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BMW E46 リアサイドパネルの張替え

BMW E46 リアサイドパネルの張替え

車検から戻ってきたタイミングでリアサイドパネルの張替え作業を行いました。なぜこのタイミングかというとリアのロールバーを外した時しかサイドパネルの脱着が行えないからです。ロールバーを戻すためにシートも取り外すので作業的には一番やりやすい状態ですね?!

ドアパネルの張替えは今年の2月に行いましたので、その時に余ったフェイクレザー素材とスプレー糊をそのまま使用しました。

 

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関連記事:

DIYでドア内張の貼り直し(BMW E46)

 

取り外したBMW E46 リアサイドパネル

まずはパーツの取外し。

後部座席にはもう8年近く人を乗せていません。時々、高速道路のパーキングでタワーバーの中で仮眠をとったりしているぐらいなんですけど、よく見ると結構サイドパネルの肘あてなどが痛んでました。

このリアのサイドパネルはスピーカー無し、エアバック付きの3種類の形状ががあるようですね。

 

BMW E46 リアシート

サイドパネルを取り外すにあたり当然リアシートも取外しました。ロールバーの一部は車検前からこの状態で室内に置きっぱなしなので、サイドパネルの修復と同時に元に戻します。(本当邪魔(苦笑))

リアサイドパネルのスポンジ

まずはパネル裏のスポンジから外します。

スポンジを抑えている金具

Eリングに近い形状の星形の金具4つで固定されているので、ドライバーで爪を開きながら取り外しました。

取り外したスポンジを止めている金具

細いマイナスドライバーで爪を開いていけば、比較的簡単に取外しが出来ます。

リアサイドスピーカーの取外し

スポンジを取り外した後、スピーカーを取り外します。ねじ込み式なので簡単に取外しが出来ます。

葉損したドアブレストワーククリップ

サイドパネルを外した時に破損済みのドアブレストワーククリップが4つもありました。この部分は、

リアアルミ調サイドパネル肘あて

19年前にこの肘あてをアルミ調にBMW東京で交換した時以外外した覚えがないんですけどね??

一体だれが壊したんですかね??

デロデロになっているファブリック部分

問題の張替えを行いたい部分のファブリック素材はかなりデロデロになっています。フロントのドアの時と同乗に内部のスポンジが経年劣化によって加水分解をおこしている状態なっているかと思います。この部分を固定している爪を10mmのドリルで削り落としファブリック部分を取外しました。

取り外したファブリック部分

ファブリック部分を取り外した状態。(裏側)

パネル裏のパーツ番号印字

パネルの製造年月日が記載されていました。1999年6月15日、19:13は時刻でしょうか?この車の製造年月日は1999年6月22日なので、1週間前に作成された事になりますね。

爪の部分は、ドリルで削ったカスを使ってホットナイフを使って元に戻します。

加水分解したスポンジ部分。ベタベタ

ファブリック素材を剥がした状態。案の定加水分解してベタベタです。

写真のオレンジ色の部分をスクレイパーを使って削りつつ、

マジックリンを使用して洗浄

大体削り落としたらマジックリンと亀の子たわしを使用して、すべてのスポンジを除去しました。

 

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シリコンルブスプレーで拭き上げた肘あて

フロントドアの肘あてのスポンジ部分は張替えを行いましたが、リアのこの部分は水拭きしてシリコンルブスプレーを拭いて拭き上げたら綺麗になったのでそのまま使用する事にしました。上記の写真の上側がシリコンルブスプレーで拭き上げた状態で、下が素のままの状態です。

関連リンク:

シリコンルブスプレー

フェイクレザーの切り出し

剥がしたファブリック素材のサイズに合わせて、新しく貼り付けるフェイクレザーを切り出しました。少し大きめにハサミで切り出します。

フェイクレザーを貼り付けた状態

いきなり貼り付けた状態の写真ですがスプレー糊を使用してパネル1/3ぐらいづつ貼り付け、端は最後にドライヤーを当てながらフェイクレザーを引っ張りながら貼り付けました。スプレー糊は部分的に何度も吹きかけます。

ホットナイフで爪を修復

スピーカーのフォルダはのみを取り付けた状態にして、ホットナイフで削り落とした爪の部分を元に戻しました。

続いてスポンジを元に戻して、スポンジを止めていた金具をラジオペンチで平にしてから再度スポンジを固定。

スポンジ固定の金具をラジオペンチで形を整える

スポンジを金具で固定

あまり金具を平にしてしまうと取付が出来ませんので適度に曲がった状態の形状にしてはめていきます。

 修復したリアサイドパネル

こんな感じに仕上がりました。

リアサイドパネルの肘あてを元に戻す

肘あてを元に戻してサイドパネルの完成です。当然ですが左右同じ作業を行います。かなり根気が必要です。(笑)
難所はファブリック素材を固定してある部分の爪を削り落とす作業でしょうか?私はドリルを使いホットナイフで戻に戻しましたが、リューター等で削り落として、ねじ止めにした方が良いのかもしれません。

