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エンジンオイル交換272,314km(BMW E46 K&Pフィルターの洗浄)

エンジンオイル交換272,314km(BMW E46)

前回のオイル交換から約2,000km走行したのでオイル交換を行いました。当方の車は後付け過給機ということもありエンジンオイルの交換サイクルは3,000kmだとちょっとオイルが汚れすぎてしまうので2,000km前後で交換しています。過給機付きのエンジンの場合どうしてもオイル汚れやすく、エコではないですね。

今回もオイル交換をするにあたりオイルフィルターキャップのOリング(大きなやつ。内径91mm、4mm幅のOリング)調達は格安オイルフィルターを購入して付属のOリングを使用。理由はOリングだけ購入した方が高額ため、K&Pのステンレスメッシュオイルフィルターに交換してから国内の通販サイトで格安フィルターを調達しています。しかし格安と言っても1個送料込みで1,000円超えるぐらいになってしまうので、今回は更に低価格なフィルターをアリエキスプレスでアソート購入してみました。

アリエキスプレスでオイルフィルターをアソート購入

購入したのは上記の5個セット。フィルターはエンジンフラッシングのときのみ使用するだけなので、Oリングさえ入っていれば正直何でもいいって感じ。ちなみに1個あたり557円。

手元に届いたオイルフィルター

2週間ぐらいかかって到着しました。最近のアリエキスプレスでは結構時間かかった方かな?手元に届くのに早いと1週間。平均10日ぐらいっといった感じ。

純正パッケージのオイルフィルターだった

届いたパッケージ開けてみたらびっくり。国内の格安フィルターみたいに互換フィルターが届くと思っていたら純正品の化粧箱に入ったフィルターがが5個入ってましたw

届いたフィルターの化粧箱

本当に純正品か??

MANIN FILTERと記載されていた

中身を確認してみるとMANIN FILTERと記載されていましたのでまさかの本物かな?

Oリングとドレンのワッシャー

Oリングとドレンのワッシャーが付属。なぜか5個ともワッシャーはサビサビ。ちょっとワッシャーは使えないかな?これで純正はないでしょうw オイルフィルターキャップのOリングは大丈夫そう。

フィルター細部1

フィルター細部をよくみてみましたが、特に問題なさそう。BMWのロゴにGermanyと記載もありますw(信じている人はいないと思いますが、間違いなく純正品ではありません。純正品を使い方はBMW Japan経由で入手して下さい)

フィルター細部2

フィルターの作りも問題はなさそうです。これで557円なら文句ありません。

以下、拾い画ですが純正でないメーカー不明のフィルターを使った場合、

純正以外のフィルターを使用した悪いケース

上記のようにフィルター部分の形状が崩れてしまったり

純正以外のフィルターを使用した悪いケース

フィルターがボロボロになってしまったりするので、メーカー不明の格安フィルターを使用する場合長期間(サービスインジゲーターの25,000kmサイクルとか)の使用は避けた方がよさそうなのとオイル交換時毎回交換(通常はオイル交換2回で1回フィルター交換)は必須かな?

BMW純正以外のフィルターを使用する場合、BMW E46用の純正OEM製品(BOSCHやMANN-FILTER等)ならば大丈夫だとは思います。

取り外したK&Pフィルター

 今回もオイル交換前にバーダルのETF(エンジンフラッシング剤)を使用するためK&Pフィルターを取り外して購入した紙フィルターに交換します。

購入した紙フィルターをセット

エンジンフラッシング剤を入れて100km程度走行するのでOリングはすべて再利用。

取り外したK&Pフィルターの状態

取り外したK&Pフィルターの状態。前回のバーダル社のリングイーズを使用したとき程ではありませんがスラッジが結構目立ちます。

フィルターから流れ落ちたオイルの状態

上記が今回K&Pフィルターから流れ落ちたオイルの状態。スラッジ(黒いつぶつぶ。炭化した塊)が流れ落ちているのがわかりますが、下記の写真は

前回のオイル交換した際のフィルターから流れ落ちたオイルの状態

前回のオイル交換した際のフィルターから流れ落ちたオイルの状態写真。このときはバーダル社のリングイーズを使用したので、フィルターに溜まったスラッジの量が全然違いますね。写真の状態からもわかるようにリングイーズは効果絶大です。

 SSTを使用してK&PフィルターからOリングを取り外した

続いてK&Pフィルター本体のOリングを取り外しました。取り外しのSST(治具)はクリアファイルをハサミでカットした上記のヘラです。コツが必要ですが(Oリング上側にクリアファイルを差し込んで、Oリングに沿って流し押し込む)Oリングに傷を付けることなく取り外すことが出来ます。

事前油量確認 

続いてバーダル社のETFを入れる前にオイル量を確認し、ETF1本丸々入れても上限に達しない状態だったので、

バーダル社のETFを1本丸々投入

エンジンオイルと同じようにオイルフィラーキャップを開けて1本丸々投入しました。

ETFの中身

ETFの中身はこんな感じ。灯油の匂いがするのでこれ系のエンジンフラッシング剤はどれも似たようなものだと思いますが、バーダル社のETFはエンジンオイルにETFを入れてから走行可能なフラッシング剤です。

ETFを入れてドライブ開始前にトリップメーターをリセット

ETFを入れたのでトリップメーターをリセットして軽くドライブ。

ETFを入れて軽くドライブ

あまり回さないように軽く流してきました。

ETFを入れて65km走行

今回は65km程走行。時間にして1時間ぐらいの走行でしょうか?

