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おばちゃんのナイトキャップ?!HKSのスーパーパワーフローのフィルタ対策

おばちゃんのナイトキャップ?!HKSのスーパーパワーフローのフィルタ対策

前回の記事でHKSのスーパーパワーフローにトラストのエアーインクスのフィルタを流用してみようと試みましたが装備は失敗に終わったので、何かHKSのスーパーパワーフローを安全に使う方法を模索してみました。

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HKSのスーパーパワーフローの吸気抵抗は本当に少ないのですが、こちらの過去記事に記載したとおり、集塵能力に問題があります。

2017年7月19日~2018年5月22日までの間使用したスーパーパワーフローの中の状態

上記の写真は当時の記事で紹介した2017年に購入したHKSのスーパーパワーフローを装備して2017年7月19日~2018年5月22日までの間、走行距離約3,000kmときのエアフィルタとシリコンホースを繋ぐサクションパイプの中の状態です。小さな砂だらけで乾式3層のスポンジフィルタだとこのぐらいの砂は通ってしまい、とても使い続ける気にはなりません。

スーパーパワーフローについて書かれているブログ記事などを色々とみてみましたが集塵能力について書いている人は殆ど見つかりませんでした。逆に「埃や砂など入ったことはない」っと言っている人はいましたので装備環境によるものだと思います。(フィルタの装備方法による問題ではなくフィルタの集塵能力の問題です。)自分も非力なNAエンジンでサクションパイプやインテークパイプの取り回しによってはこのような状態にはならないような気もしますが、多くの人は塵の吸い込みに気が付いていないだけだと思います。

上記のような結果からHKSのスーパーパワーフローをやめて現在のK&N製のフィルタを使用していますが、ブローバイガスがエアフィルタ方向へ逆流してオイルミストがエアフロ方向に飛び散っている原因を調べるために、再度HKSのスーパーパワーフローを安全に装備する方法を模索してみました。

新しいスーパーパワーフローのフィルタを装備した状態(2018年5月22日~8月9日)

上記の写真は先の写真の後、2018年5月22日~8月9日の間に新しいスーパーパワーフローフィルタを装備した後のサクションパイプ内部の状態です。短期化新品フィルタの装備でも前回の同じように塵というよりも砂っぽいものが付着しているのがわかると思います。

先の写真もこの写真もスポンジの目よりも小さな塵、見た目砂っぽい重さのあるものが付着しているように見えます。3層ある中間層のフィルタはかなり目が細かいのでこのように目視できるレベルの塵が素通りできるとは思えないのですが、実際上記のように吸い込まれしまっています。これはスポンジに絡みついた塵がスーパーチャージャーの吸引力によって吸い込まれてしまっているのかもしれません。(なので過給機なしのエンジンの場合集塵能力が気にならないケースがあるのではないかと思ってます。)多分、上記のアルミパイプからスーパーチャージャーまでの距離は20cmないぐらいの距離なので相当な力で吸引されているはずです。

そこでHKSのスーパーパワーフローに何か装備出来そうな粉塵対応のカバーを装備してみようと色々と調べてみました。

ハーレー用 エアフィルター レインソックスカバー

HKSのスーパーパワーフロー(150mm)のサイズに装備出来そうな粉塵対策フィルタとして上記のバイク用のレインソックスを入手してみました。

このレインソックスはハーレー用のエアフィルタにつける雨水よけのカバーです。レビューを見ると多くの人が勘違いされているようですが防水カバーではありません。レインソックスっという名のごとく水滴をはじく素材ですが、空気が吸えなくなってはもともこもありません。レインソックスが水分をはじける許容用を超えれば普通に水が通ってしまいます。(すなわち雨でびしょびしょになれば水が浸透します。)

ハーレー用 エアフィルター レインソックスカバー

素材的にかなり目が細かく空気が通って水をはじく素材(ナイロン)と言った感じでしょうか?「防水スプレーなどをかけた」なんてレビューもありましたが目が詰まってしまったら元も子もありません。(笑)

