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BMC製エアーフィルターを装備

BMC製エアーフィルターを装備

先日の実験でHKSのスーパーパワーフローを装備してテスト走行した結果、これまで数年装備してきたK&N製のエアーフィルターと比較してサクションパイプ内部のエアフロにブローバイガス成分のオイルの飛び散りが発生しなくなったことを確認しました。

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原因としはアクセルオフ時、ブローオブバルブがサクションパイプ内部に解放した大気とスーパーチャージャーの吸引圧がサクションパイプ内部で衝突して、K&N製のエアーフィルターだとサクションパイプ内部がほぼ真空状態になり行き場を失ったブローバイガスのオイル成分が逆流している状態だと推測しています。簡単に言うと本来はありえない事ですがサクションパイプ内部圧が上がっているという事ですね。本来サクションパイプ内部はスーパーチャージャーによる吸引負圧はあるもののほぼ大気圧のはずですが、K&N製のエアーフィルターだと大気の慣性の法則も影響してサクションパイプ内部の圧力が上がってしまっているんだと思われます。

エアフィルターをHKSのスーパーパワーフローのスポンジフィルタに交換したらエアフロにオイル付着が見られないという結果からの推測ですが、このままHKSのスーパーパワーフローをそのまま使いう続ける気にはなれません。先日装備した粉塵対策用カバーもある適度は効果はありますが、長期間使い続けるには流石に役不足ですね。HKSさんもスーパーパワーフローはこれまで大きな問題になっていないから長年売り続けているとは思いますが、現在の日本だと過去にはなかった黄砂飛来、スギ花粉問題などもありますので、もう少し対策した新フィルターの開発(エンジン保護、安全重視)を願いたいと思います。

そんな訳でK&N、HKS以外で何か装備出来そうな汎用ダイレクトエアーフィルタは無いか?っとエアフィルタのサイズ制限がある中で色々と調べてみたところ、トラストさんの新しいタイプのエアインクスが装備出来そうでした。サイズ的にHKSさんのスーパパワーフロー(150mm)より外周は一回り小さく、少し長い感じ。ですがこちらの記事でちょっとトラストさんのエアインクスにはネガティブなイメージもあったので、もう一度、車用のメジャーエアフィルターメーカーの汎用(Universal)タイプのエアーフィルターを調べてみました。

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ダイレクトタイプのエアーフィルターをサイズから探すのはフィルタメーカーがサイズ詳細を公開している場合に限られるので、これまで使用してきたK&NやGreen Filterしか情報が公開されていないのでかなり選択肢がなかったのですが、久しぶりにエアフィルタメーカーで老舗であるBMCのホームページを見てみると汎用タイプのダイレクトエアーフィルタが寸法入りで掲載されておりました。K&N製を装備したときは海外のスーパーチャージャーキットで使用されている製品を写真からサイズを調べて購入しましたが(詳細はこちら)今回は装備しているK&Nエアフィルタと同等サイズのエアフィルタで探してみました。

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そん中BMCフィルタ装備出来そうなこちらのフィルタを発見。BMCフィルタは現在日本国内で代理店を行っている株式会社アルバート リックさんがBMCフィルタの日本語サイトをやってくれていますので大変助かりました。っと言っても記載寸法が間違っているようでBMC本国のサイトを見て再度確認して「これなら装備できる」っとサイズ的な問題をクリア出来そうなので購入してみることにしました。

これまで装備していたK&Nのエアフィルタは日本国内では入手が出来ず、過去2回程Ebayや海外のパーツメーカーから購入しています。日本の代理店に頼むと納期3か月から半年というまったくやる気のない返事で、K&N本国のサイトも日本国内からオンライン購入が何度やっても出来ませんでした。(3回サイトに質問のメールを送信しまいたが、一度も返信はありませんでした。)

入手・納期に関してトラウマがあったためBMCフィルタも国内のネットショップに掲載はされているものの「納期はいつになるかわからない」っと返事かなっと高を括っていたのですが、ヤフーショッピングの「優良配送」対応となっていたショップで購入したみたところ2日で手元に届いてぴっくり!ヤフーショッピングの「優良配送」は本当に優良配送でした。(笑)

