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オイルキャッチタンクの洗浄

オイルキャッチタンクの洗浄

気が付けばすでに12月。1年がなんかあっという間ですねー。

今年は秋が殆どなく(?)、夏が終わっていきなり冬のような気温になったり、12月だというのに梅雨のような雨が降ったり...。

本格的な冬を迎える前に。オイルキャッチタンク本体についているレベルゲージでオイルキャッチタンクに溜まっている状態を確認してみたところ、溜まっているような溜まっていないような...。

取り外したオイルキャッチタンク

気温が低くなるとブローバイガスの成分に水分が多くなりオイルキャッチタンクの中に水が溜まりやすくなるので、ブローバイガスに含まれたオイル成分と水分が分離した状態だとオイルキャッチタンクのレベルゲージで確認しても実際にどのぐらい溜まっているのか判断しにくい状態にあります。

前回は、夏にオイルキャッチタンクの洗浄を行ったので4か月ぶりで、確認の意味も含め、本格的な冬前に一度オイルキャッチタンクの洗浄を行うことにしました。

オイルキャッチタンクのニップル部分

オイルキャッチタンクを取り外してみたところ、オイルキャッチタンク本体のニップル部分にブローバイガスが漏れたような跡がありました。

 

オイルキャッチタンクアウト側ニップルからの漏れ

オイルキャッチタンクのニップルのイン側、アウト側共にネジの部分が黄色く滲んでいます。このオイルキャッチタンクは1年近く使用してきましたが漏れは初めて。ニップル部分はシール剤を塗らず、ネジが深かったのでかなり強く締め付けてありましたがやはり漏れが発生しました。

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やっぱりしっかりしっかりと液体ガスケットでシールしないとダメですね。もしかすると先日スーパーチャージャーのサクションパイプ側へ戻すホースにホース内径を13mmから5mmにするオリフィスによってオイルキャッチタンクの内圧が上がって漏れが発生したのかもしれません。

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実際、オリフィスを付けてオイルキャッチタンクの内圧が上がったとすれば、それはそれで成功(目的を達成している)ので良いことなのですが、肝心のオイルキャッチタンクからブローバイガスが漏れては意味がありません。

取り合えず、オイルキャッチタンクの中身を処分するために猫のトイレシートを準備してオイルキャッチタンクを開封してみたところ、

オイルキャッチタンクの中身

本体1/3ぐらい溜まっていました。

上記写真だとわかりにくいので、オイルキャッチタンクの中身を出してみたところ、

オイルキャッチタンクの中身を出してみた

かなりの水分が溜まっている(オイル成分と分離している)のがわかるかと思います。寒くなると一気に水分が増えますね。

ちなみに、

夏場のオイルキャッチタンクの中身の状態

上記が今年の8月13日、約4か月前のオイルキャッチタンクの中身の状態。

夏場はほとんどオイル成分のみでしたが気温が下がってくると水分量が増え、ブローバイガスのオイル成分と水分が乳化(エマルション)して夏場と冬場で状態がここまで違います。

オイルキャッチタンク上部にあるオイルセパレーター部分

オイルキャッチタンクの上部のあるオイルセパレーターも乳化したオイル成分がべったりついていました。写真からもわかるように水分が多いとゲージが殆ど役に立ちません。

 

オイルキャッチタンクのイン側のニップル

今回ブローバイガスの漏れがあったニップルを取り外してみたところ、オイルキャッチタンクのイン側(上記の写真)のニップルはかなり乳化した状態になっていました。上記の写真は取り外した直後の状態ですが、ネジ山も乳化したオイルがべっちょり。(苦笑)

オイルキャッチタンクのアウト側のニップル

こちらはオイルキャッチタンクのアウト(出口)側のニップルのネジ山。オイルセパレーター通過後なので乳化はしておりませんが、ネジにオイルにじみがあります。

スリーボンドの液状ガスケット1212

オイルキャッチタンクをパーツクリーナーで洗い流してから、毎度のスリーボンドの液状ガスケットをニップルネジに塗りシールしました。

ニップルのネジ山に液状ガスケットを塗った状態

爪楊枝を使用してネジ山に綺麗に塗り、ネジを締め付けても少しだけはみ出すぐらいに液状ガスケットを塗って乾燥させて完成です。

まだ気温が低くなってから3週間ぐらいしか経過しておりませんが、ここの所毎日冷間時のエンジン始動燃料補正の調整を行っているため、ブローバイガスが溜まりやすい状態を繰り返しているためか、少し多めの乳化したオイルが溜まっていました。やはり冬場は溜まりやすいので定期的にオイルキャッチタンクの洗浄作業が必要ですね。

以上、「オイルキャッチタンクの洗浄」でした。

 

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