ブローバイガス対策にサイクロンセパレーターを2つ
- 2023/03/31 16:41
- カテゴリー:DIY作業, オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
- タグ:#bmw, #e46
ブローバイガス対策にサイクロンセパレーターを2つ
色々な対策をしたりテストしたりを繰り返して、かなりブローバイガスラインのオイルミスト対策は良くはなりましたが、まだサクションパイプ側にオイルミストが付着するのを何とかしたいため、以前使用したE46のCCVのサクロンセパレーター部分のみを再利用してうまくブローバイガスラインのホースが接続出来るように組み立ててテストしてみました。
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いきなりですがロウ付けしたアルミパイプを3つ作成して既存のブローバイガスホースの配置にうまく設置出来るように作成しました。アルミパイプとCCVのサイクロンセパレーターの固定はオートウエルドとプラリペアで固定。
オートウエルドでパイプをCCVに固定した上からプラリペアをかぶせるといった感じでしょうか。こちらのE53、V8 4.4L用のサイクロンセパレーターを改造するときにも同じ要領でサイクロンセパレーターを切断した部分を固定しましたが、ブローバイガスやエンジンからの熱にも耐え、漏れなどなく問題なく使用出来ているので今回も同じ方法を使用しました。
装備状態はこんな感じ。左側にE53、V8 4.4L用のサイクロンセパレーター、右側にE46のCCVのサイクロンセパレーター部分のみを再利用しています。
今回装備したサイクロンセパレーターで捉えたブローバイガスのオイルミスト成分はドレン口から既存配置のオイルキャッチタンクに落とすようにしました。
ホースの取り回しは結構綺麗に出来たかな?スペースとの闘いです。(笑) 本来はオイルキャッチタンクレスにしたいんですけど、まあテストなので取り合えずこんな感じにサイクロンセパレーター2段方式でオイルミストがどのぐらい取れるがテスト走行してきました。
走行途中に配置したサイクロンセパレーターの状態をパーキングで確認の上、加給圧がかかるように走行してみました。(なんかケーブルが落ちている...)
ガレージに戻ってから夜な夜な早速分解してサクションパイプとオイルキャッチタンクの状態を確認してみました。
サクションパイプ内部の状態。まだオイルが付着していますね。あくまでも可能性ですが、このオイル付着は加給圧がかかった状態でアクセルオフ時にインタークーラー~スロットル間に溜まっていたオイルがブローオフバルブが解放されてスーパーチャージャーのインペラに衝突した圧縮空気が逆流して跳ね飛ばされているだけなのかもしれません。
毎回、同じ区間を加給圧をかけて似たようなアクセルワークで走行しておりますが、以前と比較すると劇的にオイル量は減りましたが可能ならばほぼオイルが無い状態にしたいですね。
ちなみにサイクロンセパレーターで分離されたオイルキャッチタンクの中は、
水滴だけでした。
この時の走行ログは最大回転数6525回転、加給圧0.588kg/cm2でした。回した時の油温は118.3℃まで上がっていますね。こちらでオイル交換を行った現在使用しているLIQUIMOLYの10W-60はちょっと油温が高めの方が安定するような気がします。
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以上、「ブローバイガス対策にサイクロンセパレーターを2つ」でした。