予想だにしないBMW専用のホットイナズマの不具合?!
ホットイナズマが原因のトラブル
先日ネット検索をしていたら気になるブログ記事を発見しましたのでご紹介させて頂きます。自分と同じE46 328ciのオーナーさんが2014年に書かれた記事です。
そのブログはこちら。
この方はかなりトラブルシューティングをご自身でおやりになって、結果、ホットイナズマ(写真を見るとBMW専用品)が原因だったとのことです。
エンジンルームの熱に注意!
これは自分のこれまでの経験からの話ですがBMW E46の直6のエンジンルームへの電装系の装備はかなり気を使わないといけないと思っています。余計なものを可能な限りつけない方が良いと思います。
上記は自分が取り付けていたホットイナズマですが(多分2003年ぐらいかな)車種別専用品が販売される前の汎用品だったのでトランクルームのバッテリー側に取り付けしたのでエンジンルームの熱害は皆無でホットイナズマが何らかのトラブルを発生させることなどはありませんでしたが、ホットイナズマをエンジンの側に設置した場合、エンジンからの熱に対する対策が必要となります。
販売元のサン自動車工業も立派なアルミケースに入れているので熱対策は十分していると思いますが、アルミケースが常にエンジン熱から常に熱を受けた状態では內部の電解コンデンサーの液漏れ対策が十分ではないような気がします。エンジン周辺への設置した場合、ホットイナズマ本体が素手で触ったら火傷するぐらいの暑さになったりを繰り返していれば、ホットイナズマ自身がいくら熱対策をしていても内部の高温度対応(多分105℃)コンデンサーを使用していてもコンデンサーの寿命を縮めるのは避けれられません。
蓄電池にコンデンサーをつけて電圧安定をするという発想は良いと思いますが、設置場所は長期間設置しても問題ない場所を考慮する必要があるかと思います。
ホットイナズマのリコール情報
今回、たまたま「ホットイナズマ」をネット検索していたらリコール(?)のようなものが発表されていました。
詳細は、こちら。
自分が持っている(取り外して自作してしまいましたけど。詳細はこちら)ホットイナズマもリコール対象商品でした。(苦笑)
自分がホットイナズマを外した理由は不具合が出たわけじゃなく、動作を示す常時点灯したままのLEDが気に入らなかったんので外しました。(これだけ立派に作るならばテストスイッチとかつけて一時的に動作確認ができるようにすれば良かったんじゃないですかね?サン自動車工業さん)
もし、古くからホットイナズマをご利用の方、または買った車にホットイナズマが装備されている人がいましたら上記参照の上リコール対象かをご確認下さい。
スーパーキャパシタを使用したホットイナズマもどき?!
最近ネットでスーパーキャパシタを使った「ホットイナズマ」というか、サブバッテリー的なことをやっている記事を見かけました。
発想は良いと思いますがこちらも常備するならばスーパーキャパシタへ対する熱対策(エンジン熱、夏の車内熱など)を考慮する必要が前提となりますが、そもそもスーパーキャパシタなどは車などの温度変化が激しいものには向いていない(車専用に設計されたものではない)ので、かなり気を使う必要があるかと思います。
また、スーパーキャパシタを取り付けている方のブログ内容を見て、何よりも「まずいなー」っと思った点は、複数のスーパーキャパシタを直列つなぎにしている点です。
スーパーキャパシタはそもそも耐圧電圧が低いので、車のバッテリー電圧(12V)に合わせて複数個のスーパーキャパシタを直列つなぎにすれば良いと思っている方がいるようですが、(合計で12Vぐらいまでにしかしていない相当危険な人もいました。保護回路なしで。苦笑)これは充電回路としては、使い捨て前提な短寿命バッテリー以外はNGかというか危険かと思います。
スーパーキャパシタ1つ1つの個体差による蓄電量が異なる状態になったとき、充電式バッテリーのような転極みたいな状態になる可能性があります。(最悪、中間にあるスーパーキャパシタが+/ー逆接されたような状態になる可能性があり)
この手のDIYはすべて自己責任なので止めはしませんが、電解コンデンサーの液漏れ程度では済まないケースも考えられますのでご注意ください。
以上、「予想だにしないBMW専用のホットイナズマの不具合?!」でした。