BMCエアフィルタが2日で届いた

BMCエアフィルタFBTW80-80

上記が12日に注文して14日に手元に届いたBMCエアフィルタ、型番はFBTW80-80です。

BMCエアフィルタFBTW80-80本体

早速、開封。今回購入したBMCエアフィルタはこれまでのK&Nと比較して表面積が広いツインエア(TW)タイプ。限られたスペースで少しでも空気を吸引できるようになります。今回HKSのスーパパワーフローを装備して確認したエアフロへ逆流したオイルが付着する問題を解決するには「サクションパイプをより大気圧に出来るか」が鍵なのでこれまで使用してきたK&N製とほぼ同等サイズで表面積が広くなるのはかなり有効。

BMCフィルタ本体、細部を確認

 BMCフィルタの中の状態を確認

BMCフィルタ細部を確認してみました。湿式コットンフィルターであるK&Nと比較すると作りというか出来が全然違います。K&Nフィルターはお世辞にも出来がよいとは言えず「バイトの兄ちゃんがピザ感覚で作った」(笑)感がありますが(笑)、BMCフィルタはかなり精密に作られている感があります。

K&NフィルタとBMCフィルタの比較

装備していたK&Nフィルタとの比較です。今回のBMCフィルタツインエアのヘッド部分(文字が書かれている部分)はアルミヘッドとなっています。フィルタ部分のステンレスメッシュの放熱用だと思われますが大変よくできていると思います。

 

K&NフィルタとBMCフィルタの比較

上記のK&Nフィルタは2個目の先日取り外して洗浄したもので、これでも1個目よりは結構繊細に作られている感がありましたが、BMCフィルタを比較すると全然BMCフィルタに軍配が上がります。

 BMCエアフィルタを装備

早速装備してみました。サクションパイプで使用しているシリコンホースで角度を調整して完全ポン付け出来ました。ボンネットとの干渉もほぼ皆無。ボンネット裏のインシュレーターとは少し干渉しますが問題なさそうです。

別の角度から装備したBMCフィルタ

BMCエアフィルターの赤が映えますね。

フィルタを交換できたのは良いのですが、肝心のサクションパイプ内部のブローバイガスオイル成分逆流問題が解決できなければ意味がありません。これまで使用してきたK&Nも今回購入したBMCもフィルタの方式はオイル付着の湿式、コットンフィルタです。(BMCフィルタについてはこちらの詳しく記載されているのでご参照ください。)どちらも同じ方式なのでHKSのスーパーパワーフローのようなスポンジフィルタとはことなり吸引に若干なりとも抵抗があります。そこで、早速、昨夜テスト走行してきました。

BMCフィルタで走行後のエアフロの状態

上記はいつものコースを60km程走行後のエアフロの状態。ここでテストしたHKSのスーパーパワーフローと同じようにオイル付着は一切ありませんでした。BMCフィルタでHKSのスーパーパワーフローと同じようになったので成功ですね。

サクションパイプの状態1

サクションパイプの状態2

サクションパイプの状態で。これまで以上いオイルが付着していません。

オイルキャッチタンクの中の状態

オイルキャッチタンクの中の状態。オイルもキャッチ出来ていますがほぼ水です。上記は走行後、まだエンジンが冷め切らない前に中身を確認しましたが、このまま冷えてしまうと乳化してしてしまいそうな感じですね。オイルキャッチタンクの中なので乳化しても問題ありませんけど。

オイルキャッチタンクの中のストレーナー部分

自作のステンレス金網でうまくオイルがキャッチできているようです。

昨晩の走行ログの一部

BMCフィルタを装備して走行したときの走行ログの一部です。最大回転数6601回転、最大過給圧は0.565kg/cm2でした。今回はブーストをかけたり負圧で走ったりと普通に走行して、一応レブリミット付近まで回して走行後サクションパイプの状態を確認しました。

K&Nフィルタ装備時のみ見られたエアフロへのオイル付着は無くなったのでBMCフィルタを装備してしばらく様子を見ていきたいと思います。今回これまでスペースの問題で制限されていた装備できるエアフィルターの選択肢が1つ増えた事が何よりも朗報でした。

以上、「BMC製エアーフィルターを装備」でした。

 

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