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続続・久々にオイルキャッチタンクの改造

続続・久々にオイルキャッチタンクの改造

先月、タペットカバーからのオイル滲みが発生に気が付いてオイルキャッチタンク内部のフィルタ目を粗くして対策後、ひと月程経過したのでオイルキャッチタンク内部の状態とオイルキャッチタンクを経由したサクションパイプの状態を確認してみる事にしました。

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サクションパイプ(スーパーチャージャーに繋がるエアーフィルタ部分のパイプ)の状態の写真を撮り忘れすれましたが、かなりブローバイガスのオイル成分が付着していました。以前よりはかなりマシにはなったんですが、それでもサクションパイプ付近がオイルまみれになるのはあまり気分が良いものではありません。

余談ですが先日Studieさんで久しぶりに遭遇した銀カブさんの車両はE46M3にAA(アクティブ オートウェイク)のスーパーチャージャーキットを装備していますが、やはりブローバイガスにはかなり悩まされているようです。

銀カブさんのE46M3スーパーチャージャー

銀カブさん号も上記の写真にはホースだけしか写っていませんが、エンジンルーム右後方にオイルキャッチタンクを装備しています。(金色っぽく見えるのがオイルキャッチタンクへ繋がるブローバイホースです。)

E46M3スーパーチャージャー付近の写真

スーパーチャージャーのサクションパイプ付近(上記の黒いパイプ)はオイルまみれになってスーパーチャージャーの下部付近は時々洗浄する必要があるそうです。AAのE46M3スーパーチャージャーキットはASA製のスーパーチャージャーユニットを使用しているのでオイルラインはエンジンオイルを使用するため組み立ては面倒ですが構成がシンプルでいいですね。E46M3の場合、油温マネージメントがかなりシビアなのでスーパーチャージャー装備すると色々とリスクが上がるのかな?

話がそれましたが、サクションパイプ付近にオイルが付着しやすい理由としてブローバイガスが一番冷えやすい場所なので、サクションパイプを洗浄しても走行時間と共にオイルが付着してきます。

日産のRB26エンジンなどでブローバイガスのオイル成分の付着を嫌がる人はオイルキャッチタンクを2個つないでブローバイガスをなるべく冷やすようにしてオイルをキャッチしている方もいるようで、自分もスペース的に余裕があれば2個直列繋ぎオイルキャッチタンクをやってはみたいですけどね。(笑)

オイルキャッチタンクの中(フィルタ部分)

オイルキャッチタンクに溜まったオイル

オイルキャッチタンクの中の状態。

1か月半ぐらいで走行距離も短く、暑くはないけど夏場なのであまり水分は溜まつておらず、ほぼオイルのみといった感じでした。

本来このオイルはオイルパンに流れていくのが純正のブローバイセパレーターの経路となります。なのでここにオイルが溜まるのは正常で、出来ればあまり溜まって欲しくありませんけど。(苦笑)

オイルキャッチタンクの中を洗浄と対策用ステンレスメッシュ

前回、このフィルタの目が細かすぎ&金属たわしのせいなのか、オイルキャッチタンクのブローバイガスの抜けが悪かったためタペットカバーからオイル滲みが発生してしまいましたが、現状は少し抜けすぎなのようなので現在付けている1.5mm穴のアルミパンチングメタルの上にステンレスメッシュを巻いて、オイルキャッチタンク内部の抜けは良く、2重フィルタでブローバイガスを冷やしてオイル成分を吸着するように対策してみました。

ちなみに上記の写真のペットのトイレシートにオイルキャッチタンクの中身をパーツクリーナーで流し落とした状態なのですが、オイル成分が真っ黒なのがわかります。

この数か月間に行ったRECSおよびタービュランスGA-01によってエンジンオイルが汚れた証拠ですね。

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こちらにある前回オイルキャッチタンクの中身を抜いたペットのトイレシート写真と比較すると明らかにRECSタービュランスGA-01によってオイルの汚れの状態の違いがわかるかと思います。(今回のペットシート状には、あきらかに黒い粒々が多いのがはっきりとわかります。)

ステンレス半田

ステンレスメッシュは名前のごとくステンレス製ですが、金ばさみで簡単に切る事が出来ます。アルミパンチングメタルの上から巻いてホースバンドで固定し、ステンレスメッシュホースの下部が広がってしまうのでステンレス半田で固定することにしました。

関連リンク:

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ステンレス半田フラックス

アルミと違ってステンレスはフラックスさえ塗れば簡単に半田付けできるのは便利ですね。もちろん半田の溶ける程の高温になる部分はNGですがオイルキャッチタンクぐらいならば全然問題ありません。

関連リンク:

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ステンレスメッシュを半田づけ

こんな感じにステンレスメッシュが広がないように半田で固定しました。半田付け後、必ずフラックスをパーツクリーナーで良く洗浄します。

フィルタを2重にしたオイルキャッチタンク

こんな感じに2重フィルタにしました。オイルキャッチタンクのIN側から入ってきてブローバイガスの抜けは良く、2重のフィルタでブローバイガスを冷やしながらオイル成分をフィルタに吸着するといった感じになるかと思います。

エンジンが高回転の時、そこそこの圧力のブローバイガスが噴き出てくるのでオイルキャッチタンク自身の抜けが悪いのは問題となりますが、オイルセパレートがしっかり出来なくては意味がありません。

今回の対策でオイル成分がこれまで以上に回収できるようになるといいんですけどね。

対策完了後のエンジン

フィルタ対策後30km程走行してみました。加給圧を上げて高速を走行してみましたが前回のようにタペットカバーからのオイル滲みは発生していないので、2重フィルタ化はまずは合格。

しばらく走行してまたサクションパイプの状態を確認してみたいと思います。

以上、「続続・久々にオイルキャッチタンクの改造」でした。

 

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