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シルキー6を追求、クランクケース減圧バルブを元に戻す

シルキー6を追求、クランクケース減圧バルブを元に戻す

先日オイルの汚れ具合に負けて取り外したクランクケース減圧バルブですが、本日もとに戻しました。

BMW E系のクランクケース減圧弁はこちらをご覧ください。

関連リンク:

ガルフストリーム

 

減圧弁の原理は、大雑把ですがこちらかな?

関連URL:

株式会社マエカワエンジニアリング

 

本来、6気筒、ストレートエンジンの場合、6気筒のピストンの動きによるクランクケースの圧力の変動がすくないというのが最強の武器なんですが、それでもクランク内部で空気圧の変動があるので、どうしてもクランクケース圧が一定に保つことはできません。

それに対して、BMWのE系エンジンはブローバイガス還元装置がシールドタイプ+αなので、エンジンヘッドからの出口にクランクケース減圧バルブを付けると、クランクケース圧が負圧に近い状態に保たれるので、クランクケース内部の抵抗が減り、クランクシャフトをより滑らかに回りやすくなるというのが、クランクケース減圧バルブ動作目的となります。

これによって、エンジンの回転へ対する抵抗が減るため、エンジンブレーキが利きにくくなる、その分燃費が良くなる等、色々と影響をもたらすことになります。

前回、こちらの記事でクランクケース減圧弁を取り外し、その後ブローバイガスの配管の見直しを行いかなり安定してきたので、本日クランクケース減圧弁を元に戻しました。

関連記事:

オイルが汚れが激しいのでクランクケース減圧バルブを撤去

 

M52TUエンジンブローバイガス排出口付近

上記はクランクケース減圧弁を取り外した状態。

青い色のシリコンホースを経由して12mm内径の耐熱、耐油ホースでオイルキャッチタンクに接続しています。

 

クランクケース減圧弁を装備したM52TUエンジンブローバイガス排出口付近

 

そして、クランクケース減圧弁「オレンジウルフ」M52用ツインリードタイプを取り付けました。

クランクケース減圧弁を取り付けるだけでアイドリングの音が変わるので、効果がわかりますね。

本当はあまりブローバイガス経路を複雑にしたくないのですが、結果的にブローバイガス経路に3つのバルブを使用しています。

 

クランクケース減圧弁はあまり汚れない

ちなみにこの位置に取り付けたクランクケース減圧弁ですが、内部は思っている程、汚れません。

なんとなくエンジンヘッドの直後なので、ブローバイガスによるオイルミストが溜まりやすいと思われがちですが、この部分は常に熱を持つ部分のためだと思われますが、べちゃべちゃにはなりません。

関連記事:

クランクケース減圧弁 ORANGE WOLFの分解洗浄 (BMW E46)

クランクケース減圧弁も冷えやすい場所だとブローバイガスのオイル成分が冷えて溜まりやすくなるので、なんらかの弊害が出るかもしませんが、この場所への取り付けは全く問題ありません。

また、しばらく様子を見てみたいと思います。

以上、「シルキー6を追求、クランクケース減圧バルブを元に戻す」でした。

 

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