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BMW E46 プッシュ式電動ファンと燃料ポンプの交換

BMW E46 プッシュ式電動ファンと燃料ポンプの交換

エアコンの挙動がおかしい問題(頻繁にエアコンコンプレッサーのクラッチリレーをオンオフしたりする)の原因が電動ファンの動作不良による問題と突き止めたので電動ファンの交換を行いました。

関連リンク:

BMW E46 電動ファンのテスト

BMW E46 エアコンのエバボレーター側の温度センサー交換

BMW E46エアコンコントロールユニット内部の清掃

また、燃料ポンプも同時に交換しました。

燃圧は特に問題ありませんが前回の交換から11年経過、燃料ポンプは通算3個目になります。(笑)

自分の車はMotec用に燃圧センサーを取り付けてあるので走行中の燃圧は常にモニターしており、燃圧に関して特に問題はありませんが燃料ポンプは走行中、常に動作しているので転ばぬ先の杖という事で今回交換する事にしました。

よくよく考えてみると燃料ポンプはエンジンを動かしている間づーっと回り続けているので、もっとも劣化しやすいパーツの1つなのかもしれませんね。

Studie横浜のピットへ入庫

作業は毎度のStudie横浜さん。

今回、燃料ポンプも電動ファンも国内在庫があったのでパーツ手配後、すぐに交換作業が行えましたが、国内在庫が無いBMW純正パーツはコロナウィルスの影響でこれまでのようにドイツ本国発注で2週間では入ってこなくなったそうです。パーツによっては5か月近くかかり、最短でも3週間ぐらいな感じになっているそうです(2020/9/2現在)。

また、例の国土交通省からお触れが出たエアーバック警告灯が点灯していると車検が通らなくなった件で、車検時センサー交換を強いられた方はセンサーパーツが3か月以上入って来ないため車検3か月待ちという方もおられたそうです。ドイツ本国側のパーツストック事情によるんだと思いますが、ドアのヒンジ1つオーダーして5か月かかったケースもあったそうです。

どちらにしても現在は国内にパーツ在庫がない場合、パーツ手配にちょっと時間がかかるようです。

今回交換した燃料ポンプも電動ファンもOEM製品はネット上でかなり安く販売されていますが(電動ファンに関しては純正パーツの1/4ぐらい?!)長期間使用する電子機器パーツは可能な限りOEM製品ではなく、純正パーツを使用した方が良いと判断したため、かなり高額でしたが交換しました。もともとの車両価格から考えればしかたないですね。

せっかくパーツ交換しても短寿命では意味がありませんし、製品品質や生産国にもよりますが、やはりメーカ純正パーツとして出荷されているパーツがクオリティ的に一番安心できるかと思います。実際、こちらで痛い目にあっているのでネットで販売されている格安パーツはやはり気を付けた方がよいかと思います。

関連リンク:

安物買いの銭失い!BMW E46 エアフロセンサの交換

(エアフロの時は、自分の車ではエアフロ自体の機能はほとんど使用していないのでエアフロが付いていればなんでもOK!みたいな感じで安い物を入手しましたが、結果的にエアフロによる誤動作が発生してしまいました。)

はなしがそれましたが、下記の写真が新品の燃料ポンプ。燃料ポンプの交換はリフトなどは必要ありませんのでいらなくなったパーツ破棄問題をクリアできればDIYでも交換可能ですね。

新品の燃料ポンプ

リアシート外して作業スペースを確保しての交換です。

燃料ポンプの取り外し

燃料ポンプの新旧比較。特に変更点は無いですね。

 燃料ポンプの新旧比較

前回の燃料ポンプの交換(2009年時)も燃料ポンプ故障による交換ではなく新車購入から10年経過したので交換しました。

取り外した燃料ポンプ

リアシート下にある燃料ポンプの上部には蓋がされているんですが、何故かかなり汚れていますね。(苦笑)

燃料ポンプ底についているフィルタ

燃料を吸い込む部分にフィルタが付いています。この部分のフィルタは大きめなゴミを通過させないためのものだと思われます。

交換済み電動ファン

電動ファンの交換は車を預けての作業だったので詳細写真がありません。(苦笑)

自分の車は上記の写真のようにスーパーチャージャーのオイルクーラーやインタークーラーが電動ファン手前に設置してあるのでバンパーを取り外しただけでは簡単に電動ファンにアクセスできません。作業的にはリフトが無いときついかな?

IMG_1745.jpg

22年間使用した電動ファンです。こちらのページの動画を見てもらうとわかりますが電動ファンは回転はしていますが、勢いもなく、特定のデューティー率で動作させると停止してしまい、既にファンとしての役割が出来ていません。

交換後の新しい電動ファンは正直、回りすぎてうるさいぐらいです。夏の時期の電動ファンの音はしかたないのかもしれませんが、ちょっとうるさいぐらい勢いよく回ります。

「こんなにファンの音が大きかったかな~?」っとも思いますが、外気温33℃超えている状態ではかなりの勢いで回りますが、回転制御はされているので正常に動作してはいるようです。

電動ファンがへたっていたんだと思いますが、新しい電動ファンはここまで勢いよくまわらなくてもいいような気もしますけど、E46の電動ファンで結構な勢いで回転して、煩い印象があるのでこれで正常かな?

電動ファンの動作不良によるエアコンのクラッチ制御のリレーのオン・オフを繰り返す問題は一切なくなり、エアコンの挙動不審な動作は解決しました。電動ファンをPWMで回転させて回転状態をDME側がモニターしていて、電動ファンが回らない場合、コンプレッサー保護のためにエアコンコンプレッサーのクラッチを切ってしまっていたようです。

電動ファンを交換しエアコンの動作も元通りになり、燃料ポンプも交換出来たのでこれでしばらくは安心ですね。

以上、「BMW E46 プッシュ式電動ファンと燃料ポンプの交換」でした。

 

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