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Rotrexスーパーチャージャーオイル交換

Rotrexスーパーチャージャーオイル交換

2年前ぐらいにヤフーショッピングで悪名高き某ショップから購入しておいたRotrexスーパーチャージャーのトラクションフルードとフィルターの交換作業を行いました。確かPayPayが沢山還元されるときだったかな?w

関連記事:Rotrex スーパーチャージャーオイル交換

前回に引き続き今回もDIY作業です。ショップに預けてRotrexのトラクションフルードの交換をちゃんと出来るならばお願いしたいのは山々ですが、正直Rotrexスーパーチャージャーの構造を理解してちゃんとオイル交換出来るショップは自分が知る限り皆無かな?実際Rotrexのマニュアル通りにやってもスーパーチャージャー痛めて(壊して)しまうし、一部では「ガラスのスーパーチャージャー」なんて呼ばれているほど壊れやすいみたい。確かに下手に触ると一発で破損してもおかしくはないわな。
ちなみにRotrex本社に日本のディーラーとして名前を載せている某社はオンラインショップはすべて止めてしまったし、ここ数年悪い噂しか聞いた事がない。「それどこよ?」って人はこちらのページの「Japan」って書いてあるところ見てね。正直なんかいい加減な代理店やるならやめて欲しいですよねー。ここからキット買った日本のRotrexスーパーチャージャーユーザーは困っている人多いんじゃないかな?ちなみにトラクションフルードだけならばトヨタ自動車にRotrexスーパーチャージャーが装備されていたのでトヨタ自動車パーツとして入手出来ますけど。

トヨタ純正パーツとして入手は可能なのでトヨタ部販とかでも買えると思ったらXのフォローワーさんが「車検証ないとダメー」って冷遇にあったとか。個人売買の場合、先に要入金ですが取り扱い部品なら何でも売ってくれるって思っていたんですけど厳しくなったのかなー?迷惑かける奴多そうだし。
まあRotrex関連は海外から入手出来るので問題ないですけど、この円安いつまで続くんですかねー?ちょっといい加減にして欲しいですわぁ。

話が逸れましたが、現在のRotrex社のスーパーチャージャーマニュアルには80,000km走行か2年で交換が指定されております。どちらか早く迎えた方との事。以前は20,000kmだったんですけどねー?スーパーチャージャーの構造をアップデートしてからかわったんでしょうか?(ちなみにスーパーチャージャーの仕様変更についてはこちら。)それともトラクションフルードの品質を変えたのかな?以前はSX100だったのが何故かSX150になっているし。まあよくわからんです。

今回、前回のトラクションフルード交換から3年経過してしまい、走行距離は2万キロいかないぐらいでしょうか?前回は走行距離25万キロの時点で交換し現在の走行距離は26,995km。年月指定交換はちょっとさぼってしまいました。

Rotrexトラクションフルードとフィルター
Rotrexスーパーチャージャー用オイルフィルター

フィルターの形状を見て頂くとわかりますが現在のRotrex用マグネットフィルターは形状が変わったので上記は2年前に購入した古いタイプのフィルターとなります。性能的にはかわらないんでしょうけどね。

バンパーの取り外し

で、早速バンパーの取り外し。バンパー外さないとオイル交換出来ないってのは正直ナンセンスですがスペース的な問題で仕方ないですね。E46M3バンパーの取り外し方法はこちら見て下さい。まあ自分も自分のブログ参照してバンパー外したんんですけどねーw
関連記事:E46M3バンパー脱着(バンパー内部補修)

 

バンパーを取り外した状態

ASAボルト外してバンパー取り外し完了。この辺は慣れたものですね。

取り外したバンパー

取り外したバンパー。ゴム板引いて、内側軽く掃除しました。

Rotrexのオイルラインにフィルター

続いてRotrexのオイルラインにフィルター交換。今回はブレーキホース用のクランプを事前に用意しました。

ブレーキホース用のクランプSTRAIGHTさんのホースピンサーズ

フィルターに繋がるホース前後に2つ必要。購入したのはこれSTRAIGHTさんのホースピンサーズ 。

オイルフィルター前後をクランプ

こんな感じでホールクランプしてフィルターを交換。クランプは完璧で漏れてきませんでしがフィルター内部に溜まったオイルが漏れてきました。ホースピンサーズは簡単に使えて便利ですねー。

オイルフィルターから出てきたオイル

フィルター内部から結構な量のオイルが出てきました。前回もそうだったなー、すっかり忘れてたw。

トラクションフルードの状態を確認

オイルをペットのトイレ用シートに広げて確認。真っ青なトラクションフルードがかなり黒くなってますね。黒くなる理由はオイル自身が劣化して黒くなっているのかな?Rotrexの言い分だとスーパーチャージャー内部のローターはトラクションフルードで常に浮いている状態とのことなので金属摩耗によってオイルは汚れないはず。でもスーパーチャージャー内部にプラネタリウムギアがあるから金属摩耗がゼロってことはないのかな?マグネットフィルター入れるぐらいだから摩耗した金属片はオイルに含まれって事ですよね…。

ROREX自家製キット

続いて新品スーパーチャージャーのセットアップ時と同じようにプライミングを行います。上記は過去にも使用した自家製Rotrexキット。(キットの詳細はこちらの記事参照)
Rotrexのマニュアル通りにフィルター交換を行ってからプライミングしないとスーパーチャージャー壊すかスーパーチャージャー本体からオイル漏れ起こしたりします。その理由を簡単に説明するとフィルター交換時にオイルラインにエアを噛んでしまい、そのままオイル交換するとスーパーチャージャーのオイルラインにエアを送り込んでしまうため、スーパーチャージャーを破損する恐れがあります。このぐらいマニュアルにしっかり書くべきだと思うんですけどね。Rotrexのスーパーチャージャーは決して安いものじゃないし。

