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セカンダリーエアーバルブ(ロッキングバルブ)交換(BMW E46)

セカンダリーエアーバルブ(ロッキングバルブ)交換(BMW E46)

前回の記事に記載したセカンダリーエアーポンプの負圧テスト時、冷間時セカンダリーエアーポンプが駆動するときに負圧で開くセカンダリーエアーバルブ(以下、ロッキングバルブ)の中をポンプと接続しているホースを外して内視鏡で撮影してみました。

ロッキングバルブの中の状態を内視鏡で撮影

使用した内視鏡はiPhoneで使用出来るこれ。別な目的で購入して時々使用していますが一つあると便利ですね。

ロッキングバルブの中の状態ですが、23年間、25万キロ使い続けてきた割りにはかなり綺麗な状態でした。このロッキングバルブですがエキゾーストマニホールドに空気を送り込むため

  1. 固着して開かなくなる
  2. 煤が溜まってカーボンが蓄積して開いたままになる

のどちらかの症状になるとの事。

海外のYoutuberが交換している動画を見ると開いたままになってロッキングバルブの中が煤だらけになっているのを見かけましたが、私のロッキングバルブの状態だと「1」の固着して開かなくなる状態の可能性が有力。

「2」の開いたままになると排気ガスから生成される水がセカンダリーエアーポンプまでたどり着いてセカンダリーエアーポンプを破損するらしいのでエラーコード等で判別できるらしいです。

「1」の固着して開かなくなる状態も空気を送り込んでいるのにO2センサーが空気量が多くならない事でエラーを感知出来るのでエラーコードで判別できるらしいのですが、冷間時のO2センサーは殆ど機能しないのでロッキングバルブが固着して開かない状態になるとエラー判定はほぼ出来ないらしいです。どちらにしてもこのバルブはエンジン冷間始動時の80秒間しか動作しないのでエンジンが温まって(E46だと水温が青でなくなるぐらい)になるとラムダセンサー(O2センサー)もヒータで温められて正常に動作するので大きな問題にはなりません。

ロッキングバルブの内部は問題ありませんがエンジン本体と繋がる側の内部は多分煤だらけで、エンジン本体とロッキングバルブを固定している間にあるガスケットが初期の物は素材が異なるため経年劣化による排気漏れ等も発生しやすくなるそうです。

ロッキングバルブの内視の状態は問題なさそうでしたが、ここ最近時々少し車内で排気ガス臭が気になる事があったので、ロッキングバルブはすでに23年経過しているので「一度ぐらい交換してもよいか?」と思いネットでロッキングバルブを検索。

BMW純正パーツは結構な価格て販売されていたのですがパーツ番号「11727553063」を検索するとアマゾンに純正OEMのPierburg製がガスケット付きでかなり安く出ていたので(多分1/4ぐらいの価格?)入手して交換してみる事にしました。

ゴールデンウィーク中の注文なので、届くのはゴールデンウィーク開けになる予定ですが予想に反して翌日到着。

Pierburg純正ロッキングバルブ

MOTOR SERVICEのPierburg純正、BMWが純正パーツとして採用しているものでした。

Pierburg製ロッキングバルブ「11727553063」1

メタルガスケットも付属しています。

Pierburg製ロッキングバルブ「11727553063」2

Pierburg製ロッキングバルブ「11727553063」3

Pierburg製ロッキングバルブ「11727553063」4

早速ロッキングバルブをDIY交換してみる事にしました。
DIY交換なのでネット上で予めロッキングバルブの交換方法を調べてみたのですが海外の方のYoutubeが多い印象。ロッキングバルブを取っ払ってUS仕様のメクラキャップに取り換えてセカンダリーエアーポンプを撤去する方法かロッキングバルブをの負圧ホースも漏れを修理する内容が殆どで、ロッキングバルブの交換に関する情報はかなり少ない印象でした。

取り外したセカンダリーエアーポンプ

ロッキングバルブを取り外すために周辺にあるものを撤去します。いきなりですがセカンダリーエアーポンプを取り外しました。

セカンダリーエアーポンプにはPierburg製の刻印がありました

セカンダリーエアーポンプには今回購入したロッキングバルブと同じPierburg製の文字が刻まれていました。

ロッキングバルブの周辺の状態

その他、ロッキングバルブ周辺にあるものを撤去します。私の車はウィンドウウォッシャータンクをカンガルータイプのウィンドウウォッシャータンクに変更しているので工具を使わず脱着出来てしまうのでロッキングバルブを固定しているネジへのアクセスは比較的簡単でした。

関連記事:

訳あってウィンドウウォッシャータンクの撤去してカンガルータイプに変更(BMW E46)

 IMG_9839.jpg

ロッキングバルブを固定しているネジは多分固着しているだろうという推測からラスペネを吹きかけて10分ほど放置。

ロッキングバルブを固定しているネジ

場所が場所なのでラスペネが飛び散らないようにロッキングバルブの周辺をウエスで囲んでラスペネを使用しました。

 ロッキングバルブを固定しているネジ

ラスペネのおかげなのかわかりませんが予想に反して簡単にロッキングバルブを固定しているネジは簡単にはずれました。一応取り外し時に先日購入したデジタルルクレンチを使用して3Nmから緩めてみたら、3Nmぴったりで締め付けられていたようでトルクレンチのピーク音と共にネジが緩みました。

ロッキングバルブの締め付けトルクをネット上で色々調べたのですが、特に指定はなくM5ネジの標準トルクで問題ないようです。エンジン側はアルミブロックなのでこの辺りの締め付けトルクは厳守したいですね。

