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HIDロービームを復活させる(BMW E46)

HIDロービームを復活させる(BMW E46)

9月の車検でロービームの光量不足を指摘された原因はLEDバルブが明るすぎて光軸付近のぼやけ(多分、光が強すぎてハレーションを起こしていたんだと思います)でした。初期のLEDバルブは暗くて使い物がになりませんでしたが最近のLEDバルブは実用的になり、明るさも十分ですが従来のバルブ形状に対しては光り方が異なるため、十分な光量があっても車検NGとなってしまいます。ロービーム検査車検に向けての対策はこちらにまとめてありますので気になる方はご参照下さい。

先月車検に通ったばかりで次回の車検まで2年間ありますが、こちらの記事でLED化したロービームを従来のHIDバルブに戻せる対策を行うことにしました。

昨今、HID(E46の場合はD2S形状)バルブを交換するだけでポン付け出来るタイプのLEDバルブが複数のメーカーから販売されていますが、HIDのバラスト+イグナイターをそのまま残してLEDを接続するというのはあまりにも非効率すぎてLED化するメリットが半減してしまうため、当方は12V駆動のD2S形状のLEDバルブを使用しています。そのため純正バラストとイグナイターは取り外してあるためHIDに戻すためにはバラストとイグナイターを戻す必要があります。

BMW E46 純正イグナイター

BMW E46 純正バラスト

上記は取り外したBMW E46純正イグナイターとバラストです。 E46のバラストはライトユニットの下裏側に装備されていますが、仕様が25年前のものなので最近市販されているバラストユニットと比べるとかなり大きいです。ちなみにこのサイズで35Wとなります。
イグナイターはライトユニット内部に設置されているのでE46のHID仕様の車両でこんな形状のものが使われている事を知らない人が多いかと思います。ちなみにイグナイターは取り外すのがかなり面倒です。当方の車のバラストは25年物で、イグナイターはライトユニットを一度交換しているので20年物になるかな?

HIDに戻すにあたり、これまで使用していたイグナイターとバラストを元に戻すのは流石に無いですね。まだ使用できますけど古いし重いし大きいし。

それと車検時以外は装備した爆光LEDを使いたい(HIDは暗すぎてお話になりません。)ので、「簡単にLEDとHIDを交換出来るように出来ないか?」っと色々と考えてパーツ調達開始。

バラスト(イグナイター付き)とバラスト電源延長コード、D2/D4用HIDバルブソケット

HIDキットとか購入してもよかったんですけど割高なのとHIDの構成・構造は理解しているのでバラスト(イグナイター付き)とバラスト電源延長コード、D2/D4用HIDバルブソケットを個別に調達。

購入したのはすべてアマゾンから以下の3点です。

HID バラスト 2個 35W HID 超薄型バラスト DC直流 12V 車用 防水 汎用 交換補修用

12V 24V HID バラスト 電源 間 延長ケーブル 50cm 2本セット

YUNPICAR D2/D4系汎用 交換用ケーブル 純正補修用キット アダプター 35W/55Wバラスト対応 12V/24V車 コネクター 防水 2本入り (D2系/D4系 アダプター)

HID バラスト 2個が1,500円、バラスト 電源 間 延長ケーブルが880円(送料680円)、D2系/D4系 アダプターケーブルが999円、計4,059円、溜まったポイントがあったので送料込みで551円で調達。

HIDバルブの点灯テスト

HIDバルブD2SはLED化前に購入したfclさんのバルブがあったのでそのまま使用して安定化電源に接続して点灯テスト。

 HIDは車検時のみの装備を考えているのでほぼお金かけずにって感じですかねw

ライトユニットの取り外し

まずはライトユニットを下ろしました。ライトユニットは4つのネジで固定されています。ライトユニット下側の2本のネジはバンパーとライトユニットの隙間から何とか外れるっといった感じですかね?

かなり煤がついていた

分解ついでにリフレクター部分をこちらの方法で作成した治具を使って掃除してみたら上記のように黒く煤がつきました。結構汚れていたみたいです。

 HID バラスト 電源 間 延長ケーブル

今回、ライトユニットにはLED用の電源配線とHIDバルブ用ソケット配線の2つを常時取り付けて、HID時は電源をバラストユニット、LED時はライトユニットのLED電源に直結してHIDとLEDバルブの変更をポン付けで出来るようにします。まずは今回購入した上記の HID バラスト 電源 間 延長ケーブル

 HID バラスト 電源 間 延長ケーブルをカット

上記のようにカット。上記のハーネスを車両からの電源ラインへ取り付けました。(このハーネスはHIDの場合バラストへつながります。)

LED電源ラインとHIDカップラーケーブル

HID バラスト 電源 間 延長ケーブルのカットした残りの配線とD2系/D4系 アダプターケーブルをライトユニットへ固定。HID バラスト 電源 間 延長ケーブルの残りの配線はLED電源として使用します。(先の電源ラインはLEDの場合ここへ接続)
仕上げはあまり綺麗じゃありませんが配線が外れないようにタイラップで縛り付けてアセテートテープ黒ゴム接着剤で湿気が入らないように対策。

 

IMG_9029.jpg

上記はイカリングの電源ライン。こちらもライトユニットに2つ穴を開けて配線をタイラップで固定。その上でアセテートテープ黒ゴム接着剤で湿気が入らないように対策。

アセテートテープ巻いた

続いてはイグナイターからライトユニットから出ているD2系/D4系 アダプターケーブルへの配線部分のノイズ対策。まずはアセテートテープ巻いて、

アルミテープ

続いてアルミテープを配線の長さにカットしてアセテートテープの受けから貼り付けて、

更にアセテートテープを巻く

更にアセテートテープを巻きました。

イグナイターのケースは防水されていない

続いてイグナイター内部への防水処理。内部は一応コーティングされているのでこのままでも大丈夫かと思いましたが、イグナイター本体のケースは防水されていなかったので、蓋の部分をバスコークNを使用して防水処理しました。

IMG_9048.jpg

バスコークNがはみ出る感じで

上記のようにバスコークNがはみ出る感じで本体と蓋の間に塗りつけて蓋を閉じてはみ出した部分は拭き取りました。

バラスト本体へスポンジシートを貼り付け

続いてバラスト本体へスポンジシートを貼り付けました。バラスト本体はどこかにタイラップで固定するだけの簡易使用なので干渉音対策です。

バラストを配置(右側)

一応、上記のように簡易配置。

左側のバラスト

左側は上記のようにバラストを配置しました。

当方のLCMはLED化に伴いコールドチェック、ホットチェック共にオフにしてあるのでどのようなバラストを接続しても基本的には警告灯等は点灯しません。

装備後、左右のHIDバルブの点灯確認を行い問題なく点灯。取り敢えずインストールは完了です。

しばらくはこの状態で走行等を繰り返して問題点がないか確認してみたいと思います。問題点として考えられるのは

  1. バラストユニットノイズ等(ラジオ、その他へのノイズの影響はないか?)
  2. 走行時の異音等(バラスト装備によって走行時に気になる異音等がないか?)

などでしょうか?

どちらにしてもLED仕様の方が明るいのでHIDは車検時のための減光対策なので仮仕様です。

以上、「HIDロービームを復活させる(BMW E46)」でした。

 

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