本物か?偽物か?HKS スーパーパワーフロー(4バージョン目)
- 2017/07/19 18:26
- カテゴリー:DIY作業
- タグ:#bmw, #e46, #HKS, #スーパーパワーフロー
本物か?偽物か?HKS スーパーパワーフロー(4バージョン目)
グリーンフィルターがすでに8年近く使用し、洗浄して繰り返し使用続けるには当に寿命が過ぎているようなので、こちらの記事で新しいエアーフィルターを検討し色々と調べた結果、過去に使用したことのあるHKSのスーパーパワーフローの最新版を使用してみることにしました。
こちらの記事に履歴がありますが、スーパーパワーフローはこれで3回目です。(苦笑)
3回目ですが、少しづつ改良されているので、まあ良しとしましょう。(笑)
過去2回、スーパーパワーフローを使うのをやめた理由は幾つもありますが、自分の使用した結果、一番の問題は集塵性能が弱いという点でした。
しかし、色々と調べてみると、スーパーパワーフローへの認識不足や、多分間違いなく巷で噂される偽物のフィルターを使っていたのではないだろうか?っと思い返したり...。
HKSのスーパーパワーフローのフィルタの偽物の比較をされている方がこちらにいて、自分のこのブログに掲載してある乾式3層フィルター、間違いなくパチ物ではないか?と。(苦笑)
こちらの方の2枚目の写真、パッケージ右上の「スーパーパワーフロー専用フィルター」と記載してある部分がどうみても偽物と同じ幅なんですよねー。(苦笑)
振り返ってみると、過去に「なんか昭和のワープロみたいなフォントだなー」なんて思った覚えもあり、デザイン業に関わっている身として、「HKSさんも、もう少しパッケージのデザインなんとかすればいいのに?」なんて思った記憶があります。(笑)
今になって考えてみれば、確かにネットでの金額が極端に違う店があった覚えがありますし、安いフィルタに飛びついた覚えもあります。(苦笑)
こちらの方のページには、HKSのスーパーパワーフローのスーパーコピー(パッケージまで完全コピー)の比較が乗っており、当初使用していたスーパーパワーフローリローテッドの本体は多分本物だったと信じております。
(初代スーパーパワーフローはHKSさんから直接支給されたパーツの1つなので大丈夫でしょう。(笑))
スーパーパワーフロー、およびスーパーパワーフローリローテッドは数年前に、破棄してしまったので、今回新バージョンのスーパーパワーフローをアマゾンで購入し、3度目の正直。(笑)
関連リンク:
HKS スーパーパワーフロー(エアクリーナー) φ150-80本体 φ150フィルタータイプ(乾式3層・緑)
アマゾンから配送商品だったので本物なのは間違いないと思いますが、色々とネット販売を見てもどれが本物なのかわかりませんし、値段が極端に安いのは避けるようにしました。
※スーパーパワーフローの交換用フィルタのレビューには、「偽物が送らて来た、信用してたのに!」のようなレビューの書き込みを見つけましたので、配送元が信用できても、金額が極端に安い物は要注意です。
アマゾンには1つ前のリローテッドも販売されていましたが、リローテッドはコピー品があるのは間違いないので、値段が若干高くても、最新のスーパーパワーフローを購入しました。
本体の格子(ステルスフレーム)の幅が細くなり、表面積をさらに稼ぐようにしたという売り文句通り、以前のリローテッドよりもかなり格子の幅は細くなり27%増えたそうです。また、格子の色が黒になっていました。
裏のプレート部分にHKSのロゴが入りました。偽物対策でしょうか?
ちなみに内部のスポンジを抑えるプラスチック部分は、全世界で有名な模型会、田宮模型が作っているそうです。
樹脂成形ではプラスチック模型会社はやはり技術的には相当高いのと、HKSさんは富士宮、田宮模型さんは静岡市なので、静岡県の地元企業どうしのコラボレーションと言ったところでしょうか?
