幻のパーツ?!AC SCHINTZER製 フロント ロア コントロール アーム ホルダー(BMW E46)
フロント ロア コントロール アーム ホルダー ブッシュ
BMW乗っている方は、BMWの消耗品パーツの1つとして一度は交換したことがあると思われる、フロント ロア コントロール アーム ホルダーのブッシュ。
パーツで言うと、上記の6番がアーム ブッシュ ホルダーで、中身が7番のブッシュです。(通称、ロアコンブッシュ)
図でもわかるように、フロントサスペンションアームの根本を支える部分で、BMWの売りの駆け抜ける喜びの要、直進安定性がなくなると一番に疑うパーツです。
7番のブッシュは消耗品で、ゴム製で出来ているこの部分のみを交換します。
BMWというかドイツ車全般で、この手の部品は消耗品にして交換することが前提として設計されているのは有名な話ですね。
走行条件によっては短寿命な消耗品パーツなので、ご存知方も多いと思いますが、アフターマーケットでは、この部分をウレタン製にして強化した物が販売されています。
Studieさんのこちらのホームページにも純正のゴムパーツ部分の交換作業(打ち直し)の写真が、掲載されていますね。
実は、この部分、レース車両などはゴムでなくアルミ製を使用したりして、サスペンションアームのガタを一切なくしたりします。
(多分、海外のレース系のサイトではまだ販売されていると思います。)
アルミ製の場合、一発勝負パーツなので、サスペンションアームとブッシュは交換となりますけどね。(笑)
この部分のガタを少なくすると、ステアリングの操作が本当にピーキーになり、サーキットなど走る人は、ノーマルのロアコンよりもロングライフで硬い、先のウレタン製などにしている人も多いかと思います。
幻のAC SCHINTZER製 ロア コントロール アーム ブッシュ ホルダー
このフロント ロア コントロール アーム ブッシュ ホルダーを過去にAC SCHINTZERが一時的に販売したことがあります。
実は、以前装備していたパーツが手元にあったので、引っ張りだしてきました。^o^v
取り付けマニュアル込で、残っていました。(笑)
パーツナンバーは、311246310ですね。
「AC SCHINTZER 311246310」で検索すると何かでるかな?(笑)
このAC SCHINTZER製のロア コントロール アーム ブッシュ ホルダーは純正フォルダーと何が違うかというと、内部のブッシュは交換できず、交換はフォルダーごとの交換になります。
ご覧の通り、フロントサスペンションアームが刺さる部分のゴムブッシュの径が非常に小さく、固いゴムを使用してあるためガタがほとんどありません。
ゴムの径を小さくすることで、サスペンションアームのガタが少なくなる利点と、実はゴムの部分が小さいことが理由で劣化が少なく、ノーマルのロアコンブッシュよりもロングライフなパーツだったりします。
写真を見てもわかるようにまだ全然使えるんですが、ステアリングがピーキーになりすぎて、運転が常に戦闘モードになってしまうのと(爆)、ラフな運転ができないことが理由で2年ぐらいで取り外しました。
このパーツを付けていると、ライントレースは確かに楽になった記憶はありますが、戻り(キックバック)が早くなったかな?
自分は結構好きでしたけど、このパーツ1つの影響で運転に疲れるので、現在は純正のブッシュ ホルダーとウレタン製を使用してます。
このAC SCHINTZER製フロント ロア コントロール アーム ブッシュ ホルダーの適合は、Z4のE85,E86も含みますかね?
ETKでこちら(いつまでリンクできるかわかりません。)を見るとE46以外だとE85,E86が含まれています。
E46のフロントの車高を下げる手段として、Z4のフロントサスペンションの方が厚みがないのでアッパーマウントを流用する事が有名ですが、E85,E86とE46は共有できるパーツが多いんでしょうか?
何故かすぐに販売されなくなりました
純正のロアコンと比較して、メリットもデメリットもあるAC SCHINTZER製のロア コントロール アーム ブッシュ ホルダーでしたが、どのぐらいの期間販売されたのかわかりませんが、短期間しか販売されなかったと記憶しています。
(当時、頼んだけど入荷しなかったっと言っていたE46M3乗りの方がいました。)
販売が継続されなかった理由として考えらるのは、このパーツは当たりとはずれが多かったようです。
実はこのAC SCHINTZER製を取り付けた帰り道、すぐに壊れてしまいました。
写真のブッシュとホルダーの間にあるアルミブッシュの部分がホルダーとずれてしまい、アームが外れることはないのですが、このブッシュがずれてしまうと、凄い異音が発生し、自分は、Studieさんを出て、第三京浜を港北から都内に向かって走っている間に凄まじい異音が発生し、そのままUターンしてStudieさんに戻った記憶があります。
交換作業の際、初期ロットということもあり、何セットか不良品があったと聞きましたが、その後、すぐに入手できなくなってしまいました。
製造工程の問題なのかわかりませんが、多分これらが理由で販売されなくなったと思ってます。
E46もあの当時、足回り系のパーツは色々なメーカーから販売されていたので、テストを兼ねて人柱になるチャレンジャーが結構多くいたのが懐かしいです。(笑)
以上、「幻のパーツ?!AC SCHINTZER製 フロント ロア コントロールアームブッシュホルダー」でした。
2017/8/22追記
AC SCHINTZER製のロア コントロール アーム ブッシュ ホルダーを装備した直後の写真が出てきたので掲載します。
上記は、装備前にStudie横浜さんで撮影した写真です。
交換した際に取り外したノーマルのロア コントロール アーム ブッシュ ホルダー。ブッシュ部分が劣化しています。
この部分の劣化がハンドリングに大きく影響し、ステアリングが轍に取られやすくなったり、直進安定性が損なわれます。
装備直前のAC SCHINTZER製のロア コントロール アーム ブッシュ ホルダー。これは装備直後にすぐに壊れてしまったやつです。ホルダー、アルミのリング、ゴムブッシュの3つで構成されていて、ホルダーとアルミリングの部分がズレてしまい、異音が発生しました。
この部分常にフロントステアリグアームの振動が伝わるので、ホルダーとアルミリングの部分がズレてしまうだけで、常時異音がなっていました。
装備状態の写真です。