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DIYで作業色々1(ファンベルト交換、プーリー打ち直し)BMW E46

DIYで作業色々1(ファンベルト交換、プーリー打ち直し)BMW E46

先日のインテークマニホールドの大改造から戻ってきてから数日後、エンジン始動時に甲高い「キュゥ」っという耳障りな音が聞こえました。冷えた状態からの始動時はほぼ100%音がするのでファンベルトがそろそろ怪しいということでDIYで交換してみることにしました。

自分の車はスーパーチャージャー装備時、ファンベルトが純正サイズではなく、6PK2240という6山の2240mmのファンベルトを使用していたのですが現在装備しているファンベルトを確認してみると、

ファンベルトの長さを確認してみると6PK2260だった

6PK2260っと20mm長いファンベルトが装備されていました。

多分、2018年にスーパーチャージャーユニット交換とアイドルプーラーの打ち直しを行った際、プーリーの型番が特定でいないためHKSのE46/330用のスーパーチャージャーキットのマニュアルに書いてあるHKSのパーツ番号でオーダーをして交換したのですが、実際の装備されていたプーリーよりも直径が2.5mm程大きくなっていたので、その際にファンベルトが上記の6PK2260に交換されていたようです。(スーパーチャージャー交換の詳細はこちら

アイドルプーラーがサビザビ

ファンベルトの交換だけにしようと思ったのですが、上記の写真の通り4年前に交換したアイドルプーラーがサビサビ。プーリーから異音がしている訳じゃないのでそのままで良いかと思ったのですが、プーリーのサビによってファンベルトが削られて滑る原因に繋がるとの事なので、ファンベルト交換&プーリーの打ち直しをやってみる事にしました。

サビザビのプーリー

ネットで得た情報によるとしばらく動かなさい状態の車はプーリーにサビが浮いてしまい、そのサビでベルトが擦り切れてしまいベルト鳴きに繋がるとの事。インテークマニホールド交換のため1か月半近く動かさない状態でいたので原因としては納得ですね。中古車など購入後にベルト鳴きするのはこのパターンが多いらしいです。

で、まずはプリーの入手。以前装備されていたプーリーは57.5mmのプーリーで、現在装備しているプーリーサイズは60mm。60mmのプーリーはHKSさんのE46/330用のスーパーチャージャーキットマニュアルに記載されているHKSさんの部品番号で手配したのですが、HKSさんから供給して頂いた私の車両のプーリーとは異なっていました。なので今回、ベルトサイズも元の2240に戻して、さらにプリーも元のサイズの物を探してみる事からスタート。

以前、取り外したプーリーには小さく型番が記載れていて「KOYO pu355816rr9d」っと印字がされていたので、その型番で調べてみるとトヨタ車に多く使われてるプーリーらしい事が判明。しかしながらトヨタ車のパーツ番号はかなりインターチェンジナンバーという形でかなり複数のパーツ番号があってまったくわかりません。(苦笑)

取り合えず、簡単に入手できるトヨタ純正パーツをネットで購入してみました。

トヨタ車用のアイドルプーラー

上記が届いたアイドルプーラー。トヨタ純正パーツです。

古い取り外したプーリーと購入したプーリーの比較

一番はじめにHKSさんから支給されて取り外したプーリー(左)と今回新規購入したプーリー(右)どうみても形状がちょっと違うんですけど(苦笑)、しかしながら印字されているプリーの型番はどちらも「KOYO pu355816rr9d」と記載されています。
プーリーの直径はまったく同じなので車種に合わせて若干異なるということでしょうか?できれば左側と同一形状のプーリーが欲しかったのすがプリーの座もあるのでネジの長さだけ何とかすれば打ち直し可能なので、今回購入したプーリーに交換してみる事にしました。(もし上記のパーツ形状の違いがわかる方がおりましたらTwitterDMにてご連絡いただければ幸いです。)

取り外したエアコンベルト

電動ファン化した後なので、カップリングファンの脱着がないのでベルトへのアクセスは簡単です。まずはエアコン側のベルトを外します。ベルトの脱着はカップリングファン&シュラウド、または電動ファンを外せば、ジャッキアップしなくても上からアクセスできます。エアコン側は下からやった方が簡単かもしれませんけど、上からでも問題ありません。16mmのプラグ用ソケットがあれば確実に緩める事が出来ます。
一応、注意点としてはラジエーターを保護するように段ボール等を養生テープ等で貼っておくことをお勧めします。工具とぶつけてラジエーターを壊してしまう事があるので要注意です。

ファンベルトの取り外し

続いてファンベルトをゆるめます。私の車は既に油圧式のベルトテンショナーに交換済みなのでテンショナーキャップを開けてトルクスT50で右に回せばベルトが緩むので簡単に外すことが出来ます。

取り外したファンベルトの型番を改めて確認。6PK2260でした。

取り外したベルトを改めてみてみると日本国産のバンドー化学のベルトでした。国産車には純正採用されているそうで、耐久性があるのかな?

