Rotrex スーパーチャージャーオイル交換
Rotrex スーパーチャージャーオイル交換
この車で既にスーパーチャージャー3機目、現在のスーパーチャージャーを装備してから初のスーパーチャージャートラクションオイル交換を行いました。スーパーチャージャーのオイル交換サイクルは2年、または20,000キロで交換という指定があり、今回走行距離はあまり伸びませんでしたが2年半以上経過してしまったのでDIYでトラクションオイルの交換です。
関連記事:
ちなみに現在使用しているRotrexのスーパーチャージャーは新仕様で、こっそりとRotrex社はスーパーチャージャーの仕様変更を行っています。
関連記事:
Rotrex スーパーチャージャーの仕様変更(C30&C38)
新仕様になったからといって特に大きな差はありませんが、確かに以前のスーパーチャージャーと若干加給のかかり方が変わった感じがします。
さて、このブログで過去にスーパーチャージャーのオイルの交換をDIYで行ったりしましたが、作業環境・場所の問題でRotrexのマニュアル通りのオイル交換が行えませんでしたが、今回はマニュアル通りの交換方法にチャレンジしてみました。
ちなみに過去のDIYで行ったオイル交換はこちら。
関連記事:
まずは、ROTREXのトラクションオイルとフィルターを入手。3月のPayPay祭の時に購入しておきました。
上記はスーパーチャージャー本体についてくるROTREXのスーパーチャージャーセットアップマニュアル(英語のみ)。このマニュアルはネット上にPDFで配布されておりますので、誰でも入手可能です。
上記はオイル交換の方法が記載されいるページ。右側はオイル交換をショップに依頼しようと思ったので自分で翻訳ページを用意しました。
フィルタ交換&オイル交換作業開始
オイル交換前に、オイルフィルター(マグネットフィルター)の交換を行います。自分の車はフィルターがバンパー内部にあるのでまずはバンパーの取り外しを行いました。
関連記事:
こちらがスーパーチャージャーのオイルフィルター。マグネットフィルターでオイル内部の鉄粉を除去します。(オイルフィルターは方向指定があるので注意!)
ROTREXのマニュアルにはフィルターのIN側のホースをホースクランプ(ホースをつぶして挟んでオイルが流れないようにする)とありますが、オイルフィルタの方向と位置を考慮すればホースクランプせずに交換可能です。
タンクよりもフィルターが高い位置に移動できないとタンク内部のオイルが噴出してくるのでホースにある程度の余裕がある場合はホースクランプなしで交換可能です。
まずはフィルターとホースのクランプを写真のように移動させてOUT側からホースを取り外して、外したホースに新しいフィルターを接続して今度はフィルターのIN側のホースを外して新しいフィルターに接続しました。結構手際よくやらないとパスカルの原理でオイルが噴出してきますのでフィルターホースの高さに注意が必要です。(タンクよりも高い位置にホースとフィルタを移動できないとダメです)
漏れたオイルで手がオイルまみれになってしまったので交換時の写真が撮れませんでしたが、新フィルターに交換完了。フィルタとホースのクランプも元に戻し、漏れたオイルはパーツクリーナーで洗い流し、オイル交換後にオイル漏れがないか確認出来るように綺麗にしておきます。
取り外したフィルターをペットボトルに差し込んでみました。
オイルタンクからフィルターへ流れ込むオイルをフィルタをタンクよりも高い位置にして逆流させてみたのですが、思いの外、フィルタ内部にオイルが溜まっていました。
続いてオイルタンクへ戻し側のホースを外して(フィルタと同じようにクランプをずらしてホースを外しました。バンジョーボルトは触りません。)、市販の園芸用のホースを接続してペットボトルに送りだすように接続しました。本来、戻し側のホースにペットボトルなど捨てるオイルを入れる容器を配置できればよいのですが全くスペースがないので、ホースを延長して排出してみることにしました。
ホースとホースはタイラップで固定。延長用ホースにスーパーチャージャーのオイルクーラーからのホースを差し込んで漏れを確認するために白いウエスを引いておきました。
またオイルタンクにオイルを入れるための漏斗はオイルに付属してきた紙の漏斗を使用しました。
養生テープだらけでかなり見栄えは悪いですけど、オイルを抜くためにエンジンを回す必要があるのでベルトやカップリングファンに干渉しないように配置しました。
エンジン始動すると結構な勢いでオイルが出てきます。想像以上にドバドバ出てくるのでちょっと焦りましたが、すぐにオイルタンクに新オイルを注入して、汚れたオイルが無色の新オイルになるまでアイドリングを続けます。
噴出してくるオイルが綺麗にな色になったので、すぐにエンジンを停止しました。オイルの排出もすぐに止まります。
オイル排出量に合わせてここから新オイルを注入しました。
タイラップで固定したホースとホースのつなぎ目からはほとんどオイル漏れはありませんでした。この方法ならばスペースが無くてもエンジンを回してオイル排出が出来ます。
タンク上部のホースをもとに戻してクランプを固定。オイルタンクにキャップをして漏れたオイルを吹き上げてパーツクリーナーで洗浄。(漏れ確認のためそのままにしない方がよいです。)
タンク内部のオイル量をゲージで確認してMAXまで入れて、しばらくアイドリングしながらオイル量を確認。回すと減ってしまっていたので2回ぐらい注入を繰り返し、更に3000回転ぐらいまで回して、更にオイル量を確認してオイル量MAXになるように継ぎ足しをして、取り外したホース部分からのオイル漏れがないか確認して、スーパーチャージャーのオイル交換完了です。
新品のオイルは青く透明ですが、交換したオイルは真っ黒ですね。スーパーチャージャーが新品ということもありオイルが汚れたんだと思います。
以上、「Rotrex スーパーチャージャーオイル交換」でした。