粉塵、水、油をはじく素材で、通気するナイロンと言ったところでしょうか? イメージ的にはおばちゃんのナイトキャップっと言ったところでしょうか?(笑)

お直ししたレインソックスをスーパーパワーフローに装備

そのまま装備してみたのですがスーパーパワーフローにはちょっと大きいのでゴムの部分を分解してサイズ調整して上記のようになるべくぴったり装備できるようにしてみました。(上記はお直し後の状態です。)

お直し後のレインソックス

(上記はお直し後のレインソックスです。)このレインソックスを装備すれば、先の写真のサクションパイプに付着していた砂のような塵の侵入を防ぐ事が出来るかな?粉塵対策にも使えるようなのでこれを装備してテストしてみることにしました。

レインソックスを装備することで吸気抵抗が増えますがスポンジフィルタの抜けは保持できると思います。

 

スーパーパワーフローとレインソックスを装備した状態

上記はHKSのスーパーパワーフローとレインソックスを装備した状態です。

HKSのスーパーパワーフローとレインソックスを装備した状態(スーパーチャージャー側)

エアフィルターのスーパーチャージャー側です。レインソックスが緩いとスーパーチャージャーのベルト側に巻き込まれてしまうのでかなりぴったりフィットするようにしました。どこかのメーカーがHKSのスーパーパワーフロー用をこんな感じの物を作ってくれればいいんですけどね。

エンジンをかけた状態でのレインソックスの状態

上記はエンジンをかけた状態(スーパーチャージャーが回転しています。)です。レインソックスを装備してどこかに干渉等がないか細部まで確認しました。正直見た目あまりよくありませんが、エンジン保護になるならばしょうがないですね。

テスト走行してきた

昨夜、レインソックスを装備して40km程いつもと同じコースをいつもの同じように加給圧をかけて走行してきました。


サクションパイプのオイルミストの状態

ガレージに戻って早速サクションパイプのバラし作業をおこないました。ブローバイガスのオイル成分はかなり少なくなっていますがゼロではありません。

オイルの水滴の方向がエアフロ側に向かっている

上記はサクションパイプ上部、スーパーチャージャー側からみた状態です。オイルの付着が左よりでオイルの水滴の方向がエアフロ側に向かっているので、ブローオフバルブが開いたときにスーパーチャージャーのインペラと衝突した大気が跳ね返っているように見えます。

走行ログ

上記はこのときの走行ログです。5417回転まで回して0.433kg/cm2まで加給圧がかかっています。

オイルが付着していたエアフロ下部付近には一切オイルが付着していない

課題としているエアフロへのオイル付着ですが、いつもオイルが付着していたエアフロ内部の下部付近には一切オイルが付着していませんでした。

やはりエアフィルターをk&NからHKSスーパーパワーフローに交換したことでサクションパイプ内部が真空状態から大気圧よりになった結果でしょうか?なかなか結論付けが難しいのですが、少なからずエアフロ付近までオイルが飛んできてはいませんでした。

オイルキャッチタンクの中の状態

上記は一晩おいたオイルキャッチタンクの中の状態です。色がついていますが、ほぼ水でオイル成分は殆どありません。

#100のステンレス金網の状態

オイルキャッチタンクの内部の状態です。#100のステンレス金網にからみついていますがほぼ水ですね。

 オイルフィラーキャップの裏の状態

一応毎回エンジンが冷えてから(一晩おいてから)エンジンオイル量とオイルフィラーキャップの裏の状態を確認しています。当然オイルが付着していますが乳化したような跡は無く綺麗な状態をキープ出来ています。

しばらくHKSのスーパーパワーフロー+レインソックスで様子をみていきたいと思います。レインソックスの効果でスーパーパワーフローの集塵性能が改善してくれると良いのですが...。

以上、「おばちゃんのナイトキャップ?!HKSのスーパーパワーフローのフィルタ対策」でした。

 

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