AC-Schnizerのフロントフリッパーの修理(フリッパー取付編)
AC-Schnizerのフロントフリッパーの修理(フリッパー取付編)
こちらの前回の記事に続きます。
やっと本題に入ったかな?w
こちらの記事でジグソーでカットしたアルミ複合板のフロントフリッパーの取付作業を行いました。AC Schnizter製のフロントフリッパーはネジ4本で固定されているのですが、一番内側のネジ穴はフロントスポイラー本体を加工して取り付ける必要があります。
AC Schnizter製のフリッパーは片側4箇所のネジ穴があり、フロントスポイラーをバンパーに固定する3箇所はフロントスポイラーを貫通した穴となっていてスポイラー&フリッパー兼用のネジとなっていて、残りの1箇所は加工して取り付けるようになっています。(フロントスポイラーを貫通していない)
このフロントスポイラーは過去に2回修理した事があるので加工された穴付近もパテ修正されたようで上記の写真のようになっていますが、この穴の内部はタップが立てられているわけでもなく(そもそもねじ切り出来る素材ではない)、当時フリッパーを装備時どのように装備していたのかがわかりません。
こちらの過去記事の2014年当時の上記の写真をみる限り、左右のフリッパーを取り外した際のネジが6本しかないので、もしかすると片側3本、計6本で固定されていたのかな?
もしこの部分がネジ3本で止めていたとしたら、フリッパーには相当の風圧がかかるので、この写真のように破損してもしかたないような気がします。今となっては当時の取付状態を確認出来ませんが、取付を行ったStudieさんちょっとの作業はかなり怪しいですね。
今回は破損しないようにしっかりとM6サイズのナッターを使用してネジ固定するように加工します。
使用したナッターは上記のM6サイズのちょっとナッターを使用。まずは加工されていた下穴を9mmまで広げて、
ナッター受けを差し込んで上記のようにメガネレンチと六角レンチでナッターを潰して固定しました。
ナッターの耳の部分の厚み(フロントスポイラー裏面からの飛び出し部分の高さ)が1.5mmぐらいありますが、これでしっかりとフリッパーを固定することが出来ます。
アルミ複合板のフロントフリッパーを取り付けるネジの条件として
- 裏面を可能な限り平ら
- 走行中にネジ山を擦っても潰れないように六角ボルト
- M6サイズ
- ステンレス素材
- 長さは40mmと25mm
- ネジ受け側はテーパではなくフラット
の条件を満たすネジを探してこちらのネジを使用して固定することにしました。
バンパーにシュニッザーのフロントスポイラーを取り付けてアルミ複合板で作成したフロントフリッパーをネジ固定しました。シュニッザーのフロントスポイラーは6本のボルト&ロックナットと下方向から9箇所の貫通したネジ穴からボルト&フランジ付きナットをバンパー裏から固定していますが、
作成したフリッパーの脱着時、ネジを外すとフランジ付きナットが外れてしまうので、フリッパーをネジ止めした後にバンパー内部側からフランジ付きナットを上記のように瞬間接着剤+重曹でナット自身がバンパーから外れないように固定しました。
フロントフリッパーを装備出来たので、こちらの記事で取り付けたボルテックスジェネレーターは一度すべて取り外して、
両面テープを貼り直ししました。使用した両面テープはこちら。
塗装が剥がれてしまったVGが何個かあります。今回のバンパー脱着時に剥がしてしまったかな?
ボルテックスジェネレーターの取付はやはりバンパーを取り外した状態の方が位置出ししやすいです。マスキングテープでマーキングしてフロントスポイラー中央から2cm単位で計8個取付なおしました。
また先日アリエキスプレスで購入したボルテックスジェネレーターセット(?)があったので、今回装備したフロントフリッパーにボルテックスジェネレーターを装備してみます。
このボルテックスジェネレーターセットに含まれる流線型形状のボルテックスジェネレーターは結構高さが高めで一番高いところで15mmぐらいあります。フロントスポイラーからフロントフリッパーの厚み(3mm)ぶん車高が低くなり、更にボルテックスジェネレーターの高さ分15mm下がるので計18mm下がった部分があるということになります。多分走行時のバンブ等でこれらのボルテックスジェネレーターは路面に擦ること間違いないかと思いますw
ボルテックスジェネレーターを新規に貼り付けた場所は
上記のフロントフリッパーの一番左右外側と、
上記のフロントダクト下付近にしました。あくまでもテストなのでフロントフリッパーと同時装備なので今後一度は取り外して様子をみると思います。
これでバンパーへフロントスポイラーと今回復活したフロントフリッパーの取付完了です。
バンパーの取付前にバンパー下のボルトを固定するネジ受けクリップ部分が錆びていたので、
手持ちの赤サビ転換防錆剤を塗りました。
赤サビ転換防錆剤を塗ると錆びた部分が黒く変色します。
続いてバンパーの取付です。スーパーチャージャーのオイル交換の際に脱着しているので慣れてはいるのですが、一人での取付は結構重労働です。バンパー本体を車両側にはめ込んだ後、緩めにASAボルトを締めてから、バンパーを押したり引いたりして位置の微調整を繰り返して
最後にASAボルトを41Nmで締め付けます。
バンパーの取付完了です。あとはバンパー脱着前に取り外したウィンカーなどを元に戻して作業終了。
早速テスト走行に行ってきました。
当方の車両は車高は高めなので(余裕で車検はパス出来る)フリッパーを装備してもまずフリッパー本体が干渉することはありません。高速を含む70km程走行し、途中のパーキングエリアで装備したフロントフリッパーを固定しているネジの状態の確認を行いました。
11年ぶりにフロントフリッパーを復活し走行後の雑感としては、
- 明らかにある特定スピード以上ではステアリングが重くなって結構ピーキーな感じになる。
- 久しぶりに装備して「こんな感じだったかなー?」っというのが正直な印象。
- 走行中特に気がついたのは、上り、下り共に勾配走行中のフロントタイヤの設置感は明らかにかわった。浮いた感が無くなった。
- レーンチェンジのときテンポが明らかに変わった。良い意味でトレースしやすくなったかな?オンザレール?
っといった感じです。破損前(〜2014年)のフロントフリッパー装備時はカナードを装備していなかったので、当時と比較すると大きな差があるかもしれません。あとはボルテックスジェネレーターの影響等もあるかと思います。
以上、「AC-Schnizerのフロントフリッパーの修理」でした。