正直自分が思っている事としては純正部品採用されているからといってすべてが良いパーツというわけじゃないと考えています。ですがファンベルトのような消耗品は日本製で日本の自動車メーカーが採用するというのはかなりの品質と考えて間違いないですね。

ファンベルトの欠けている部分を発見

取り外したファンベルトを改めて細かく確認してみると、欠けている部分&亀裂がありました。使用環境によって寿命はかわるんでしょうけど4年でこの状態。スーパーチャージャー装備なのでこれまで2年サイクルでベルト交換してきたので結構持ったという事でしょうか?

バンドー化学の6PK2240を調達

これまで6PK2240はBOSCH製を使用してきましたが、今回はバンドー化学の6PK2240を調達。
関連リンク:
BANDO 安全と信頼性の高いベルト [ リフ゛エース ]6PK2240

スーパーチャージャーを取り外した状態

 プーリーの打ち直しを行うためにスーパーチャージャーのベイの取り外しを行うため周辺をすべてばらしました。ブローオフバルブやらスーパーチャージャー本体やら、とにかくばらす部分が多くて大変。

取り外したスーパーチャージャーの座。ファンベルトのカスがびっちりこびりついています。

スーパーチャージャーのベイ(座)を取り外しました。1つアイドルプーラーを外した状態で、黒い部分なので取り外すまで気が付きませんでしたがベルトが削れてカスがびっちりこびりついてました。これじゃベルト鳴きしてもしかたないですね。削れている部分はオルタネーターとアイドルプーラーのベルトの曲がりが激しい部分でしたので、完全にベルト劣化ですね。しかしベルトを外すのにアイドルプラー外さないと交換出来ないのは何ともナンセンスだなーっと改めて思いました。

交換したプーリー

まずは1つアイドルプーラーを交換して座を元に戻しました。オルタネーター本体に取り付ける純正のアイドルプーラー使用しようせず、そのネジ穴をスーパーチャージャーの座を固定するために使用しています。M10のロング六角ボルトなので締め付けトルクはオルターネーターと同じく42Nm。一応、オルタネーター側の受けがエンジン本体なのでプラグ交換時に使用したワコーズのスレッドコンパウンドを塗って固定。

関連リンク:

ワコーズ THC スレッドコンパウンド チューブ 超耐熱潤滑剤

関連記事:

BMW E46 プラグ交換

アイドルプラーの締め付けトルクがHKSのマニュアルを見ても不明。Active AutoWerke社のスーパーチャージャーマニュアルには24Nmと記載がありましたが、プーリー取り外し時の締め付けトルクはかなりあったので42Nmとすべて同一にしました。プーリー本体はスーパーチャージャーの座に固定され、本体軸はスプリングワッシャー固定なので余程の事が無いと緩む事はないと思います。

IMG_9199.jpg

あとは新しいファンベルトをかけて、エアコンベルトをかけて、テンショナープーリーにカバーを取り付けて、プーリー打ち直しとファンベルト交換は終了です。
今回プーリーを固定する六角ボルトM10の40mmが必要で、M10の50mmしか入手できなかったので、38mm長さに鉄の子でカット後、ねじ切りでカット部分を切り直しネジも加工して取り付けました。

ファンベルト&プーリー交換後エンジン始動

プーリー交換&ファンベルト交換(性格にはパワステ、オルタ、ウォーターポンプ、スーパーチャージャーベルト)後、気になっていたエンジン始動時のベルト鳴きは一切なくなりました。先程のスーパーチャージャーの座の部分のこすれぐわいからかなり見た目以上にベルトが経年劣化していたようですね。
今回気が付いた事ですが、スーパーチャージャーのプーリーの山が7山ありました。HKSのマニュアルを読むと一番手前に合わせて6山ベルトを合わせろとの事。ベルトの位置はその位置で合うのかな?

以上、「DIYで作業色々1(ファンベルト交換、プーリー打ち直し)BMW E46」でした。

DIYで作業色々2(電動ファン撤去&インタークーラー洗浄)へ続く。

 

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