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DIYでエンジンオイル交換254,885km(BMW E46)

DIYでエンジンオイル交換(BMW E46)

丸22年乗り続けてきましたが、何気にこの車でDIYオイル交換は初めてです(爆)21年近く立体駐車場の青空駐車でオイル交換ができる環境が無かったというのが一番の理由でしたが、最近マイガレージになった事もありDIYでのオイル交換作業を行いました。(さすがにマンションの駐車場でオイル交換したらクレーム来るでしょうしね..。っと言いつつもマンションの駐車場でABSユニットの脱着やったりしてましたけどね。オイル交換程リスクはないので笑)

関連記事:ABSユニット修理 1人でDIYで作業(BMW E46、多分E36、Z3とかも同じかな?)

コロナ禍という事もあって時間があったのでオイル交換のために必要なものをじわりじわりと調達して(笑)タイミング的にそろそろオイル交換という事で本日作業に踏み切りました。

オイル交換で度々論争される上抜き、下抜き論。どっちでもかまわないと思うのですがE46のM52TU/M54B 6気筒エンジンの場合は上抜きの方が容量が多く抜けます。下抜きの場合、車両の傾斜角度をうまくすれば全量交換できるのかもしれませんけど右下がりにしないとダメかな?

E46の場合、車両をフロントだけジャッキアップ状態(前斜め傾斜)での下抜きはオイルパンの後方にオイルがたまり、500cc前後ぐらいオイルが抜けきれない状態になります。リフトで上げて全抜きして丁度6.5リッターぐらいになるはずで、上抜きの&オイルフィルター交換(私は当然オイル交換のたびに交換です。)の場合7.0Lまでいかない6.5L以上のオイルが必要となります。(6気筒エンジンの規定オイル量は6.5Lです。)

時間もあったのでまずはエンジンの傾斜状態の確認。

エンジンの傾きを水平器で調べた

駐車場のフロントタイヤ付近に若干傾斜がついているので水平器を当てると少し前下がり状態でした。フロントタイヤにローダー噛ませて水平にしようかとも思ったのですが、これぐらいなら問題なしということでこの状態で作業開始。

アマゾンのポイパック6.5LっとBOSCHのエンジンオイルフィルタ

まずは購入しておいたアマゾンのポイパック6.5LっとBOSCHのエンジンオイルフィルタ。特に銘柄にこだわりはありませんがBOSCH=純正だった?覚えがあったので安く購入できるBOSCH製にしました。(これ夏ぐらいに購入したのかな?)

エーモン工業のポイパック準備

ポイパックはエンジンオイルフィルタを捨てるために予め準備しておきました。どうでもいいことですが、このポイパックはエーモン工業&アマゾンの共同製品らしいです。

オイル交換前のオイルの状態確認

エンジンオイルを抜く前にエンジンオイルの量と状態確認。いや~真っ黒ですね。これ4月にラッシュアジャスター交換の時にオイル交換して、走行距離3,000km走ってないでこんな真っ黒。実は10月に1,000km以上走行し、その際そろそろオイル交換ということで、タービュランスを2本、AZのFCR-062を1本使ったのが原因かと思います。

オイル量はギリギリ下ライン。いつもStudeiさんでペトロナスの10w-60はオイルゲージ中間以上で入れてもらっているので、若干消費していました。

2L蓋つきのオイルジョッキ

で、今回オイル交換ということでオイルジョッキも用意しました。オイルジョッキは色々な方がネット上でうんちく垂れているのですが、自分的に気に入ったのが2Lの蓋つきタイプ。

6リッター以上のオイル交換だと何度も継ぎ足さないといけないのですが、とあるサイトで収納を考えた場合、4Lや3Lの蓋つきオイルジョッキではなく2Lのオイルジョッキが最も使いやすいとの事。

確かに次回のオイル交換までガレージに放置して埃まみれになるのはちょっと嫌ですからね。

あとは時々使うならば蓋付きのオイルジョッキはマストアイテムとの事w

オイルジョッキに正確なメモリをつけた

ただこのオイルジョッキ、謎のボールの絵柄が付いているのと横のメモリがかなりいい加減。水を入れて予め正確な容量を計測してカッターで薄く傷をつけた上から油性マジックでわかるようにしてあります。(黒いのは汚れではありません。)

