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ENEOS Xプライムを使ってみた(エンジンオイル交換268,240km)

ENEOS Xプライムを使ってみた(エンジンオイル交換268,240km)

冬本番を迎える前にオイル交換作業を行いました。前回のオイル交換から2,577km走行。まずはオイルキャッチタンクの洗浄から。

約800km走行したオイルキャッチタンクの状態

自作のオイルセパレーターで取れたオイルは上記の写真の状態。量にして20mLぐらいでしょうか?前回のオイルキャッチタンクの洗浄は267,436kmで、この時点の走行距離は268,232km。約800km走行でこのぐらいの量でした。
作成したオイルセパレーターはなかなか優秀でしっかりブローバイガスのオイル成分をキャッチしてくれます。冬場は水蒸気成分が増えるのでこの程度の量では済まず、水分が増えてオイルキャッチタンクの中に溜まるオイルも乳化しやすくなりますが、気温が高めの夏場は水分が殆ど含まれないためスラッジを含んだ粘度高めのオイルのみが溜まっています。

 

取り外したステンレスメッシュオイルフィルター

続いて今回もバーダルのETFを使用してフラッシングを行うでK&Pのステンレスメッシュフィルターのオイルフィルタを取り外して、紙式のオイルフィルターにフィルタだけ交換。

関連リンク:車が軽い!K&Pエンジニアリング ハイパフォーマンスステンレスマイクロニックオイルフィルター(BMW E46)

紙フィルターはETFでエンジンフラッシング時のみ使用するのでこちらの安いフィルタを使用。購入した紙フィルターはオイルフィルターの交換時に必要となるOリングを単体で購入するよりもOリング付属の格安フィルターを購入した方が安いので、Oリング目的で購入してフィルター本体はフラッシング用に使用しています。なのでK&Pのステンレスメッシュフィルターを取り外して紙フィルターをセットして、Oリングは再利用のままにしてフラッシング作業を行いました。

バーダルETFを投入

バーダルのETFを入れてから10分間暖機してから今回は一般道10km程走行。バーダルのETFの缶の本体の説明書には10分以上の暖機が必要と記載されておりますが、バーダル本国のサイトの説明では20~30分と記載されておりました。(これって日本向けに違うんですかね?)ちなみにこちらが本国へのリンク先です。
前回もバーダルのETFを使用しましたがなかなか調子が良いのでちょっとお気に入り。


バーダルのETFはフラッシング剤を入れたまま走行も出来る点やオイル交換前にお手軽に使用できるのが良いですね♪

油温(OT)96.8℃

ガレージに戻って油温(右上のOT)96.8℃まで油温が上がったので少し冷ましてから今回はオイルを下抜きで抜きました。

走行距離268,240km

オイル交換前の走行距離268,240kmです。今回もどのメーカーのオイルを使うか悩んだのですが、色々と評判のよいENEOSのXプライム0W-50を使用。

ENEOS Xプライム0W-50

コスパ的には20Lのペール缶購入がもっとも良いのですが、初めて使用するオイルなのでお試しを兼ねてオイル粘度0W-50の4L缶を購入。ちなみにこちらからリッター単価が20Lのペール缶よりも安く購入出来ました。(私が購入したときは破格でしたが、現在は通常の価格に戻ってしまったようです。)


ポイパック
はいつものアマゾン限定の6.5Lのものを使用。E46の6気筒にはベストなサイズですね。

 洗浄したステンレスメッシュフィルターとオイルフィルタキャップ

Oリングの交換

オイルを抜いている間にステンレスメッシュフィルターの洗浄、オイルフィルタキャップの洗浄、Oリングも交換を行いました。

 スレンレスメッシュフィルターをパーツクリーナーで洗浄して出たスラッジ

上記はパーツクリーナーでステンレスメッシュフィルターを洗い流した後、しばらく放置した状態です。ステンレスメッシュフィルターにスラッジがしっかりキャッチ出来ていますね。

オイルジョッキを使用してオイルを入れる

オイルは2Lのオイルジョッキを使用して3回にわけて6リットル入れました。BMW E46の6気筒エンジン(M54B/M52TUB)はフィルタ交換で6.5リットルのオイルが指定量となっていますが、ステンレスメッシュフィルターを使用した場合オイルフィルターに吸収される量がないので少し少なめになります。オイルゲージHi/Low中間が丁度6リッターになるので丁度いい量かな?常日頃オイル量管理をしているのでオイルゲージLow以上になるようにしています。

オイル注入後、オイル量を確認してしばらく暖機してオイル交換完了です。

ENEOSXプライムについて

ENEOSXプライムは数種類の粘度展開されているようです。基本的には最近の車のエンジン仕様に合わせて新種のエンジンオイルという位置付けでしょうか?2020年頃に従来あったSUSTINA (サスティナ) というラインナップからこのXプライムに変わったようです。なので比較的新しいオイルですね。このENEOS Xプライムはこちらのページを見る限り和歌山県で作られているようです。(ページを確認して頂くとわかりますがXプライムの4Lおよび20Lペール缶が写真に写っています。粘度は読めませんね。)

ちなみに本当かどうかは知りませんが一部の粘度(5W-40)は従来のサスティナとXプライムは中身が一緒らしいです。エネオス的にはブランド名変更して1つに統一したという感じでしょうか?どこから入手した情報なのかわかりませんが40℃/100℃の動粘度数値がこちらのページでサスティナとXプライムの5W-40を比較すると全く同じ数値になっています。(サイトオーナー様に感謝)

外部リンク:エンジンオイルの代表性状とか

親切にもこちらのサイトにも各メーカーのオイル比較ができるサイトがあります。先のサイトと所々数値に違いがあったりしますが、これらサイトオーナーにとても感謝です。

外部リンク:エンジンオイルの性能比較表

自分も真似してエンジンオイルのスペック比較データを集めてみたのですが、40℃/100℃動粘度、粘度指数などすべてのオイルメーカーが公開しているわけじゃないようなのでなかなかデータ揃わず挫折しましたw

Xプライムのこちらの安全データシートを見ると0W-50粘度のオイルはモリブデンが配合されているようです。市販のオイル用添加剤としてモリブデン成分があるものを入れる必要はないですね。
またXプライムオイルでは、エネオスから発売されているオイル添加剤「ENEOSエンジンメタルスムーザー」の使用が禁止されています。(詳細はこちらをご参照下さい。)オイル生成時にオイル粘度調整剤として従来と異なる添加剤が使われているようです。

ENEOSXプライムのインプレはしばらく走行してからこちらに追記していきたいと思います。

以上、「ENEOS Xプライムを使ってみた(エンジンオイル交換268,240km)」でした。

2023年11月15日追記

昨夜40km程、高速を走行してきました。低温粘度が0Wなので低温の粘度が柔らかくなったためかエンジンの始動直後の回転の上がり(セルで回してエンジンがかかった直後)が軽くなりました。ここ1年以上季節に関係なく気になっていた始動直後オイルに熱が入る前にクラッチを繋ぐと発生していたジャダーが出なくなりました。この点は自分的にはかなり高評価です。
こちらのENEOSXプライムオイルの説明にもありますが、確かにエンジン音は静かになりました。しばらく走行してオイルが馴染むとより静かになった感じがしました。走行中のフィールはかなり滑らかな印象。親油なので当然なんですが、ちょっとこれまで使用したどのオイルとも異なる感じがしました。自分的にはかなり高印象なオイルです。

 

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