オイルチェンジャーの準備

自宅に戻ってエンジンオイルが熱いうちに、上抜きでエンジンオイルを抜きました。

オイルチェンジャーに溜まったオイル量

オイルチェンジャーのメモリがどこまで正しいかわかりませんが、大体5.8リッターぐらい抜けた感じでしょうか?この作業は23時過ぎの深夜に行ったので、とりあえず一晩おいて明日下抜き作業も行います。

ポイパックの準備

ポイパックを準備して抜いたオイルを破棄します。

抜いたオイルはタール状

バーダル社のETFの効果もあると思いますが抜いたオイルは2,000km走行でタール状ですね(苦笑)

一晩65kmだけ使用した紙フィルターの状態

翌日昨夜一晩だけ使用した紙フィルターを取り外しました。特に問題なさそうですが65kmしか使用していないので耐久性等はわかりません。純正オイルでサービスインジケーターの指示通り25,000kmサイクルでの交換だとフィルター破損とかのトラブルがありそうですけどね。

オイルフィルターハウジングのフィルター底に溜まったオイル

続いてオイルフィルターハウジングのフィルター底に溜まったオイルをスポイドで吸い取りました。

オイルフィルターハウジング底から吸い取ったオイル

100ccぐらいは吸い取れたかな?スポイドは100円均一(CanDo、セリア系にあります)のアクアリウムコーナーで売られている大型スポイドを使用しています。写真のこのスポイドはもう3年ぐらい前から繰り返し使っているかな?

オイルフィルターハウジング底からオイルを抜き取った状態

底に溜まったオイルを抜き取った状態です。オイルポンプを経由してオイルフィルター外側から内側に流れていきます。

購入したOリング

続いて今回オイルフィルターキャップ内部の2つのOリングを交換しました。本来、この部分のOリングはオイルフィルター交換時に毎回交換指定されているのですが、オイルフィルターに付属していないので交換サボり気味でした。緑のOリングがBMW純正品1個380円、部品番号11427549573。そして今回用意した茶色のフッ素ゴムOリングは同サイズのOリングで10個470円。

上記のOリングですが中国からの輸送なので入手に3週間程かかりましたが、同サイズでフッ素ゴム素材なので純正品の代用品として使用出来ます。

オイルフィルターキャップの3つのOリングを交換

オイルフィルターキャップの3つのOリングを交換しました。

車をジャッキアップ

続いて昨夜の残りのオイルをジャッキアップして下抜きで抜きました。

ドレンプラグリムーバー

前回導入したドレンプラグリムーバーを使用します。

 手を汚すことなくドレンボルトをキャッチ

無事手を汚すことなくドレンボルトをキャッチ出来ました。

 ドレンから垂れてくるオイル

ほぼオイルは上抜きしてあるので、ドレンからは勢いのないオイルが出てきましたw。昨夜一晩置いたのでエンジン内部についていたオイルがオイルパンに落ちた分だけです。量にしたら2〜300ml程度でしょうか?

K&Pフィルターをマジックリンを吹きかけて水洗い

続いてK&Pステンレスメッシュフィルターを洗浄します。パーツクリーナーで付着したオイル成分は大体流し落とした後、今度はマジックリンを吹きかけて2回水洗いしました。

超音波洗浄機のでK&Pフィルターを洗浄

大体油分が落ちたので、前回導入した続いて超音波洗浄機でK&Pステンレスメッシュフィルターを洗浄しました。超音波洗浄機にK&Pフィルターを入れるときもマジックリンを軽く吹きかけて50℃設定で20分2回洗浄しました。

洗浄が完了したK&Pステンレスメッシュフィルター

K&Pステンレスメッシュフィルター洗浄後、ヘアドライヤーで水分を乾かし、さらにコンプレッサーのブロワーで内側から外側にエアを吹き付けて洗浄完了。先に取り外したOリングを元に戻しました。この部分のOリングもそのうち交換する必要がありますね。(こちらの記事でK&PエンジニアリングにOリングサイズについて問い合わせしてみました。)

アンダーカバーの裏側の状態

アンダーカバーの裏側はオイル漏れ跡等はみつかりませんでした。取り外したタイミングで毎回確認すべきです。
オイルパンのドレンボルトを元にもどしてK&Pステンレスメッシュフィルターをセットして、エンジンオイルを入れました。ちなみにドレン&オイルフィルターキャップの締め付けトルクは共に25Nmです。

エンジンオイルを入れた

エンジンオイルは前回購入したENEOS Xプライム0W-50を6.3L入れました。

 ENEOS Xプライムは自分でオイル交換をするようになってから一番調子いいオイルです。粘度展開が最近の柔らかいエンジンオイル仕様のエンジン向けが中心ですがお勧めです。
BMW E46の標準オイル粘度だと、

上記の5W-30、5W-40ぐらいですかね。

オイルを入れた直後のオイル量の確認

オイルを入れた直後のオイルゲージの状態確認。まだオイルが行き渡っていないのでゲージ中央より少し上ぐらいになっています。

油温75℃まで暖気

油温75℃(上記OT)になるまで暖気しました。

エンジンが冷えたら再度オイル量を確認

そのまましばらく放置してエンジンが冷えたらオイル量の確認。6.3リットルだと大体ゲージ中央ぐらいでしょうか?規定量6.5リッター(フィルター交換時)ですが、ブローバイガスの発生を抑えたいので当方はなるべく少なめ(ゲージ下限になったら継ぎ足し)に入れるようにしています。

以上、「エンジンオイル交換272,314km(BMW E46)」でした。

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