エンジンオイル シンゾイル レーステックGT1 10W60 5L LIQUIMOLY リキモリ

で、今回の主役、エンジンオイルはLIQUI MOLYシンゾイル レーステックGT1 10Wー60 5Lを2本10L調達。


エンジンオイルの粘度ですがスーパーチャージャー装備前2005年ぐらいから10W-60を使い続けています。当時のStuideさんのE46乗りは10w-40のRED LINEか10W-60のパワークラスタのどちらかだったかな?モチュールもあったかな?オイル銘柄は散々悩みに悩んで以前から使ってみたかったLIQUI MOLYオイルにしました。今回オイル銘柄交換ということで化学合成オイルその物の添加剤成分がどんなものか体感出来たらいいなーっということで、他の添加剤追加は無しです。

オイル交換前にまずはエンジンオイルを抜きやすくするために温めました。セオリー的に言われているのは「5分程アイドリングをして」っと言われていますが、

この日のガレージの気温は17℃

気温17℃で5分暖機したときのオイルハウジング付近でのオイル温度センサーの油温は

5分暖機後の油温は35℃

35℃でした。(上記右上のOT(オイルテンプ)参照)35℃ならば少しは和ら無くなっているでしょうけど、10Wだとこれだと少し固めかな?っということで、

オイルを柔らかくするために62.5℃まで暖機

62.5℃まで暖機しました。ちなみにGTレーシングカーの油温は全開走行で75℃をキープするようにしているとか。それぐらい油温に気を使い、そして1回のレースで全交換してしまうぐらいオイルには気を使っているにはそれなりに理由があるからでしょうね。

手動ポンプ&エアーコンプレッサーで吸引かのうなオイルチェンジャー

で、今回、上抜きのためのオイルチェンジャーはこれ。手動ポンプ&エアーコンプレッサーでの吸引可能な9Lタイプの物です。

E46には少し大きめですが大は小を兼ねるということで、以前に調達して本日初使用。

36ミリのソケット

続いてこれも普通は持ってないサイズですね、36ミリのソケットです。

オイルフィルターの脱着に使用します。大き目のモンキーとかでも行けると思いますがソケットの方が作業的には楽なので入手しました。

オイルフィルターの脱着の締め付けトルク

ちなみにベントレーのマニュアルによるとオイルハウジングのオイルフィルターの締め付けトルクは25Nmです。E46のM52TUB/M54Bエンジンはオイルフィルターのキャップがプラ樹脂製なので締め付けトルクは守っておいた方が良いです。この蓋の部分、金属製の物がアフターパーツであるようですがオイルハウジング側のネジが簡単に壊れてしまうのでノーマルのままか、E46M3のオイルハウジングを移植するのが良いようです。(E46M3のオイルハウジングはポン付け出来ませんけど、移植は可能です。)

オイルフィルターから垂れるオイルの色が真っ黒

で、早速オイルフィルターを取り外しました。フィルタから垂れるオイルの色がヤバい。約半年前にオイル交換して2,416kmしか走ってないのにこの状態はかなりヤバいです。原因としては前回のオイル交換から今回のオイル交換迄の間に一度負圧ホースが抜けてプラグをかぶらせてしまった事があり、その後ガソリン添加剤タービュランスによる洗浄でこれだけ黒くなったんだと思います。

BOSCHのオイルフィルタに交換

気を取り直してBOSCHのオイルフィルタに交換。

BOSCHのオイルフィルタの付属品。Oリングと銅ワッシャー

BOSCHのオイルフィルタには交換用のOリングと銅ワッシャー(ドレンボルト用)が付属していました。今回は銅ワッシャーを使用しません。

交換オイルフィルタの準備完了

新品Oリングに交換後、Oリングにエンジンオイルを指でなじませて準備完了。

オイルチェンジャーでオイル抜きを開始

オイルチェンジャーでオイル抜きを開始

オイルチェンジャーのホースをオイルゲージに差し込んでオイル抜きを開始。

オイル吸い上げ中

コンプレッサーが1馬力30Lしかないのでゆっくりと吸い上げです。(もう少し油温上げてもよかったかな?コンプレッサー動きっぱなしになるのでバルブを開閉して休ませながら使用しました。このオイルチェンジャーは手動でも行けますけどねw)

