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BMW E46の2DINエアコンパネル移設フレームの製作

BMW E46の2DINエアコンパネル移設フレームの製作

E46関連の3Dプリンターのデータを漁っていたら、2DINサイズのナビを装備した際に移設するエアコンパネルを既存の小物入れ用フレームに取り付けるアダプターを発見。
こちらの記事で取り付けたアンドロイドナビで移設したエアコンパネルは100円均一の隙間テープでうまく抑えるようにしてフルブレーキを踏んだときでも外れないように工夫してあるので問題はないのですが(こちらの記事参照)、エアコンパネルをしっかりと取り付け出来る事に越したことないので取り急ぎデータを入手。

3Dプリンター用のデータ入手出来たのですが、純正のエアコンパネル移設フレームの部品番号を調べてみると、

左ハンドル用フレーム部品番号

上記が左ハンドル用、

右ハンドル用フレーム部品番号

そして上記が右ハンドル用。純正フレームの形状は3タイプあって左ハンドルと右ハンドルで形状が異なるという事になります。なので入手したフレームデーターは左ハンドル用の51168205378に取り付けるタイプものでしょうね。

ちなみに多分左ハンドル用になると思いますが、アリエキスプレスでフレームのみならば販売されているようです。(リンクがいつまであるかわかりませんが、これ

私の車に装備されている部品番号は右ハンドル用の51168208790なので、取り敢えず入手したデータを印刷して状態を確認してみることにしました。

3Dプリンターで出力したフレーム

上記は3Dプリンターで出力した直後のサポートが付いている状態。

エアコンパネル形状の比較

出力したフレームのサポートを外して、エアコンパネルをはめてみたところ、早速問題となったのがエアコンパネルの中央上部にある形状。上記の写真を見ていただくとわかりますが(左側が最終版、右側が車を購入したときに装備されいたもの)、E46の最終版のエアコンパネルは形状異なるため入手したフレームデータはそのままでは取り付けが出来ません。

データを編集して再作成したフレームを仮組み

上記は最終盤のエアコンパネルようにデータを変更して出力したフレームを実際に取り付けてみた状態。(ちなみに私のフレームの灰皿部分はUSBを取り付けて加工してあります。詳細はこちら)フレームを固定する部分やネジの位置はぴったり合ったのですが、

既存フレームの干渉部分を加工

エアコンパネルを装備してみると純正のフレームと干渉する部分があったので上記のように加工しました。

既存フレームの干渉部分を加工

加工した箇所はこんな感じ。リューターで干渉箇所を少しづつ削りました。

フレームをインストールしてみた

出力したフレームにエアコンパネルがしっかりとはまりましたので、実際に車にインストールしてみました。上記の写真はフレームとエアコンパネル下の隙間を埋めるベゼルを配置した状態です。

BMW E46エアコンパネル移設時の隙間を埋めるベゼル

3Dプリンターで出力したベゼルはこんな感じ。

ベゼルはパネル形状に合わせられている

パネル形状に合わせて隙間が埋まるようになっています。

エアコンパネルが左側に寄っている

実際にエアコンパネルをはめてみると少し左によっています。パネル右側の隙間が目立つので、Xでフォロワーさんに質問してみたところ、トッシ〜さんが純正のエアコンパネル写真をアップしてくれました。(感謝!)

トッシ〜さんからいただいた写真

明らかに自分のエアコンパネルは左よりですね。(苦笑)

エアコンパネルが左側に飛び出ている

もう一度車両から取り外してエアコンパネルを仮組みしてみたところ、明らかにエアコンパネルが左側に飛び出ているのがわかります。

再度、3Dデータを編集してパネル本体を3mm右側に配置するようにして、3Dプリンターで出力して、

フレーム再作成して仮組みしてみた

再び仮組みしてみました。今度は大丈夫そう。

エアコンパネルをしっかりと装備出来ました。

今度はばっちりハマったかな?3Dプリンターで作成したフレームでエアコンパネルがしっかりと固定されているので、外すのが楽じゃなくなりましたけどエアコンパネルの下の隙間も3Dプリンターで作成したベゼルで埋まったので、まあよしとしましょうw

繰り返し試作したエアコンパネル・フレーム

結局、4回出力したのかな?上記はボツ作品です。

また今回、エアコンパネルのフレーム脱着を繰り返していたら、フレームを固定するネジ穴受け部分(右下)が破損してしまいました。ネジ受け金具は発見出来たのですが、何故か破損した部分が見つからなかったので

瞬間接着剤の重曹で破損部分を造形

上記のように瞬間接着剤の重曹を使って、ネジ受け金具が取り付けられるように造形しました。

重曹と瞬間接着剤で造形してネジ受けを取り付けられるように修復

最終的には上記の写真のような感じ。多分造形した部分の方が硬すぎるんじゃないかな?これでしばらくは大丈夫でしょう。この部分の脱着は26年間で多分相当回数繰り返しているので、経年劣化で破損もしかたないでしょうね。

以上、「BMW E46の2DINエアコンパネル移設フレームの製作」でした。

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