上記のロッキングバルブを固定しているネジですが、本来はスタッドボルトとフランジ付きナットの構成なのですが、スタッドボルトごと外れてしまいました。取り外したネジをよくみるとサビでフランジ付きナットが固着しているように見えますが、このフランジ付きナットは銅製でネジの上部にシマシマの線が入っていてスタッドボルトに予め固定されたような状態になっていました。この部分は車購入してから取り外した事がないはずなので、23年前にドイツで組み立てられたときに、この状態で組まれたんだと思います。

取り外したBMW E46のロッキングバルブ

で、こちらが取り外したロッキングバルブです。やはりエンジン側は煤というカーボンが固着しています。

ロッキングバルブのガスケットの状態

ガスケットが結構ヤバい状態でした。今回購入したロッキングバルブに付属していた専用ガスケットはメタルガスケットでしたが、取り外したガスケットはメタル製ではありませんでした。ガスケットをみる限り漏れたような形跡はなさそうですが、ガスケットの素材変更を行ったということは漏れなどがあったということでしょうかね?

ロッキングバルブのエンジン側に接続している中の状態

ロッキングバルブのエンジン側はブラックホール化しています。(笑)
厚みのあるカーボンが積層している感じです。

ロッキングバルブを取り外したエンジン側

問題なのがエンジン側。ガスケットがこびりついていますし、エキマニ側なので中のカーボンの蓄積がヤバい。(苦笑)

このガスケットの状態を見る限り排気ガスも漏れがあっても不思議じゃないですね。やはりロッキングバルブのガスケットの素材には問題ありだったようです。

新しいロッキングバルブを取り付ける前に上記のエンジン側のガスケットのカスをすべて取らなければなりません。中途半端な状態で取り付けると排気漏れしてしまいます。

ストレートのガスケットリムーバー

まずは手持ちのストレートのガスケットリムーバーを使用。

場所が場所だけにガスケットリムーバーをキャップに噴出して綿棒で丁寧にこびりついたガスケットカスに塗りつけて10分程放置。このガスケットリムーバーはかなり強力でプラスチック素材を簡単に溶かしてしまいますので、使用には注意が必要です。
しばらく放置して柔らかくなったガスケットのカスが少しつづ丁寧剥がして、もう一度ガスケットリムーバーを綿棒で塗りつけて放置して、かなり綺麗にはなりましたが、このままロッキングバルブを取り付ける気にはなれず、エンジン側のロッキングバルブを取り付ける面の面出しを行うためにオイルストーンが必要と判断。

作業前に購入しておけばよかったと後悔しつつもアマゾンで検索するとゴールデンウィークということもあって到着に結構時間がかかりそうだったので、アマゾンで見つけたアストロプロダクトさんで売られているオイルストーンを購入するために電車で自宅から一番近いアストロプロダクトさんへ行ってきました。

アストロプロダクト世田谷店

多摩川駅から歩いて目指したアストロプロダクト世田谷店。ここ大田区なんですけどね。(笑) 

アストロプロダクト世田谷店で購入したオイルストーンと10mm幅スクレーパー

いやー、私みたいなのはアストロプロダクトさんに長居するのは危険、危険。その場でエアーツールなど散財してしまいそうだったので、必要最低限のものを購入してアストロプロダクトを後にしました。(笑)

ちなみにTwitterのフォロワーさんにはこのアストロプロダクト世田谷店の因果関係(?)はお話した通りです。(笑)

上記の写真はアストロプロダクト世田谷店で購入したオイルストーン(細目)と10mm幅のスクレーパー。ロッキングバルブは場所ば場所だけに大きなスクレーパーは使う事が出来ず、オイルストーンも大きな物はスペース的に厳しいのでアストロプロダクトで売られているものを予めネットでサイズを調べて使えそうだったので、上記の細目のオイルストーンを購入してきました。

使用後のオイルストーンの状態

オイルストーンには手持ちにオイルスプレー(CRC5-56等でOK)吹きかけ、エンジン側にも内部にオイルが入らないようにオイルを吹きかけてロッキングバルブを固定する部分をオイルストーンで面出ししました。上記の写真は使用後のオイルストーンの状態。エンジン内部の煤が浸透してしまったかな?

オイルストーンを使用したロッキングバルブを固定するエンジン側

ロッキングバルブを固定するエンジン側はこの状態までに仕上げました。

ロッキングバルブの新旧比較

ロッキングバルブを取り付ける前に新旧比較です。同じメーカーで形状もほぼ変わっておりません。

新しいロッキングバルブを取り付けた状態

メタルガスケットを挟んで締め付けトルク3Nmで固定。緩みを確認するためにホワイトマーカーでネジをマーキングして周辺を組み上げました。

セカンダリーエアーポンプとロッキングバルブのホースを元に戻して完成

セカンダリーエアーポンプとロッキングバルブのホースを元に戻して完成です。

交換後、エンジン始動してセカンダリーエアーポンプの動作を確認。特に変化はありません。高速含めて40km弱走行してきましたが、少し気になっていた排気ガスの臭いは消えたかな?

もう少し様子を見てみないと何とも言えませんがロッキングバルブ周辺が原因であるといいんですけどね。

走行後、ロッキングバルブを固定するネジの緩みがないか確認して作業完了です。

以上、「セカンダリーエアーバルブ(ロッキングバルブ)交換(BMW E46)」でした。

 


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