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オイルキャッチタンクの洗浄

オイルキャッチタンクの洗浄

ここ数年間の冬場は長くても1か月ぐらいのサイクルでオイルキャッチタンクの洗浄を行っていましたが、ブローバイガスのオイルミスト量もかなり抑えられたので、今年の冬は11月14日に行ったオイル交換後から本日2月29日迄の約3か月経過しましたのでオイルキャッチタンクの洗浄を行いました。

冬場はどうしてもブローバイガス成分に水分が多くなるためオイルキャッチタンクには水分が溜まりやすくなり、走行距離に合わせて夏場よりもオイルキャッチタンクに溜まったオイルの排出を頻繁に行う必要があります。

タンク内部に溜まった水分が多めのオイルがブローバイガスの熱によって何度も温められて気化しやすくなるので通常のオイルキャッチタンクでは、ブローバイガスの量によってはかなり頻繁に排出する必要があります。

走行距離269,059km

上記は本日時点での走行距離。前回のオイル交換時の走行距離は267,436kmだったので、3か月間で819kmしか走行していませんね。

関連記事:ENEOS Xプライムを使ってみた(エンジンオイル交換268,240km)

今回は3Dプリンターでアルミインテークマニフォールドアダプタを作成したりしていたので走行距離が殆ど伸びていません。

現在のオイルキャッチタンクの仕様

オイルキャッチタンクを外しました。現在のオイルキャッチタンクの仕様は左側の自作したオイルセパレーターと市販のオイルキャッチタンクの2ピース構造です。(このブログの最後にオイルキャッチタンクの構造詳細を紹介しています。)

オイルキャッチタンク蓋を外した状態

上記のはオイルキャッチタンク蓋を外した状態です。ほぼ水状態のオイルを含む液体です。

オイルキャッチタンクの中の状態

中身はこんな感じ。エマルジョン化といよりも水の方が多いので粘度は殆どありません。(ちなみに夏場のオイルキャッチタンク内部の状態はこちらの記事で見る事が出来ます。夏場と冬場で状態が全く異なります。)

 粘度がわかるように一応動画にしてみました。

オイルキャッチタンクの蓋ネジ部分。オイルが付着している

オイルキャッチタンクの蓋のネジ部分を見てみるとネジ溝にオイルが付着しているのがわかると思います。この部分にオイルが付着するということは、オイルキャッチタンクの内圧が上がっているということになります。負圧がかかっていればこの部分にはオイルが付きません。ゴムパッキンがあるので漏れることはありませんが、オイルキャッチタンクの洗浄を行う際はこのような細部を確認した方が状態判別出来ます。

ブレードホースをカット

オイルセパレーターとオイルキャッチタンクを繋ぐ部分にはかなり柔らかシリコンホースを使用していますが、3か月も使用するとホース自身が臭ってきてしまうのでメンテナンス時に新品に交換しています。使用しているシリコンホースは密着性がよいのですがオイルに弱いので、今回は手持ちのブレードホースを使用することにしました。ホースはホースカッターで綺麗にカット。ホースカッターは本当に便利で、これほどもっと早くに買えばよかったと思う工具はないかも...(笑)

洗浄後のオイルキャッチタンク

パーツクリーナーで洗浄し、しばらく乾燥させました。

オイルキャッチタンクの構成

現在のオイルキャッチタンクの構成は上記のようになっています。長年、色々なオイルキャッチタンクを使用したり仕様を変更してきましたが、この構成が今のところ最強かな?どこかのメーカーさん真似してくれてもいいのですが、もし真似するなら一報下さい。(笑)

特許と出したほうがいいのかな?って公開したら特許になりませんね。

オイルキャッチタンクの構成はオイルセパレター(写真左上)とオイルセパレーターで分離したオイルを貯めるだけの市販のオイルキャッチタンクをホースで繋いでいるだけです。ブローバイガスは青矢印から入って赤矢印に抜けますが、分離したオイル・水分をオイルに貯めるようになっています。セパレーターとオイルキャッチタンクを分離するのが重要で、オイルキャッチタンクに溜まったオイルや水分がブローバイガス圧やサクションパイプからの負圧の影響を受けないようにすることで、オイルセパレーターで分離したオイル・水成分を極力戻さないようにしています。

オイルセパレーターはステンレス板を使用した完全自作ですが、なかなか優秀でしっかりとオイル・水分を分離してくれます。

自称「オイルキャッチタンクオタク」と言っているぐらい色々な対策をやってきた結果(笑)、現在の仕様が一番良い結果となっています。

以上、「オイルキャッチタンクの洗浄」でした。

 

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