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エンジンフード(ボンネット)警告灯の作成(BMW E46)

エンジンフード(ボンネット)警告灯の作成(BMW E46)

ガレージで車をいじっているとエンジンフード(ボンネット)を開けたままロックをしないままにする事が多くなりました。自分以外が出入りしないガレージの場合、作業途中のままなんて事は頻繁ですからね。

ガレージでいつでも車をいじれる環境になったのは良いのですが、ここ数回やってしまったのがこれ。

エンジンフード(ボンネット)がロックがかかっていない状態

エンジンフードのロックをしないままの走行してしまい、高速で2速全開加速などして自宅に戻ったときにこの状態だとちょっとヒヤッとします。

これまでにボンネットのロックをしない状態でボンネットが走行中に開いた事は一度もありませんが、やはりロックがかかった状態でないとちょっと怖いです。ボンネットが少し空いている状態で異音がする、ボンネットが少し揺れる等、五感でわかる何かがあれば良いのですが、BMWのボンネットはこの状態でも何も変わらず走行出来てしまいます。流石、BMWってことでしょうか?

先日も夜中100km程走行して自宅に戻ってこの状態。出発前に確認すべきなんでしょうけど、自分なりに走行前にボンネットロックの確認し忘れする原因を考えてみたところ、夜はガレージのシャッター開けて急いで車を移動している事が原因ではないかと推測。私の車は爆音ではありませんがマフラーの音でやはりご近所さんに迷惑をかけたくないので、なるべく早く車を移動させたいって気持ちが強いためボンネットのロックの確認を忘れてしまう事が多くなっているようです。

そこでE46のBMW純正セキュリテーのオプションにエンジンフードの開閉を調べるスイッチがあるので、そのスイッチを利用してエンジンフード警告灯を自分で作成してみることにしました。

まずはエンジンフードスイッチの調達。純正セキュリテーのオプションは日本仕様の車両にはついていないので馴染みがあまりありません。カブリオレだったら付いているのかもしれませんが、純正のセキュリティーシステムの存在すら知らない人もいるかと思います。

エンジンフードスイッチを部品番号(61319119052)で日本国内で調べてみると6,000円前後。アリエキスプレスで調べてみたら送料込みで1,234円だったので早速注文。

アリエキスプレスで注文したエンジンフードスイッチ

月曜日に注文して待つこと1週間、日曜日に届きました。もちろん中国からの発送ですが、コロナも落ち着いて最近は輸送も以前と変わらない期間で届けられるようになってきたようですね。

アリエキスプレスで調達したエンジンフードスイッチ

で、上記がエンジンフードスイッチです。このスイッチを取り付ける座となる部分は初期型1999年式の私の車両にもあるので、どのE46でも取り付け可能かと思います。

エンジンフードスイッチ

エンジンフードスイッチは入手したものの、このスイッチのハーネスを日本国内で入手しようとしたら2,000円以上。流石にもったいないので基盤コネクターのピンを利用してエポキシ接着剤で硬めて使用することにしました。

フードスイッチのピンアサイン

このスイッチの動作ですが3ピンのうちスイッチを押す(ボンネットを閉じた状態)でオフになるピンは上記の下2本でした。

ハーネスに使用する基盤コネクターのピン

手持ちのパーツを漁って、使用した基盤コネクターのピン。

基盤コネクターのピンにリード線をハンダ付けした状態

基盤コネクターのピンにリード線をハンダ付けしてフードスイッチのピンに仕込み、100円均一で購入したエポキシ接着剤で固めました。

エポキシ接着剤でピンを固めた状態

上記はエポキシ接着剤で硬めた状態。爪楊枝でフードスイッチのハーネスの中に流し込むようにエポキシ接着剤を入れて一晩放置しました。

完成したフードスイッチ

リード線はヒシチューブでまとめ圧着端子をカシメしました。フードスイッチはこれで完成です。

取り付けたフードスイッチ

フードスイッチを取り付けました。右ハンドル(左はんどるも同じ場所だと思います。)だとこの場所にフードスイッチを取り付ける座がはじめからついているはずです。

エンジンフード警告灯の配線

続いて配線です。フードスイッチの配線を車内まで引き込んで、ETCやレーダー探知機等のアクセサリー電源でLEDを点灯させるようにします。アクセサリー電源が入った状態でボンネットが空いていると警告灯が点灯するという仕組みです。

秋葉原千石電商で調達したLEDとCDR

警告灯用に使用したLEDとCDR(定電流ダイオード)は秋葉原千石電商で調達。以下、写真撮影の許可を頂き、LEDのスペックを撮影。

IMG_2447.jpg

警告灯ということで派手に光る赤、10mm高輝度LEDです。写真にはありませんが10mmのLEDをネジ止めする座を購入しLEDはその座にエポキシ接着剤で固めて固定しました。

使用したCDRの型番。(撮影許可はいただきました)

こちらがCDR。LEDが30mAなのでL2733を12Vに直列つなぎで使用しました。(撮影許可を頂いて撮影しております。)

取り付けたエンジンフード警告灯LED

ちょっと写真が斜めですが、LEDを取り付ける座(黒い部分)は昔使用していたエーモン製のものを再利用してLEDを取り付けました。こんなに大きくなくてもよかったかもしれませんが、取り急ぎ形にしてみました。

エンジンフード警告灯が点灯した状態

こんな感じにエンジンフードがロックしていないとアクセサリー電源がONになると点灯します。これでボンネットのロックし忘れは防止出来ますね。

以上、「エンジンフード(ボンネット)警告灯の作成(BMW E46)」でした。

 

 

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