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冷却水の濃度計測してみました

冷却水の濃度計測してみました

ここ最近、気温が上がったり下がったりな日が続いていますが、日差しはほぼ真夏並み。

先日、AVO Motec Japanさんへ伺ったとき首都高速での渋滞中、ちょっと水温が上がり気味で、エンジンを停止してからもしばらく電動ファンが回り続ける状態。

BMWのM52TUB、M54Bエンジンはエンジン本体の水温センサーとラジエーターの出口にクーラント温度センサーの2つがあり、メーターで表示される水温計はエンジン本体側の水温センサーの数値を示しています。

DMEがどのうように処理しているかわかりませんが、クーラント温度センサーで検出した温度が高い場合、エンジン停止後もしばらく電動ファンを回すようになっているようです。

まあ、そもそも電動ファンはラジエーターに向けて送風するので、ラジエーター側の温度をみて判断するのは当然と言えば当然ですね。

拾い画像ですが、

M52TUBエンジンの水回り

非常にわかりやすいDME形式MS42の水温検出図がありましたので掲載いたします。

(M52TUBエンジンはMS42、M54BエンジンはMS43ですが、水回りの処理は同じかと思います。)

 

図の中で示されている緑の部分が2つの水温センサーです。

DMEは水温センサーの情報を元に電磁サーモスタットの制御を行っています。

電子制御が何らかの理由でうまくいかない場合、電磁サーモスタットは97度になれば強制的に熱で開くようなしくみになっています。

自分の車はラジエーター向け電動ファンの手前にスーパーチャージャーのオイルクーラーとインタークーラーを設置しているので、ラジエーターに走行風が当たりにくいので水温が上がりやすいのですが、どうも2年前にウォーターポンプが破損して交換した後から水温が高めな感じがしています。

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昨年の夏にはラジエーター本体の樹脂部分が破損したためラジエーター周りは一式交換したばかり。

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なので思いつく原因としては、

・クーラントのエア抜きがうまくいっていない。

・クーラントが極端に濃い

・エアコンコンプレッサーの負荷が高い

の3つでしょうか。

エアコンコンプレッサーは19年使い一度もトラブルはありませんでしが「転ばぬ先の杖」という事で、新品に交換。

関連記事:

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エアコンのコンプレッサーは新品ですが、負荷は高い物なので水温が上がりやすくなっているのかもしれません。

コンプレッサー負荷を低減させる対策としては、やっぱりパワーエアコンですかね?

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先の3つの原因として思いついた中で気になるのがクーラント濃度。

クーラントの濃度が極端に高いとオーバーヒートしやすくなるので、実際にどのぐらいの濃度なのか?、調べてみることにしました。(交換してもらったので実際にどのぐらいの濃度なのかわかっていません^^;)

クーラントの濃度を計測する方法を色々と調べてみると、光学式で便利そうなクーラントの濃度を計測できるツールを発見

 

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同じ商品の使い方をネットで紹介されている方がいて、簡単にクーラントの濃度を計測できそうだったので昨日アマゾンで注文し本日到着。

(アマゾンさんが在庫を保有している商品だと本当に早くて助かります。)

早速、計測してみることにしました。

クーラント テスコープケース

こんなケースに入ってます。

クーラント テスコープケースの中身

中身はこんな感じ。

クーラント テスコープ本体

本体、スポイト、キャリブレーション調整用ドライバー、ユーザーマニュアルです。

クーラント テスコープのここに水滴を垂らす

計測方法は非常に簡単で、上記の写真の青い部分に計測したい液体を1滴たらし、プレパラート的な透明のプラスチックプレートで挟みます。

そしてスコープを覗いて、濃度を計測します。

まずはじめに、水道水を垂らし計測し、キャリブレーションを行います。

(青い線が下部にあるWaterと書いてある位置に来るように調整するだけです。)

クーラント濃度計測

早速、駐車場に出向いてクーラント濃度を計測してみました。

クーラント テスコープでの計測結果

計測結果はこんな感じ。

使用しているクーラントはプロピレングリコール系なので、スコープのPROPYLENEのメモリを読むと-23℃で凍りはじめるということですかね?

寒冷地ではないですし雪の日は走行しませんので、クーラント濃度は正常でした。

大体、クーラント4:水6ぐらいになっているのかな?

40%クーラント濃度という事になりますね。

クーラント濃度に問題がなかったので、続いて一応クーラントのエア抜き作業を行いました。

クーラントのエア抜きバルブをあけると空気スペースがあったのでやっぱりエア多いのかな?

ワコーズのクーラントブースターを先日追加投入したので、キャビテーションされて、クーラントに含まれていたエアが抜けたせいでエア抜きバルブの所に空気スペースが増えたのかも増えたのかも?!

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エア抜き作業は、エアコンダイヤルを暖房にして、エアコン温度を最大32℃、エアコンファンを最小にしてから、10分間ぐらい沸騰させた後に冷やした水道水をエア抜きバルブから直接ミニ漏斗で入れ、ラジエーターサブタンク側の水位が上がるのを確認しつつ、エア抜きバルブからクーラントが溢れるぐらいまで投入。

注入量は、100ccぐらいでしょうか?

投入してから療法のキャップを締めて、水温計が中央になるまでしばらく暖機しました。

少しだけクーラントが薄まりましたが、水成分が増えると水温低下にはなるのかな?

継続して水温に関してはしばらく様子を見てみたいと思います。

以上、「冷却水の濃度計測してみました」でした。

 

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