ライトコントロールモジュール LMC 交換その1(BMW E46 )
ライトコントロールモジュール LMC 交換その1(BMW E46 )
どこから話せばいいのかわからないぐらい、自分的には時間がかかりました。(笑)
本日、ライトコントロールモジュール(ネット上ではLSZ、LKM、LCMなど、色々な表記がありますが、ここではLCMと記載します。)の交換が完了しました。
これで、やっとハロゲンライト(バルブ)除去が進みそうです。
(最終的にフォグとハイビームはハロゲンのままにするかもですけど。)
LCM交換に関して、さかのぼりならがらいくつかブログにまとめておきたいと思います。
こちらの記事で入手したLCMを自分の車に合わせて取り付ける内容となります。
ただし、自分のBMW E46は、初期型(99年式)で、リアテールライトがDEPO製のLEDテールライトに交換してあるので、この記事を参考にしても違いがあるかもしれません。
海外のBMWフォーラムなどを読み漁り、結局のところ、BMW E46のLCMに関して、自分なりの理解は以下となりました。
- 前期型E46をLED対応にするには、LCMの交換が必要(正確にはLCMバージョン~2.xまで)。後期型E46には標準にでLED対応のものが付いているので、LCMのコーディングのみでLED対応可能。
- LCMのソフトウェアバージョンは4バージョン存在する。1.xが初期、2.xがバイキセノン対応、3.xはLED対応、4.はLED対応&E90の初期型対応。
- ただし、ソフトウェアバージョン3.xは、かなり長い期間複数のバージョンのLCMがリリースされたらしいため、ドット以下のマイナーバージョンアップの数字によって設定内容が異なる場合がある。
- 各バージョンのコーディング内容は3,4では互換性があり。その他はほぼ互換性が保たれていない。
- バイキセノン対応、LED対応で、LCMからの配線が異なる。自分が調べた結果、LCMからの配線タイプは3タイプは存在する。(初期型、バイキセノン対応、LED対応)
- BMWの純正のレトロフィットキットは、車両によって異なる(クーペ・コンパーチブル、セダン・ワゴン)
- セダン・ワゴンの場合は、前期型リアのファイスリストを後期型に変更を行う場合、大がかりは配線(純正のレトロフィットキット)工事を必要とする。その上でLED化する必要があるらしい。
- LCMユニットは、基本的にクーペ、コンパーチブル、セダン、ワゴン、どのLCMでも中身は同じ。ただし、LCMのスイッチ部分が車種によって異なる。リアフォグ付き、光軸調整付き、など、数種類ある。
- 中古品のLCMはディーラーではコーディングできない。(していない。)
- 中古品のLCMをコーディングするには、専門の業者に頼むか自力で頑張るしかない。
以上となります。
で、結果的に自分で頑張りました。(笑)
まずは、中古で購入したLCMの取り付け。
この写真は取り付け直後の様子です。
この時点で動作テストで、フロント周りのライト、(スモール、ヘッドライト、ハイビーム、フォグ)および、ウィンカーのの点灯(左、右、ハザード)は特に問題がありませんが、テールライトは、フォグライト点灯のみという状態で、ブレーキライトもハイマウント中央以外は点灯せず。
このままでは、まったく走行できない状態で、テールライトの警告灯、および、LCMを入れ替えると点灯するといわれている噂のタンパードットが点灯。
このタンパードットが点灯していると基本的にBMW正規Dラーへの入庫ができません。
タンパードットの点灯は、各モジュールの車両コードに1つでも違いがある場合に点灯し、さらにDME、KOMBI(メーターユニット)、LCMの3つには走行距離が記載されており、この距離に100Km以上の差があるとタンパードットが点灯します。
Dラーでのユニット交換は、走行距離ゼロのモジュール(すなわち新品)に対してのみコーディングするため、DME、KOMBI(メーターユニット)、LCMに関しては中古品を受け付けられないようです。(車体番号は可能のはずです。)
なので、以前、Studieさんで中古品をヤフオクで入手して持ち込んだんエアコンコントロールユニットをコーディングしてもらえたのは、DME、KOMBI(メーターユニット)、LCMでなかったのが理由かと思います。(未確認)
で、上記のタンパードットを消去するには、先日入手したPASoftのBMW Scannerを使用します。このソフト、詳細は定かではありませんが、どうも開発したのはロシア人ですね。言語対応がロシア語って凄いな。ロシアでは結構E46が熱く掲示板でかたられているので、意外と人気なんですかね?
まあ、優秀なロシアのエンジニアは、冷戦終了後~2000年ぐらいにイスラエルに亡命した人が多いと聞きましたので、その流れ系のロシアアカデミーの方が開発にかかわっているんですかね?(このソフトがDMEのハッキングのみで作られていたら凄いですわぁ)
余談が長くなりましたが、BMW Scannerで車両コードと、走行距離を書き込みます。
先のブログにも書きましたが、BMW Scannerを入手するまでにも長い時間がかかっています。まずは、日本国内で販売していません。検索してEbay上に沢山出ていたので、支払いをするために、まずはPaypalの登録からでした。(笑)
- PayPalの登録(個人情報登録も一緒に行った)
- 日本語だと海外の買い物ができないことがわかる
- 英語に変更してもらうのにPaypalに連絡
- 個人情報登録も一緒に行ったので審査期間中は英語に変更できない。
- 審査を急いでもらい4日で終了。(Paypalの担当者さん、本当にありがとうございました。)
- 名前を英語に変更。
- 英語住所の登録。
- Paypalにカード登録。
とゆうような流れで、やっと購入準備完了。(笑)
これでebayでBMW Scannerを購入。
ちなみに、以下の内容が、交換直後のLCMユニットの内容です。
赤く表示されている部分が問題のある個所。車体番号が違うのとエラーログが残っています。ちなみに海外の方が、このようなBMW Scannerで中古のLCMを設定する方法をマニュアル化してありましたので、ここに置いておきます。
BMW Scannerでも簡単なコーディング(LEDへの対応)ぐらいは行えますが、細かい設定変更項目はあまり表示されません。
ちなみに、自分の車にはじめから付いていたLCMのバージョンは、1.3でした。E46のクーペは1.3から始まったということになりますね。(笑)
こちらで紹介したLCMは、バージョンが3.11なので、コーディング設定内容はほぼ互換がありません。
上記は、BMW Scannerで、LCM1.3のコーディング画面です。
キセノン対応したばかりという感じですかね?1999年前後はキセノン幕開け時代でしたから(笑)
そしてこちら、LCM3.11のBMW Scannerの設定画面です。
LED対応ということで、各ライトを詳細に、コールド(ライトを点灯していないとき)状態とホット(ライトを点灯しているとき)状態をLCMがモニタリングできるようになっています。
LED化の場合は、簡単にコールド・ホットチェックを外すだけで対応することができます。
ここから、LCMのコーディング作業が始まります。
続く。