吸い上げたオイルがオイルチェンジャーまで到達

オイルチェンジャーまでたどり着きました。

オイルチェンジャーでオイルを抜き取った状態

時間にして20分ぐらいかな?オイルチェンジャーのメモリを信じるならば6L抜けました。

オイルハウジングに溜まっているオイル

オイルハウジング部分にもオイルが溜まっています。この部分もオイルチェンジャーで吸い取りました。

オイルハウジングに溜まっていたオイルを吸い上げた

こんな感じで綺麗に吸い上げました。下抜きの場合この部分はそのままなので100ccぐらいかな?溜まったままになります。(オイル銘柄を変える場合、気持ち的にはなるべく古いオイルは抜き取りたいですね。)

トルクレンチを25Nmに合わせる

オイルフィルタを取り付けます。トルクレンチで指定トルク25Nmで確実に1ノッチ(何度もトルク確認はしない事)。

 

ポイパックにエンジンオイルを排出

オイルチェンジャーのオイルをポイパックに排出してみました。(抜いたエンジンオイルが硬くなる前、オイルが少し暖かいうちにオイルチェンジャーから抜きたかったのでエンジンにオイルを入れる前にポイパックに排出してみました。)

エンジンオイルの汚れ具合がヤバい

ちょっとこのオイルの色はヤバいな(苦笑)汚れすぎ。これまで使用していたオイルは現在Studieさんで標準銘柄となっているペトロナスオイルです。ペトロナスオイルはオイルの洗浄成分には結構定評のあるオイルなのでかなり汚れやすいのですが、ここまで汚れたのは初めてかな?以前もタービュランスを使用した後のオイル交換でかなりオイルが汚れていたけどここまでじゃなかったと思います。


LIQUI MOLYオイルのパッケージのノズル部分

続いてLIQUI MOLYを入れました。LIQUI MOLYオイルのパッケージのノズルの部分はよく考えられていますね。オイルはオイルジョッキ2Lを2回、1.5Lを1回、計5.5Lを入れた後エンジンを回して油温が40℃になるまで待ってから油量をゲージで確認。ゲージの先っぽ程度だったので1L追加してまたエンジンを回して更にゲージで確認し、もう0.2Lぐらい追加。合計で6.7Lぐらい使用しました。

オイルゲージの状態

やはり上抜きの方が多く抜けますね。

オイルキャッチタンクの中の状態

続いて、オイルキャッチタンクの中も確認。2つ直列繋ぎのオイルキャッチタンクの2個目の方は全く粘度の無い黒い水状態でした。

オイルキャッチタンクの中身を抜いてみた

ブローバイガス成分が真っ黒。これは間違いなくプラグをかぶらせてしまったのが原因かな?いつもはもう少しオイルっぽい黄色っぽい感じなんですけどね。こちらもここまで黒くなったのは初めてです。

オイルキャッチタンクの中を洗浄

内部をパーツクリーナーで洗浄して元に戻しました。

オイルサービスインスペクションが20000キロと表示される

続いてオイルサービスインスペクションのリセットを行いました。残り2万キロと表示されていますが、前回Studieさんでオイルサービスインスペクションのリセットが行えなかった(納品書に「走行距離が短すぎてリセットできず」と記載されていました。噂では走行距離残量が23,000km以上だとリセットできないらしい。)ので、今回はINPAを使用してオイルサービスインスペクションをリセットします。自分のE46はオイルインスペクションリセットツール以外でのリセットが行えません。※E46の中期モデルあたりからクラスターユニット(メーター)のボタンでオイルサービスインスペクションのリセットが行えます。

自分の場合、基本的に3,000kmサイクルのオイル交換なのでオイルサービスインスペクションは全く意味ないんですけどねw

INPAからオイルサービスインスペクションをリセットする

INPAを起動して車種、クラスターユニットを選択後、Activateを選択。

SII reset oil serviceを選択

上記の「SII reset oil service」のF2を選択すると、

オイルサービスインスペクションリセット完了

オイルサービスインスペクションがリセットされ25,000kmとなりました。

今回のオイル交換は254,885km

今回のオイル交換は254,885kmでした。オイル交換後、まだ走行しておりませんが「LIQUI MOLYシンゾイル レーステックGT1」がどんな感じか試してみたいと思います。そもそも「LIQUI MOLYシンゾイル レーステックGT1」はオイル開発ベース車両がE46M3だったとの事。自分の車両はMエンジンではありませんがどんなでしょうねー。ちょっと楽しみ。

以上、「DIYでエンジンオイル交換(BMW E46)」でした。

 

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