にワコーズのエンジンフラッシングオイルによるフラッシングも行いました。

今回のオイル交換に使用するオイル、その他一式

今回使用するRISLONEのオイル添加剤オイルシールリペアRP-61023は、最近リニューアルされたオイル下がり向け添加剤となります。

IMG_2415.jpg

このエンジンオイル添加剤はエンジン全体のシールの保護・修復を行う目的のもので、バルブステムシールの劣化によるオイル下がりやエンジンオイルの漏れ対策に使われるオイル添加剤です。RISLONE製品でエンジンのシール対策関連のオイル添加剤は最近になって名称が変わり、このオイルシールリペアにリニューアルされたようです。

現在自分の車はオイル下がりが発生しているわけではありませんが、購入から23年、26万キロ走行してきてだいぶエンジンが疲れてきてはいるもののパワーもトルクも出ているし、先日計測した6気筒分の圧縮もそんなに悪い結果ではありませんでした。

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しかしながら元々NAエンジンに過給機を取り付けている事もあり、とにかくブローバイガスが多く、今年になってRING-EEZE PLUSなどのオイル添加剤などを色々と試した上で消去法的に残りは「バルブステムシールのヘタリ」がブローバイガスが増加に繋がっているのではないか?という推測を元にこの添加剤を試してみることに至りました。

 オイルシールリペアの症状の選定表

 オイルシールリペアのパッケージの横にはこの添加剤で対応できる症状の一覧が記載されていました。ブローバイガスについても書かれています。(プラグの汚れってのが謎ですけど(笑))

 オイルシールリペアのパッケージ横説明書き

 オイルシールリペアの詳細は上記のような感じです。

エンジンオイルを抜くために暖機を行った

オイル交換前に現在入っているオイルをエンジンを暖機して温めました。使用しているオイルはLIQUIMOLYオイルの粘度10W-60と粘度数値的には固めのオイルとなりますが10W-60とは思えない程の滑らかさです。滑らかなオイルではありますがオイルを抜くために53℃まで(上記の写真のOT)暖機を行いました。(40℃以上になればオイルが抜きやすいと思います。特に上抜きの場合など。)

上抜きするためエンジンオイルチェンジャーを使用

今回はオイルを抜いた後、フラッシングオイルを入れるのでオイルチェンジャーを使用して上抜きしました。

オイルチェンジャーで吸い取られるオイル1

オイルチェンジャーで吸い取られるオイル2

少し温めて状態なので、オイルチェンジャーで吸い上げればすぐにオイルが登ってきました。

オイルチェンジャーで縫いたいオイル量は約5.5リットル

オイルチェンジャーのメモリが正しければ上抜きで大体5.5リットルしかオイルが抜けませんでした。前回、オイルは6リットルジャスト入れて(規定量はフィルター交換する場合6.5リットル)その後、200ccを2回程追加したので6.4リットルに対して0.9リットルぐらい減った事になります。NAエンジンに過給機をつけて走行距離1,400kmで0.9リットルのオイル消費。消費量的には多くもなく少なくもないっと言ったところでしょうか...?

WAKO’S エンジンフラッシングオイル(E355)

オイルチェンジャーでオイルを抜いたらそのままWAKO’S エンジンフラッシングオイル(E355)を3リットルx2缶6リットル入れました。

このフラッシングオイルは前回のオイル交換でも使用していますのでリピート使用となります。フラッシングオイル量はエンジンオイル規定量の3/4以上入れて20~30分間アイドリングさせることでエンジン内部を洗浄します。

フラッシングオイルはかなり低粘度でアイドリング以外で使用することは禁止されておりフラッシングオイルの効果は30分以上アイドリングしても効果がかわらないとの事です。前回使用したとき30分のアイドリングでかなり汚れが取れ、エンジンノイズの低減し効果を実感たこともあり、今回エンジンオイルの銘柄変更およびオイル添加剤RING-EEZE PLUSも使用していたのでリピートで使用しました。

フラッシングオイルを6リットル入れた直後のオイルゲージの状態

フラッシングオイルを6リットル入れた直後のオイルゲージの状態を確認にしました。タイマーを使用して30分きっちりアイドリングを開始しました。

 

フラッシングオイル施工中、先程オイルチェンジャーで抜いたオイルが少し暖かいうちに破棄処理を行うためエーモン ポイパック(廃油処理箱) 6.5Lを用意しました。

エーモン ポイパック(廃油処理箱) 6.5L

自分の住んでいる地域は燃えるゴミとして処理可能なのでポイパックを使用して古いオイルを破棄しています。(もしポイパックを使用する場合は予めお住まいの地域のゴミ処理所にご確認下さい。)