トラクションフルード量の確認

まずはフィルター交換後のオイル量を調べます。ゲージには新規格のオイル量MIN/MAXをカッターで刻んであるのでその間にあればオイル量はOK。(オイル量に関してもこちらの記事のUK Superchage Repairの部分を参照してください。)UK Superchage Repairの話では現在のRotrexのオイルタンクのゲージは上記の写真のようなゲージ位置に変更されたとのことです。

 SSTを装備

上記はプライミングを行うためのSSTです。(これについてもこちらの記事を参照ください。)

IMG_6715.jpg

プライミングはスーパーチャージャーに接続しているホース(IN側)のバンジョーボルトを2回転緩め、トラクションフルードタンクにエア圧をかけながらエアを抜きます。上記のようにワインストッパーを改造してエアが抜けないように抑え込みます。私はエアコンプレーサー持っているのでエアーウォーターフィルター通してブロワーの先突っ込んで使ってますが、実は電動の空気入れとかでもプライミグ出来ちゃいます。圧一定に出来ないので手動の空気入れだとちょっと厳しいかな?何人か助っ人いればできるかも?!

スーパーチャージャーバンジョーボルト側

かける圧力は0.1MP。かなり弱めの圧です。今回プライミングしてみたら、エアが抜ける音(ゴボゴボ)がしました。この作業を行わないでそのままオイル交換するとスーパーチャージャーにエアが入ってしまうのでトラブルの原因になります。そういいつつも前回のトラクションフルード交換の際はこの事を知らなくエア抜きしないでオイル交換しちゃったんですけどね。本当はまずい...。っていうかRotrexもマニュアルのバージョンアップは不定期に行っているようですが、オイル交換の事は特に更新なし。ユーザーにスーパーチャージャー壊させるつもりなんですかね?オイルタンク〜フィルター〜スーパーチャージャーのホースはエアが入ってはダメってちゃんと記載しろよって話。常にオイルで満たされている必要があるって記載すればトラブル防げるのにねー。

10mmのスパナを使用してホースを押しながら外した

プライミングが終わったら今度はトラクションフルード交換。まずはタンクに繋がるホースを外します。今回の作業で一番大変だったのはこのホースを外す作業だったかな?w10mmのスパナを使用してホースを押しながら外しました。(次回のトラクションフルード交換時自分用に書いておきますが、ホースクランパー買いました。)

ホースが外れた

10分ぐらいかけてやっとホースが外れました。ちなみにこのホースにはオイルは入っていません。正確には少しは入っているのかもしれませんが、オイルクーラーに溜まったオイルが押し出されて出てくるホースなので基本的にオイルはほぼ入ってしないはずです。もしかしると取り付け状態によってはホースが長いとそれなりの量は入っている場合もあるかも。

自家製Rotrexキットの中にあった園芸用のホースを2Lのペットボトルへ

先程の自家製Rotrexキットの中にあった園芸用のホースを2Lのペットボトルへ。

外したホースを園芸ホースへ接続

先程取り外したホースを園芸ホースの中に入れます。一応結束バンド等で軽く固定しておいた方がよいかも。今回は写真の状態のまますすめちゃいました。

タンクに漏斗を固定

エンジンを回す前にトラクションフルードに付属の漏斗をタンクに養生テープで固定。結構な勢いでオイルがペットボトルに抜けてくるので、トラブルが無いようにウエス等でタンク回りを囲っておきました。

エンジンをかけてペットボトルにオイルが抜け落ちてきたら漏斗から新しいトラクションフルードを注入します。

抜いたトラクションフルードの状態

ペットボトルに青いオイルが出てきたらエンジン停止。目視確認するしかないので交換作業では透明のペットボトルは必須ですね。上記の写真は今回抜いたトラクションフルードです。やっぱり汚れてます。
その後オイルタンクの中のオイル量を確認して2000回転ぐらいでしばらく回転をキープしてオイルラインの中のオイルを回してからオイル量の確認。足りなければ追加します。多く入れてしまっても漏れなければ問題ないとは思いますけど入れすぎはトラブルの原因になるのかな?根拠はありませんがスーパーチャージャーにかかる油圧が高くなるのでオイル量は守っておいた方が安全だとは思います。っといつてもタンク~スーパーチャージャー間のホースの長さによって油圧は変わってしまうのでタンクの中のオイル量はゲージのMIN/MAX内なら問題ないような気がしますけどね。

その後しばらくアイドリングを行いながらフィルター、緩めたバンジョー、オイルタンクへのリターンホース等にオイルの漏れなどがないか確認してオイル交換終了です。

バンパーの戻し作業

続いてバンパーの戻し。ひとりで位置の調整するのは結構大変。一人でやる作業じゃないかな。

ASAボルトは41Nmで締め付け

バンパーを固定しているASAボルトは41Nmで締め付けます。その他外したネジを元に戻して完成。

3年ぶりになってしまいましたが、スーパーチャージャーのオイル交換を無事終了しました。次回は2年後かな?トラクションフルードが簡単に入手できれば2年サイクルでもいいんですけどね。オイルとフィルターだけ自分で輸入して売ろうかな?w

以上、「Rotrexスーパーチャージャーオイル交換」でした。

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