クランクケース減圧弁 ORANGE WOLFの分解洗浄 (BMW E46)
- 2017/09/10 09:48
- カテゴリー:オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
- タグ:#bmw, #e46
クランクケース減圧弁ORANGE WOLFの分解洗浄
ここの所色々と対策を続けているブローバイガス関連ですが、タペットカバーとオイルキャッチタンクをつなぐホースの間に取り付けてあるクランクケース減圧弁のシリコンホース部分の汚れが気になったので分解洗浄を行いました。
自分の取り付けているクランクケース減圧弁は、浜松にあるBMW専門店ガルフストリームさんの「ORANGE WOLF 1WAYバルブ M54,M52エンジン用 2リード」になります。
関連リンク:ガルフストリーム
2017年現在でもオンラインショップでM52/54系やS54系専用のクランクケース減圧弁が販売されているようですね。
そもそもは、マエカワエンジニアリングさんが開発したクランクケース減圧弁、ReducerをBMW専用に取り付けられるようにしたものです。
関連リンク:マエカワエンジニアリング
この「ORANGE WOLF 1WAYバルブ M54,M52エンジン用 2リード」の購入は確か、2010年ぐらいだったと思います。
スーパーチャージャー装備後、このタペットカバーとブローバイホースの接続部分に色々と問題があり、何か綺麗に取り付けられるパーツはないか?っとネット上を探していたら、ガルフストリームのホームページで開発中でもうすぐ発売みたいな記事を発見。
その場で電話で問い合わせたところ、「まだ商品が用意できていないけど、1つだけあるので送りましょうか?」っと非常によい対応をして頂けました。
ショップに良い対応をして頂いた事はいつまでも覚えているものですね。(笑)
当時は製品ラインナップもM52/54のみでしたが、今では様々なBMW用や減圧弁のリード数が異なる物も販売されているようです。
クランクケース減圧弁の分解洗浄
いきなりですが、取り外した状態です。
この付近はすべて自分で組み上げたので、ばらし・組み立てはかなり慣れたものです。(笑)
ノーマルと違うのは、クランクケース減圧弁の出口部分のニップル径をマエカワエンジニアリングさんから購入して12mmに交換し、接続しているホースも耐圧、耐油、耐熱ホースを使用して配管しています。
関連リンク:
なので自分はORANGE WOLF購入時に付属しているオレンジ色のシリコンホースの1つは未使用です。
中の状態は思った程汚れていません。
タペットカバーと減圧弁をつなぐ部分のシリコンホース内部はかなりべっちゃり。
減圧弁本体です。
こちらの中もそんなに汚れていませんでした。(想定の範囲内)
一応、マエカワエンジニアリングさんのReducerのQ&Aを読むと圧をかけずに洗浄するようにと書かれていたので、パーツクリーナーで洗い流しました。
(ここのところ、パーツクリーナーの消費量が半端ないです…)
減圧弁内部も、想定内の汚れでした。
タペットカバーからの出口で加圧された空気がこの減圧弁によって押し出されるので、この部分がこのぐらいの汚れになるのは避けられませんね。
クランクケース減圧弁を元に戻して分解洗浄完了です。
クランクケース減圧弁に関しては賛否両論あるようですが、自分のインプレとしては、かなり効果があるものだと思います。
クランクケース減圧弁を装備することによって燃費向上すると言われているのは、単にクランクケース内部が減圧されることにより、エンジンのフリクションロスが減り、エンジンブレーキが利きにくくなるのが理由です。
走り方を変えてしまえば、燃費向上はあまり関係ないような気がしまうが、流して走るだけならばかなり恩恵があるものだと思います。
クランクケース減圧弁に関する詳細は、マルカワエンジニアリングさんのホームページを一読してみてください。
関連リンク:マエカワエンジニアリング
マルカワエンジニアリングさんのホームページの図はPCVバルブを使用したクローズドタイプのブローバイ還元システムをベースに書かれているので、BMWのシールドタイプ+αのブローバイガス還元システムと比較すると少し異なりますが参考になるかと思います。
以上、「クランクケース減圧弁ORANGE WOLFの分解洗浄」でした。