ポイパックに移したエンジンオイル

オイルチェンジャーからポイパックに移した状態で目視で確認してみましたがオイルが汚れてはいるもののスラッジ等は確認出来ませんでした。

ポイパック付属のタイラップでオイルが漏れないようにした

ポイパック付属のタイラップでオイルが漏れないように袋を締めて更に箱ごとゴミ袋に入れて破棄処理準備完了です。

フラッシングオイルを入れて30分間アイドリングしたときの油温

フラッシングオイルを入れて30分きっちりアイドリングしたときの油温は95.6℃でした。フラッシングオイルが熱いままだとやけどしてしまうの60℃ぐらいまでオイルが冷えるのを待って今度は下抜きでフラッシングオイルを抜きました。

フラッシングオイルが冷えるのを待つ間、ジャッキアップ

フラッシングオイルが冷えるのを待つ間、ジャッキアップして馬かけしました。

36mmのソケットレンチを使用してオイルフィルターを外す

続いてオイルフィルターの交換。36mmのソケットを使用します。

取り外したオイルフィルターの状態

外したオイルフィルターです。まだ比較的綺麗ですが、オイル銘柄の変更、オイル添加剤の使用、およびフラッシングオイルを使用したのでフィルタの交換は必須となります。

オイルフィルターハウジングの底に溜まつているオイルの状態

オイルフィルターを外した後、オイルフィルターハウジングの底に溜まっているオイルをスポイトで抜き取ります。

100円均一で売られているジャンボスポイト

使用するスポイトは100円均一で売られているジャンボスポイト。100均のアクアリウム関連のところで販売されていると思います。

スポイトの先も結構長いので使いやすい

スポイトの先が結構長いので使いやすいです。保管して毎回リピート使用しています。オイルを可能な限り全量交換したい場合は1つ持っておくと良いかと思います。

古いゴムパッキンを取り外した状態

オイルフィルターとOリングを外します。

オイルフィルターに付属しているゴムパッキンに交換

オイルフィルターに付属しているOリングへ交換します。

オイルに浸した新しゴムパッキンを取り付け

新しいOリングはオイルに浸してから取り付けました。

新しオイルフィルターの取り付け

続いて新しいオイルフィルターの取り付けです。使用しているのは毎度のBOSCH製です。

30分のアイドリングで新油のフラッシングオイルが真っ黒

フラッシングオイルが冷えてきたので、17mmのソケットレンチを使用してドレンボルトを外してフラッシングオイルを抜きます。30分のアイドリングで新油のフラッシングオイルが上記のように黒くなって出てきました。

 

新油ときのフラッシングオイルの色

参考までに上記が新油ときのフラッシングオイルの色です。前回、オイル添加剤RING-EEZE PLUSを使用していたからかもしれませんが1,400km弱しか走行していない状態でもフラッシングオイルを使用してフラッシングを行うとかなり汚れが取れました。

フラッシング後のフラッシングオイルを抜いたポイパックの状態

上記はフラッシング後のフラッシングオイルを抜いたポイパックの状態です。

オイルフィルター付属の銅ワッシャーへ交換

外したドレンボルトはパーツクリーナーで洗浄してオイルフィルター付属の銅ワッシャーへ交換。

オイルジョッキにオイルを2リットル入れた状態

エンジンオイルの注入は2リットルのオイルジョッキを使用して3回~4回に分けて途中オイルシールリペアをオイルに混ぜてい注入しました。

 RISLONEのオイルシールリペア

ドレンボルト、オイルフィルタをトルクレンチを使用して規定トルク25Nmで締め付け後、RISLONEのオイルシールリペアMobile1 0W-40を入れました。

 

RISLONEのオイルシールリペアボトルの裏側の注意書き

上記はRISLONEのオイルシールリペアボトルの裏側の注意書きです。

オイルゲージで油量を確認

今回のオイル量はRISLONEのオイルシールリペアとオイルで計6.2リットル入れました。上記はオイルをエンジン内部を回す前の油量となります。

Mobile1 0W-40の親油の色の状態

上記はMobile1 0W-40の親油の色の状態です。

RISLONEのオイルシールリペアの効果は「すぐに出る場合もあり、400km走行後に出る場合もあります。」と記載されていますので、しばらく様子を見てからまたご報告したいと思います。

現状オイル上がり・下がりの兆候は見られておりませんが、ここ数か月オイル添加剤RING-EEZE PLUSを使用したり、ブローバイガスの状態や排気ガスの色等を経過観察して、「もしかするとバルブステムシールに少し問題があるのでは?」という予測を元に今回RISLONEのオイルシールリペアを使用してみました。

オイル交換後、油温70℃ぐらいになるまでアイドリングをしつつオイル交換の片づけ作業をしていたら、途中からエンジンノイズの状態が極端に変わりました。

 

エンジンノイズの状態が変わった後の動画しかありませんが、RISLONEのオイルシールリペアはオイル漏れ、滲み等エンジンオイルにかかわるシーリング部分へ効果が特化したオイル添加剤なのでメカニカルノイズが低減したのは想定外でした。

エンジン内部のシールに効果が出てくるにはしばらく時間がかかるかと思うので様子をみたいと思います。

以上、「RISLONEオイルシールリペアを使ってみた(オイル交換260,305km)」でした。

2022年11月19日追記:

ひと月経過せずにオイル交換となりました。詳細はこちら

 

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