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ラジエターマウントシールの爪の修復(BMW E46)

ラジエターマウントシールの爪の修復(BMW E46)

当方の車両はスーパーチャージャー搭載時にワンオフでインタークーラー回りの配管を作成してあります。そのため、インタークーラー→エアコンコンデンサー→ラジエターの順にアルミフィンで冷却を行うものが3つ並んでいるので、ラジエター付近の樹脂パーツはかなり加工してあります。

前々回のオイル交換でアンダーカバーを外した際にラジエターの下側後方に繋がる樹脂パーツ(加工されたエアーダクト)に付いているゴムパーツの加水分解がかなり進みボロボロになっているのを発見。次回のオイル交換時に何か対策しようと思い、まずは状態確認。

ラジエターマウントシールとエアーダクトの繋ぎ目部分

上記が問題個所の写真です。車両下から上を撮影していて、写真下方向が車両前側になります。この写真ではエアーダクト側のすでに加水分解したゴムの残りを外してしまったのですが、

破損したゴムパッキン部分

こんな感じで残りの部分を引っ張ったバラバラと崩れ落ちたので、すべてカッターでカットして撤去しました。

ラジエターマウントシールとエアーダクトの繋ぎ目部分

こちらの写真の方がゴムが付いていた場所がわかりやすいかな?ラジエター本体に付いているラジエターマウントシール(写真上側の黒い樹脂パーツ、パーツ番号17111436245)下側にあるフロントエアーダクト(パーツ番号51718268371)側に付いているゴムパッキンです。

エアーダクト

本来はフロントエアーダクト(上記2番)のゴムパッキンがラジエターマウントシール側に乗る感じで風を漏らさないようになっているのですが、流石に26年経過しているのでゴム素材は壊滅状態。

エアーダクトを全交換するにも当方の車はエアーダクトがいくつかのパーツにカット分解してあるため、ちょっと面倒。おまけにこの部分は写真のようにちょっと不安定な取付となっています。
ラジエター本体の脱着はラジエターが壊れた時しか行いませんので、耐熱テープとアルミテープで塞いで応急処置をすることにしました。

ラジエターマウントシール側に3つある電動ファンの下の爪を抑える部分が1つ破損

しかしながらよくよく見てみるとラジエターマウントシール側に3つある電動ファンの下の爪を抑える部分が1つ破損していました。(上記の写真中央部分)

ラジエターマウントシールを洗浄

取り急ぎラジエターマウントシールを取り外して(下側から簡単に外せます。)泥汚れを洗浄。

型取りくんで型を取った

爪をひっかける部分は他の部分と同じ形状なので、上記のように型取りくんで型を取りました。

 型を取ったマスターの爪を引っ掛ける部分

上記が型取りくんを使用したマスターで、

プラリペアで修復

そしてプラリペアを使用して上記の用に修復。ラジエターマウントシールには3つ電動ファンの爪を差し込むところがあり、電動ファン上部は車両側にネジ固定しているのでそんなに強い力はかからないと思い、取り急ぎプラリペアで修復しました。また折れてしまったらラジエターマウントシール交換かな?

バリを強度が落ちない程度にカッターで削ぎ落とし

プラリペアを使用して修復した部分のバリを強度が落ちない程度にカッターで削ぎ落としました。

ラジエターマウントシールとエアーダクトのつなぎ目を耐熱テープで塞いだ

先のラジエターマウントシールとエアーダクトのつなぎ目を300℃まで耐える高耐候性の耐熱テープで塞ぎ、その上からアルミテープを上記のように貼って対策。
エアーダクト側2箇所盛り上がっている部分は雨水などを落とすためだと思われるので塞がず上記のように貫通状態にしてあります。こちらの記事でプッシュ式のファンからカップリングファンレスのプル式の電動ファンに交換してあるので、この対策はかなり効果があるのではないかと期待。冷却機能が落ちていたはずなので水温が少し安定するかな?見栄えは悪いけどアンダーカバーを外さないと見えない部分なので良しとしましょうw

先のプラリペアで修復した部分も電動ファンの爪がしっかり刺さっています。

以上、「ラジエターマウントシールの爪の修復(BMW E46)」でした。

 

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