新品なので分解していないので未確認ですが、TCM(Tamiya Creative Master)のロゴが入っているそうです。
まあ、フィルタ交換のときにわかりますね。笑
余談ですが、自分が子供の頃、じいさんのところにプラモデルを土産に持ってくるおじさんがいて、先代の田宮模型の社長だった事を大人になってから知りましたw
HKSのスーパーパワーフローは世界的に人気商品だそうですね。
毒キノコのビジュアルが何かをそそるんでしょうか?(笑)
フレームボルトも変わったみたいです。
スーパーコピーの写真を見ると、この部分もしっかり作られていて、分解して内部の構造の違いを確認しないとコピー品かどうか判断できないそうです。
正直、コピー品ではないか?と疑って細部を見てみましたが、大丈夫そうです。(笑)
最新版のスーパーパワーフローのコピー品はまだ出回つていないと信じてます。
スーパーパワーフローの取り付けですが、サクションパイプやジョイントパイプなどは過去に使用したものがいつくもあります。
こちらは、アルミ切り出しのジョイントパイプ。2006年頃、自分で設計図引いて、こちらの野方電子工業さんで作成してもらったものです。
野方電子工業さんにはいくつかのサイズ違いを作成してもらいサムコの80%のエルボーホースも数本手元にあるため、取り付けはそんなに問題ないはずでした。(笑)
いきなり取りついちゃってますが、これまでに作成したエアーフィルター下にある遮熱板は再利用し、エアーフィルタが干渉しない位置に何度も調整を繰り返して取り付けました。
実は、HKSのスーパーパワーフローは、初代を使用したいたときは特に問題なかったのですが、リローテッドからバックプレートの部分が付いて、若干エアーフィルタの径が大きくなっている部分が干渉してしまうため、今回HIDのバラストを移設しました。
移設は、これまで使用しているパーツを若干加工し、ボンネットと干渉しない部分に配線を延長することなく取り付けできました。(はじめからこうすればよかったです。)
まあなんとか綺麗に収まりました。スーパーパワーフロー本体を覆うカバーはさすがに取り付けは難しいです。下側とクーラントタンク側にある遮熱板はそのまま再利用です。
過去の記憶だと、HKSのエアーフィルターはエンジンルームの熱の影響を受けやすかったので、後日、要検討です。
取り付け後、近所を走行の上、問題が無かったので、首都高速一周してきました。
やっぱり加給時のトルク感は非常によいですね。
長年使い込んだグリーンフィルタは、さすがに目詰まりもしていたと思いますが、加給時のアクセルの付きが段違いです。
ただし、吸気音、スーパーチャージャーの音がスーパーパワーフローだとかなり響くようになります。BLITZのSUS Power程ではありませんが、スポンジフィルターは消音機能は低くなり、また吸気音が聞こえるようになることを売りにしているのでうるさくなるのは仕方ないですね。
しばらく使用して、自分が一番気になっている集塵性能を見てみたいと思います。
他の方のブログで紹介しておりますが、自分的なメモとして以下、HKSさんのスーパーパワーフローのフィルタについてまとめておきたいと思います。
HKSさんのスーパーパワーフローには乾式と湿式2種類のフィルタがあります。
以前はフィルタの色での判別はできませんでしたが、現在はフィルタの色で判別できるようです。
ただし、古い在庫などもありますので、フィルタの形式を見て判断する必要があります。
上記の写真はHKSさんの資料にあった乾式2層フィルターです。
はじめからフィルタにオイルが付着しています。(上記はサンプルなので、現在はこの色の湿式2層フィルターは販売されておりません。)
HKSさんは非推奨ですが、この湿式2層タイプを洗浄して繰り返し使用されている方もおられるようですが、スポンジの劣化具合(目が粗いので)に合わせて交換は必要かと思います。
世間では湿式2層は、「ザル」と呼ばれているそうですね。(笑)
確かに集塵能力は全然ダメなので、自分は恐ろしくて2度と使いません。
上記が乾式3層タイプです。
湿式2層タイプと比較して中間に目の細かいスポンジが挟まっています。
現在のHKSさんの汎用スーパーパワーフロー本体は乾式3層フィルタ、湿式2層フィルタがついた2つのタイプが販売されているようです。
乾式3層フィルタはこのグリーンのフィルタです。
ちなみに、乾式3層と言っても洗って繰り返し使えるフィルタではありません。
スポンジ自体が劣化するためだと思われます。
自分はこれまで乾式と湿式フィルタの集塵能力に関して、湿式の方が集塵能力が上だと思っていたのですが、HKSさんの資料によると乾式3層と湿式2層では、乾式3層の方が湿式2層と比較すると集塵能力が50%も上だそうです。
(自分が勘違いしたのは、過去に偽物の乾式3層フィルタを使用して、パイプ内部に埃が付着したためだったと思います。)
したがって、自分のような集塵能力を優先したい人は、乾式3層フィルター(HKSさん純正に限る)を使用するのがベストな選択となります。
上記はHKSさんの資料にあったフィルタの吸引能力を示すグラフです。
補正などや細かい計測条件などの記載がありませんが、このグラフを信じる限り、湿式2層フィルタは使用期間(時間)軸に対して、劣化が激しく、乾式3層フィルタは使用期間に対して能力差が変わらずロングライフであるということが読み取れます。
以上、新規一転、HKSさんのスーパーパワーフローの乾式3層を使用して、集塵能力に重点を置いてレポートしてみたいと思います。