また、オイルキャッチタンクからの漏れ
- 2021/04/15 18:56
- カテゴリー:DIY作業, オイルキャッチタンク/ブローバイ関連, アルミロウ付け
- タグ:#bmw, #e46
また、オイルキャッチタンクからの漏れ
もう何度目かわからないんですけど、ひと月ぐらい前にもオイルキャッチタンクからの漏れを発見し、その後は一時的にブローバイの臭いも気にならなくなったんですが、先日の夜、高速走行していたら少しブローバイ独特の臭いがしたので再度ブローバイラインの漏れを確認してみました。
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ボンネットを開けてブローバイラインの臭いをクンクンと嗅ぎながら(笑)ブローバイのあの独特の強烈な匂いが一番強い場所は2個目のオイルキャッチタンク付近であることを確認。(自分で言うのもなんですが嗅覚と聴覚だけはなぜか人一倍優れてます(笑)何度か工事現場でのガス漏れ発見したことあります。)
このオイルキャッチタンクは使い続けて3年以上経過しています。購入時の記事はこちら。
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当時はこのブローバイセパレーターとタンク内部のゲージがついたオイルキャッチタンクは世の中に出始めたばかりで、かなり画期的でしたが今のこのタイプが主流なのかな?
タンク容量がもう少しあると良いんですけどね。
とりあえず中身を確認。
量はそこそこ、水分多し、この時期は仕方がないですね。100円均一で購入したペットシートに中身を流しだして、パーツクリーナーで洗浄。
タンク本体のゴムパッキン付近は特にオイル滲みは確認出来ませんでした。
オイルキャッチタンク本体のアルミニップル部分を液体ガスケットでシールしているのですが、そのシール部分ががブローバイガスの黄色っぽくなっているのでガスケットシールを破壊して分解してみることにしました。
これまで繰り返し洗浄しているので徐々に液体ガスケットにオイルキャッチタンクの中身が付着して変色してきたっと思っていたのですが、「もしかして漏れているのでは?」という推測からです。
アルミ分岐パイプとホースの部分は漏れは確認できませんでした。
液体ガスケットは白ですが、なんか見た目汚いですね。(苦笑)
オイルキャッチタンクのアルミニップルをモンキーレンチを使用して開けてみると見事に漏れ跡がありました。(苦笑)
隙間から徐々に漏れて臭っていたようですね。
アルミの分岐パイプも現在は1系統しか使用していないので、アルミニップルとアルミパイプをロウ付けして再作成してみることにしました。
まずは手持ちの同形状のアルミニップル部分を鉄の子で切断して、
切断面をやすりで削り落として、内径をドリルで9mmまで広げ、上のような形状に仕上げました。
アルミニップルをこれまでと同じように延長し、ブローバイホースに無理な曲げをさせないように角度をつけるため13mmのアルミパイプをパイプカッターと鉄の子で切断し上記のように構成するパーツを用意しました。
まずは切断したアルミニップルとアルミパイプをロウづけ。綺麗に一発でロウ付け完了。ニップル側はコーティングされているので熱を加えるとネジ部分がざらつきます。
続いて延長したアルミニップル+アルミパイプに曲げ角度をつけるためのアルミパイプをロウ付けしようとしたら見事失敗。
失敗した理由は簡単で、長いアルミパイプと短いアルミパイプに熱を与えると短いアルミパイプ側が温度が上がりすぎて溶け落ちてしまいました。バーナーで炙ってもアルミの表面の状態が見た目で判断できないため難しいですね。バーナーの火の当て方で母材が溶けないように、長い母材の方を中心に温めていけばよいのですが、見た目での判断が出来ないのでなかなか難しいです。
ロウ付けで失敗しないように少し長めにアルミパイプを用意して、ロウ付け後、切り落とすことにしました。上記はロウ付け成功写真です。
折角なので、320番、600番の水研ぎしてからピカールで磨いてみました。
今回作成したアルミニップル+アルミパイプとこれまで使用していた分岐アルミパイプとアルミニップル。
アルミニップルと分岐パイプの長さが今回作成したアルミニップル+アルミパイプと同じ長さになっています。分岐アルミパイプの1系統はキャップをして既に使用していませんので、かなりすっきりした感じに出来ました。
今回は液体ガスケットだではでなく、シールテープでニップルのネジを止めて、更に液体ガスケットを使用して隙間を塞いでみることにしました。液体ガスケットだけでも漏れはしないのですが、繰り返しパーツクリーナーで洗浄をしていると液体ガスケットも徐々に劣化してくるようです。シールテープは以前オイルキャッチタンクのおまけに付属してきたシールテープを使用。
(このおまけのシールテープは全くダメでした。こちらの記事参照。)
今度は黒の液体ガスケットを使用。ここ最近はこればっかりですね。(笑)
関連リンク:
スリーボンド 液状ガスケット シリコーン系無溶剤タイプ 100g TB1207B
2つのアルミニップルを液体ガスケットで固定しました。
曲げ部分のアルミパイプは長いままで一度仮組してみます。
オイルキャッチタンクの仮組状態。オイルキャッチタンクからの出口側のホースがアルミパイプが長いため少し曲げがきつくなって湾曲しています。
パイプカッターでホースをバンドで止められる長さ、約半分ぐらいにパイプカッターで切断しました。
今回、オイルキャッチタンク周辺の清掃を行い、周辺の配線を関連を巻いている結束テープをすべて巻きなおしました。配線の結束にはテープをはがしたときの事を考えてアセテートテープを使用しよかと思ったのですが、配線が曲がった状態ではアセテートテープでは綺麗に巻くことが出来ないので、べたつきの少ないといわれているDENKAのビニテープを使用しました。
関連リンク:
デンカ #101 ビニテープ POS 黒 0.2mmX19mmX10M 10巻入り
このDENKAのビニテープはエーモン工業さんもパッケージにして販売しているみたいですね。
関連リンク:
エーモン 結束テープ 幅25mm×長さ20m×厚さ0.13mm
とりあえず、これでブローバイの臭いの元の原因は突き止められたかな?
現在のオイルキャッチタンクを装備して3年。ゴムパッキンや液体ガスケットなどオイルキャッチタンク周りの経年劣化がここ最近目立っていましたが、これで完治するかな?
以上、「また、オイルキャッチタンクからの漏れ」でした。