エアバック警告灯が点灯(BMW E46)
エアバック警告灯が点灯(BMW E46)
10月末ぐらいから走行中にエアバック警告灯が点灯するようになりました。警告灯が点灯したらその都度INPAでリセットかけて、何事もなかったようにしばら大丈夫なのですが、繰り返し同じ場所が原因で警告灯が点灯するので原因を調べてみる事にしました。
上記はエアバック警告灯が点灯したとき、リセット前にエラーログを保存しておいたファイル一覧です。履歴としては10月23日から発生して5回目の点灯となります。
エラー内容は5回とも同じで、ドライバーシートベルトのテンショナーでエラーが発生したという内容でした。
「リセットしてしばらくすると警告灯が点灯する」っという事は接触不良系っと推測。単純にハーネスの接触不良なら良いのですが断線していると厄介です。
まずはINPAでエアバック警告灯のエラーを消去。何も問題なく消去出来ました。続いて、
シート下にあるハーネス(ノーマル車両の場合ハーネスがシート下に固定されていると思います。レカロシートなのでハーネスはシート下の床に放置です。)を外した状態でエアーバック警告灯を点灯させて同じ内容のエラーか確認してみました。
エラー回数が1になり、DeepLで翻訳してみると「現在発生している」という内容なので間違いなくドライバーシートの外したハーネスより先に問題があることがわかりました。
インターネット上で「BMW E46 seat belt tensioner」で検索してみると、結構同じエラーが出ている人いて、断線が原因でハーネスの一部を交換したりベルトテンショナー丸ごと交換している人がいました。
取り合えず状況を確認するためにレカロシートを取り外してみました。
上記がベルトテンショナー本体です。テンショナー側の配線(4ピン)とハーネスの断線確認用の配線(2ピン)があるようです。ネット上ではハーネス断線確認用の配線が断線した場合とベルトテンショナー部分配線が破損した2つのケースが多くみられました。
上記の写真のようにハーネスの断線確認用の配線の保護部分がちょっときつく抑えられていましたので、配線の通電チェックを行ってみましたが問題ありませんでした。
シート側のハーネスを確認してみると何故か上記のハーネスの断線確認用のピンが片方だけ抜けかけていました。原因はこれかな?
ピンを引き抜くと簡単に抜けてしまいました。爪は破損していないようなので、
爪の部分を上記のように広げて元に戻しました。一応もう一本のピンも抜き取って爪の状態を確認しましたがこちらは大丈夫でした。
ピンはこんな感じにハーネス内部に飛び出しています。ハーネスの断線確認用配線が断線した場合、
上記の赤い線の部分の断線のなるので黄色いハーネスと配線一式交換になるようです。
ベルトテンショナー側の4ピンハーネスは特に問題なさそうです。
ネットで拾った情報によるとシートベルトバックルの根本で配線が切れかかっている写真があったのでバックルブーツを外して配線の状態を確認してみましたが問題なさそうです。(バックルブーツを元に戻すのが結構大変でした。)
続いてシートベルトテンショナーの車側のハーネス内部の状態を確認してみました。
こちら側も特に問題無さそうです。元々電動シートとシートメモリーが付いていたので複数の配線が来ておりますが現在使用しているのは6本だけかな?
今になって気が付いたのですがここに電動シート駆動用常時バッテリー電源配線が来てますね。何かに利用できるかな?
続いてシートを元に戻しました。E46のシートの脱着には16mmのレンチが必要なのですが、シートリア側のボルトが毎回外しにくいので、今年になって
やっとシート脱着だけのために16mmの首振りラチェットを購入しました。これまでモンキーレンチでシートの脱着を行っておりましたが、このレンチ一つで本当に楽ちんになりました。(笑)
シートを元に戻してエアバック警告灯の点灯を確認。ボンネットが開いているので先日取り付けたボンネット警告灯がまぶしいですが、エアバック警告灯が点灯しています。
関連記事:
続・エンジンフード(ボンネット)警告灯の作成(BMW E46)
警告灯のリセット完了です。INPAで再度エアバックエラーを読んでみました。
エラーが無くなりましたので、この状態でしばらく様子見です。
今回のベルトテンショナーが原因での警告灯点灯は5回のうち2回は左側にGがかかったときに点灯したのをはっきり覚えています。「横Gでハーネス内部で接触不良が発生したのが原因ではないか?」っと思われます。今回の対策で完治してくれると良いのですが...。
以上、「エアバック警告灯が点灯(BMW E46)」でした。