BMW E46 電動ファンのテスト
BMW E46 電動ファンのテスト
引き続きエアコン関連のトラブルシューティングです。
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現在の問題点は気温が高いにも関わらずエアコンのコンプレッサークラッチのオン・オフを突然繰り返す状態になってしまう事。高速走行中には起こりにくいような気もしますが(気が付いていないだけ?)昼間の炎天下の街乗りではこの動作不良が間違いなく再現します。
エアコンからかなり冷たい風が出ているにもかからず、エアコンコンプレッサークラッチをオン・オフするので、なかなか冷えない状態になってしまいます。
これまでにGT1による診断ではエアコンは正常に動作しており、エアコン制御を行っているIHKAユニット(スイッチ部分)にはエラー等は一切残っておらず、各モジュール、センサー、エアコンガス圧等すべてが正常。
となるとやはりコンポーネントの何らかの不良という事で、少し元気がなくなってきた感じの電動ファンのテストを行ってみました。
電動ファンは新車購入時から一度も交換してないので22年使い続けており、昔はもう少し大きな音がしたような覚えがあるのですが、ちょっと元気がなくなってきた感じもしていたので、転ばぬ先の杖という事で先週交換パーツを手配済みでした。
一応、エアコンの冷媒コンデンサーを電動ファンで冷却出来ないとコンプレッサーの保護目的でエアコンのコンプレッサークラッチを切ってしまう仕様になっています。そのため電動ファンが故障して、まったく動作しなくなるとエアコンが動作しという状態になります。
一応、今の所、電動ファンは動いている事は確認済みなのですが、INPAでエアコンの動作デューティー率を入力して動作確認してみたました。
上記の動画では、デューティー率10%、50%、90%で動作させています。10%ではまったく動きません。もしかして10%程度では動かないのか?これが正解なのかわかりませんが50%では結構な速度で元気よく回ります。
しかし90%では回転が上がるけど、ファンの回転が落ちたりムラがあります。
続いて上記は70%のデューティー率で動作させてみた所、勢いよく回りつつもファンが停止してしまいました。
電動ファンが間違いなく壊れてますね。
多分これがエアコンコンプレッサークラッチリレーがオン・オフを繰り返す状態に陥る原因だと思われます。エアコンはIHKAからの信号でDME本体が電動ファンを制御しているのですが、PWM制御で電動ファンの回転しているので、回転数の監視しているならば間違いなくこれが原因です。電動ファンの交換で治ることをを期待。
以上、「BMW E46 電動ファンのテスト」でした。