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経年劣化やホースバンド不良による各種シリコンホース交換

経年劣化やホースバンド不良による各種シリコンホース交換

ここ最近都内近郊に車でよく出かけるのですが、どうにも車内がブローバイガス臭いです。現在、リングイーズを入れているので特にオイルが焼けたような独特の臭いがしています。先日のオイルフィラーキャップを交換後しばらくは気になってなかったのですが、今週になって強烈ではなく「ジワリ」という感じでブローバイガスの臭いがしています。

関連記事:オイルフィラーキャップの交換(BMW E46)

ブローバイガスの臭いは毎度のオイルキャッチタンク周辺のどこからかブローバイガスが漏れていると思い何度も確認したのですが漏れ箇所が見つかりません。ブローバイラインのホースなどの接続部を洗浄して確認しても漏れを発見出来ませんでした。

ホースやオイルキャッチタンクのニップル周辺など、過去の経験から漏れやすそうな場所を重点的に確認してきたのですが、どうも原因は長年使用してきたシリコンホース自身がダメになっているようです。

オレンジウルフ減圧バルブに付属のシリコンホースが劣化している

上記はオレンジウルフ減圧バルブ(レデューサ)に付属のシリコンホースなのですが、写真でみてわかるようにホースの中間部分がかなり焼けてきています。この部分をホース表側から触るとパーツクリーナーで洗っても少しべたべたするのでホース自身が劣化してにじみ出てきているようでした。

早速、異形シリコンホースを交換するためにこの部分のサイズを計測。

エンジンヘッド側のブローバイ出口の径

エンジンヘッド側は26.5mm。

オレンジウルフ減圧バルブ側の径の計測

オレンジウルフ減圧バルブ側は約22mmでした。

ネット上で検索すると26mm-22mm異形のシリコンホースが見つからなかったので、25mm-22mm異形のシリコンホースを調達。

 7層構造で耐圧、耐熱、問題なく使用出来ます。


購入したシリコンホースとの比較

購入した異形シリコンホースは76mmっとちょっと長めですが、出口と入口をカットすれば問題なく使えました。

サイズを調整したシリコンホースの比較

同サイズにカットしました。シリコンホースのカットは、ホースバンドを取り付けてホースバンドに合わせてカッターで1周溝を切り込んでからカットすると綺麗にカット出来ます。

新しいシリコンホースの取り付け

今回購入したシリコンホースはホースバンドが付属していたので、オレンジウルフ側のみに使用してみました。

今回のブローバイガスが臭う原因として、ブローバイライン以外の部分で気になったのがブレーキブースターの正圧時のリターンホース部分。オイル滲みがあったのでホースバンドを外してみたら、

楕円に湾曲してしまったホースバンド

上記の写真のようにホースバンドが楕円形に潰れてしまい、柔らかい肉厚のシリコンホースがこのホースバンドに押さえつけられて漏れていました。

肉厚で柔らかいシリコンホース

上記が問題の肉厚のシリコンホース。かなり柔らかくて、

指で潰してみるとシリコンホースの柔らかさがわかる

耐圧性はまったくありませあん。場所的に耐圧でなくても問題ないのですが上記のようにホースが柔らかいため楕円じ歪んだホースバンドで押さえつけらえて隙間が出来てしまい、その部分からブローバイガス成分が漏れてしまったようです。このシリコンホースはインテークマニホールド装備時に交換されたホースですが、このままではダメなので耐圧性のあるシリコンホースへ交換します。

内径8mm、45°エルボーのシリコンホース

以前も交換したのですが、上記の内径8mm、45°エルボーのシリコンホースを購入。

まずはホースをカットします。

IMG_0966.jpg

既存のシリコンホースに対して少し長めにカットしました。

干渉保護用にヒシチューブで保護

シリコンホースがブローオフバルブと干渉してしまう恐れがあるので、新しいシリコンホースにも、ヒシチューブで保護しました。

IMG_0970.jpg

このような感じで装備出来ました。新しい耐圧シリコンホースは、かなり硬めなで積層されているため、今回漏れの原因となったシリコンホースのような漏れはまず発生しないかと思います。

ブローバイガスの臭いの原因となる箇所を2か所対策したので、これで解決してくれると良いのですが、しばらく走行してまた経過報告したいと思います。

以上、「経年劣化やホースバンド不良による各種シリコンホース交換」でした。

 

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