ブローバイガス経路のオイル成分の乳化
ブローバイガス経路のオイル成分の乳化
ブローバイガスの配管を変更後、ホース内部の状態を調べてみました。
前回、KTMのバックプレッシャーバルブ(ワンウェイバルブ)を追加した前後のホース内部です。
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KTMのバックプレッシャーバルブをイン側をテーパー状に加工はしてありますが、取り付け後の状態が気になったので一通り分解洗浄しました。
詰まりは無いけど乳化がひどい
以下は、現在のブローバイホース配管状態図です。
以下の写真は、ブローバイホース配管状態図のバックプレッシャーバルブの出口部分のホース異形ジョイント部分です。
かなり水を含んだオイル成分が溜まってます。(苦笑)
上記の写真は、KTMバックプレッシャーバルブの出口側の状態です。
この部分はスーパーチャージャーのサクションパイプに繋がり、エアークリーナー内部に接続しているため、吸気経路ではもっとも冷えやすい部分となるため、ブローバイガスと吸気の温度差も激しいこともあり、どうしても乳化しやすいようです。
また、この部分がこのような状態になるのはスーパーチャージャーで加給されている状態のブローバイガスなので、通常よりもブローバイガスが多い状態となりますので、オイルキャッチタンクだけでは不十分な状態のようです。
ハイチューンドなRB26などで、ブローバイガスのオイル成分を極力サクションに戻したくないため、オイルキャッチタンクを直列に2つ付けている方もいましたが、自分もできたらそのぐらいにしたいですね。(エンジンルームにスペースあったら絶対やりたい!)
これだけ乳化していても、オイルが減ることはほとんどありませんので、エンジン自体は正常な状態だと思われます。
一通り、パーツクリーナーでホースを洗浄し元通りに取り付けました。
以上、「ブローバイガス経路のオイル成分の乳化」でした。