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オイルキャッチタンクの洗浄(ブローバイ漏れ対策)

オイルキャッチタンクの洗浄(ブローバイ漏れ対策)

先日、日帰り温泉に出かけたとき、またちょっとエアコンが臭うなっと?気になったのでオイルキャッチタンク周辺の状態を確認してみました。

ABSユニットに油が

何じゃこりゃー!!

って悲鳴を上げたくなるような写真ですね。

ABSユニットがなんかオイルまみれ。

えー、まじかよ、これじゃ走れないじゃんと思いつつも、写真の状況からもわかるようにオイルがABSユニットから噴き出したのではく、オイルがABSユニットのオイルパイプを伝わって垂れて飛び散ったような感じになっています。

ABSユニットの真上を経由しているブローバイホースのジョイント部分を確認するとその部分からの漏れたブローバイガスのオイル成分がじわじわとタレ落ちて写真のような状態になっていました。

一応、気になったので新品のウエスでABSユニット部分に付着している液体をふき取り、色と臭いで確認。

色はブレーキフルードの色ではなく、黄色だったので間違いなくこれはブローバイガス成分と判別。(臭いはちょっとわかりませんでした。)

ブローバイガスのホースは、パイプ径を調節するためアルミジョイントパイプを作成して取り付けてあるのですが、その部分から漏れていたようです。

また、オイルキャッチタンクを取り外してみると、

オイルキャッチタンクから漏れたブローバイガス

オイルキャッチタンクの底にブローバイガスのオイル成分がタレ落ちていました。(苦笑)

翌日、所要で車で外出しなければならなかったため、取り急ぎアルミジョイントパイプの部分を液体ガスケットを用いてシールして、タレ落ちたブローバイガスのオイル成分をパーツクリーナーで洗浄。

ABSユニットにタレ落ちたオイルもブレーキクリーナーで綺麗に掃除しました。

まあ、この写真の状態では、臭って当然ですね。(苦笑)

翌日、車で外出し、一応、外出先で休憩した際に、毎回ABSユニット部分にオイル滲みなどないか確認しましたが、ABSユニットには一切のオイル漏れや滲みが無かったので、100%ブローバイガス関連の問題と判断。
(走行してもオイル滲みがなければまずABSからの漏れはないと判断できるでしょう。)

一応、一日通して、特にエアコンからオイル臭いと感じませんでしたが、帰り道、やはり少しエアコンがオイル臭いなっと感じたので、本日、またオイルキャッチタンクを外して確認してみることにしました。

 

また漏れ出したオイルキャッチタンク

やはり今回も底にブローバイガスのオイル成分が垂れてきています。

前日にすべてパーツクリーナーで洗浄してもこの始末。

350kmぐらいの走行でこの状態は、根本的な対策をしないとダメですね。

漏れている箇所ですが、底にあるネジの部分からではなく、タンクの側面を経由して、

オイルキャッチタンクの側面に漏れた跡

どうもオイルキャッチタンクのイン・アウトのニップル部分から漏れている様子。

オイルキャッチタンクからの漏れた箇所

この部分、ニップルとホースの接続に問題があるようです。

若干ブローバイホースに対してオイルキャッチタンクのニップルが細めなのがダメみたいです。

使用しているブローバイホースは、ブリジストンのPA03で、このホースは肉厚で耐圧性に優れるので、ホースを取り付けるニップル側の径が若干小さめだとホースバンドできつく締めても漏れてしまうようです。

確かに先日の記事の写真を見ても、PA03(黒いホース)側だけブローバイガスが噴き出していました。

 

参考記事:

またブローバイガス漏れ

 

前回の時点で気が付くべきでしたね。

PA03は耐圧、耐油性に優れていますが、肉厚なのでホースバンドの取り付けの際の径に注意すべきでした。

 

オイルキャッチタンクの洗浄

このオイルキャッチタンクはバージョン5で、前回交換したのが6月7日なので、約2か月間使用しました。

まだ、そんなに溜まっていなと思いましたが、漏れ対策ついでに、オイルキャッチタンクに溜まったオイル成分を抜いてみることにしました。

 

参考記事:

オイルキャッチタンク交換(Version5)

 

オイルキャッチタンクに溜まったオイルミスト成分

100円均一で購入した猫用のトイレシートにオイルキャッチタンクの中身を出してみるとご覧の通り。

かなり濃厚なブローバイガスのオイル成分が上記の写真の量ぐらい溜まっていました。
(ちなみに冬場はもう少し水分が多い感じになります。)

オイルキャッチタンクが無い車両は、このブローバイガスに含まれたオイル成分がすべてエンジンオイルに戻っているのは、あまり精神的によくないですね。

これが、オイルの性能を劣化させる根源でもあります。

Version5のオイルキャッチタンクは、しっかり仕事をしてくれているようです。

これだけ濃厚な(笑)オイルがタンク内部に溜まっているので、オイルキャッチタンク内部を素通りせずに、ブローバイガスからしっかりとオイルミスト成分を別けてくれています。

溜まっていたオイルの量ですが、2か月でこの状態。

多いのか少ないのか?

22万キロ、約18年使用してきたエンジンでこの状態ならば優秀と見るべきでしょうかね?

パーツクリーナーをオイルキャッチタンクのドレン口から吹き込み、オイルキャッチタンク内部を数回洗い、続いてオイルキャッチタンクのニップル部分のブローバイガスの漏れ対策を行いました。

 

オイルキャッチタンクのニップルへ対策

ニップルを交換したくても、丁度良いサイズを探すのは大変なので、取り急ぎ、既存のニップルの径を少しだけ太くなるように収縮チューブ(ヒシチューブ)を2重にして取り付けました。

1mm弱でも太くなれば、ホースにを固定するホースバンドにもう少しフィットする感じなので、少し厚めのヒシチューブを使用しています。

ブローバイホースとして使用しているブリジストンの耐油・耐圧ホースPA03は、ホース自身の素材に伸びが無いのため、あまり太くしてしまうとニップルに刺さらなくなってしまうので、ニップルとホース内径は可能な限り合わせる必要があります。

これまで、ホース内径とホースを取り付けるニップル外形が1mm前後の余裕があったのが問題であったようです。

余談ですが、写真のヒシチューブの取り付け作業中、ヒシチューブをニップルに合わせて切りだしてからライターであぶりながら取り付けを行いましたが、中のブローバイガス成分が気化し、すぐに火がついてしまいます。

オイルキャッチタンク内部はすでにパーツクリーナーで洗浄済みなので、オイルはほとんどない状態でも簡単に火がついてしまうので本来は火気厳禁です。

ブローバイガスは、オイル、ガソリン成分が含まれますので、当然ですね。

恐る恐る、ライターであぶりながら、写真の用な状態に仕上げました。

 

このヒシチューブを巻いた状態だと、丁度オイルキャッチタンクのホースが少しきつめに刺さる感じになりましたので、今回の漏れの原因対策になるかと思います。

本来はホースジョイントなどを使用したほうがいいんでしょうね。

またしばらく様子を見てみたいと思います。

 

以上、「オイルキャッチの洗浄(ブローバイ漏れ対策)」でした。

 

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