ただし、肘あてがあり力がかかる部分なのでねじ止め固定だとちょっと不安だと思いますのでしっかりと固定するのが良いかと思います。

リアサイドを外した状態(左側)

リアサイドを外した状態(右側)

続いてリアサイドパネルを元に戻してロールバーを取り付けます。リアサイドパネル周りを掃除で清掃して破損した爪などを回収。

AC Schnitzerのロールバー

AC SchnitzerのE46用のロールバーはリアのみ2ピース構成になっています。この写真の部分は前側のシート左右を取り外さないと中に入りません。

シートを取り外した状態

シートの取外し。レールごと取外します。レカロですが重いです。(苦笑)

ロールバーを配置

サイドパネルを組み上げて、ロールバーの1ピースをシート部分に配置後、もう1ピースを車内に搬入し位置を調整しつつ固定。大きいピースの方は一人で車内に搬入するのはかなり難しいので二人作業が良いです。

ロールバーの取付完了

ねじ止め固定完了です。ロールバーの脱着にはトクルスレンチのT-50やら13mmのレンチなど通常の工具には含まれない特殊なサイズが必要でした。

前側シートを取り外した状態

続いて前側をシートが無い状態で掃除してからレカロシートを元に戻して、

4点ベルトの装備

4点ベルトを装備して完成です。

続いては、車検用にノーマルウィングに戻した部分を元に戻します。

 ノーマルウィング

ノーマルのままでも構わないく、ウィングの効果の違いはさほどわかりませんが、見た目がイマイチなのと、一番の問題は重量差です。上記の写真のウィングはアルミ製なので結構な重量があります。(まあノーマルといってもランエボの羽なんですけどね。(笑))

オートプロデュースBOSSのウィングとの比較

羽の比較です。上がオートプロデュースBOSSのGTウィング。下が取り外したノーマルウィング。

羽を外した状態

羽の脱着は結構大変で、ちょっと特殊な形状の六角レンチが必要です。レンチの形状ではなく、スペースの関係でレンチの首の長さが短い特殊な物が必要です。

オートプロデュースBOSSのウィングを装備

羽を戻した状態です。やっぱりこっちの方がしっくりくるなー。(笑)ウィングを取り付けただけでトランクの重量が増えるため開閉に気を使うようになりますが、ノーマルのウィングよりもオートプロデュースBOSSのウィングの方が軽いので少しは開閉が楽になります。(笑)

続いて、リアサイドパネルを脱着したときに左側のドア部分のエッジプロテクションの一部が浮いていう事に気が付きました。この部分はかなり昔にDIY修理した記憶がありますが、部分的に浮いてしまっていたので、先日修理したときと同様にバスコークN(黒)を使用して修理する事にしました。

関連記事:

BMW E46 エッジ プロテクションまた修理

バスコークN(黒)

関連リンク:

バスコークN(黒)

こちらのブログでこれまでのように両面テープを使ってみたりして色々と試してみたんですが、今の所バスコークN(黒)が最強かな?

エッジプロテクションの隙間から紫外線が少しはあたりますが、基本的に紫外線は照らされる事はないのでシリコン系のコーキング剤でもガビガビにならず、耐熱も120℃まであるので車内での使用もなんら問題ありません。(屋外用のコーキング剤でシリコン系でないものがベストかもしれませんけど黒が無い。)

前回修理してからまだひと夏超えただけですけど、今の所、特に剥がれることもなく、コーキング剤なので耐水性はもちろん強力接着剤等を使うならばバスコークN(黒)が今の所最強かと思います。

あくまでも自動車用ではないので自己の責任の範囲で判断し使用してみてください。

バスコークを塗って養生テープで固定

バスコークN(黒)がはみ出さない程度に少し盛ってエッジプロテクション側に塗って、養生テープで押さえつけるように固定。

バスコークを使用して固定したエッジプロテクション

翌日、養生テープを剥がした状態。しっかりと固定されています。そもそもバスコークN(黒)は隙間を埋めるためのものなので、この部分には一番良い素材なのかもしれませんね。

以上、「BMW E46 リアサイドパネルの張替え」でした。

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