スマートルームミラーの移設(調整1)
スマートルームミラーの移設(調整1)
こちらの記事でスマートルームミラーの移設を行い、走行テストして実用的だったので更に細かな調整を進めます。
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スマートルームミラーの移設
スマートルームミラー本体の移設後、気になる点は2点。
1.スマートルームミラーの移設用に作成した台座部分ですが、ミラーをダッシュボード上に置く(浮かせず)形で設置するとカメラ位置が下がってしまうため、どうしてもフロントCCDカメラの前方視界を確保できません。そのため内部のフロントCCDをスマートルームミラー本体から取り出して移設する必要があります。
2. スマートルームミラーは天井から吊るす状態での設置を想定しているので、スマートルームミラーの上側(上部)に後方CCDカメラ入力と電源などのコネクターが配置されています。ダッシュボードに設置するとどうしてもケーブルが目立ってしまい、正直邪魔で、視界・見栄えが良くありません。
今回それらを考慮して台座の再作成、および配線等の取り回しをしてみることにしました。
まずは上記は前回手持ちのアクリル板を使用して作成した設置用プレート。厚みは2mmだと思ったのですが、実測1.xmmで走行するとスマートルームミラーが少し揺れてしまったので、厚めアクリル板を使用することにしました。
今回は黒の2mm圧のアクリル板を東急ハンズ渋谷店で入手してきました。この部分はカット&トライで作成するため、実際の素材を見て判断する必要があるので、今の時代に背いて東急ハンズ店頭で素材を確認の上購入しました。
スマートルームミラーに取り付ける穴をあけて台座と本体を仮組してみました。アクリル板は大きめにカットして、ダッシュボードに配置した際の前方視界を確保するサイズに調整します。アクリル板のカットには私は手持ちのこれを使用しています。
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昔はPカッターって言ったと思います。購入したのはいつか覚えておりませんがアクリル板に金属製の定規を当てて、繰り返しこのカッターで削りながら溝を深く掘っていって、両面から掘り進めて最後は手で割る、っといった感じです。アクリル板を切る目的のカッターはいろいろと販売されていると思いますが、カッターの刃に厚みがあるので、サイズを厳守する場合カッターの刃の厚みも考慮して寸法出しする必要があります。
上記の写真に写っているとおり、本体から前後方のCCDカメラとフレキシブルフラットケーブル(FFC)を取り外し、FFCは24ピンの0.5mmピッチの延長ケーブルをアマゾンで注文。
関連リンク:DealMux 0.5mmピッチ24ピンAWM 20624フレキシブルフラットケーブルFFC FPC 300ミリメートル20枚
残念ながらFFCは国外発送なので、手元に届くのに2週間近くの時間を要しました。
CCDカメラのカバーを取り外して基盤の穴を加工。2mmに広げねじ止めできるようにしました。
こちらは以前、秋葉原で購入したスマートフォン用のフレキシブル三脚。プラスチック製なので分解加工してCCDカメラの首振り部分に再利用します。
こんか感じでアクリル板にCCDカメラを設置出来そうです。
前方視界を可能な限り確保したいのと、なるべく見栄えを良くしたので、上記の写真のようにアクリル板の上部を先ほどのカッターを使用してカットしました。ここではアクリル板本体にCCDカメラを設置してみましたが、CCDカメラの首ふりが出来るので、もう少し低い位置に設置できないか検討してみることにしました。
前回のブログで紹介したダイソーのスマートフォン用の車載スタンドを加工して、CCDカメラを取り付ける穴を加工しました。手持ちに3mmネジを通すスリーブが通るように加工して強度を持たせます。(カメラの実際の取り付け状態は、このブログの最後の方に実際に取り付けた写真をご参照ください。このときの写真撮り忘れた^o^;)
スリーブ等は昔RCカーをやっていたのでいろいろな細かな部品があるので、それらを再利用しています。
FFCは届くのに2週間かかりました。中国発送のチャイナポストでコロナの影響があるもののなかなか早く届きました。
ですが残念ことにFFCの接点面がCCDカメラの物の違う事が発覚。「これじゃ使えないじゃん!」と思いつつもアマゾンで FFCのページを確認してみると、商品掲載写真だとどう見てもスマートルームミラーで使用しているFFCと同じ面に接点面があるように見えます。
これでは使えないと諦めかけていたら、アマゾンのおすすめ商品にこれを発見!(完全に罠だなw)
24ピン/0.5mmピッチのFFCを延長する延長基板で、これを使用すれば購入したFFCが利用できることがわかり早速購入。(こちらは日本国内なので2日後に届きました)
関連リンク:
FPC/FFC (24ピン) フラットケーブル 延長基盤 0.5mmピッチ フラットケーブルの延長用に
後日談ですが結果的に延長基板を購入して正解でした。スマートルームミラー本体から30cmの長さのFFCを使用すれば外部にCCDを設置出来ると思っていたのですが、30cmでは足りないので延長基板を使用したことで20枚あるFFCを2枚使用してうまく配置する事が出来ました。
続いてスマートルームミラーの電源ケーブル、および後方CCDカメラの配線を本体上部からではなく、CCDカメラの穴から配線を引き出すようにするために以下のケーブルを用意しました。
まずは電源ケーブはこれをカットしてメス側のみ使用します。
関連リンク:変換名人 デジタルカメラ PHS用 USB延長ケーブル データ転送&充電対応 USBM5/CA90F
続いて、後方CCDカメラはこれ。
関連リンク:Basicest 2.5mm 4極 延長 ステレオケーブル L型プラグ (1m) ドライブレコーダー バックカメラに
こちらもメス側のみカットして使用します。
スマートルームミラーの基盤に半田付けします。カットしたオス側をカメラの入力に差し込んで4線の配線が基盤のどの部分に通電しているか調べて、メス側の配線を半田付けしました。
上記のように半田付けしました。写真を撮影取り忘れましたが、USBミニの電源端子は電源ラインのみ2本だけ半田付けしました。
一応こんな形で配線を前方CCDカメラがあったところから引き出しました。
実際に電源と後方カメラを接続して動作確認してみました。ばっちりです!
上記の写真の状態では前方CCDカメラを未接続ですが、私のスマートルームミラーは前方CCDカメラを取り付けなくても正常に動作しました。通常前方CCDカメラを外すことは想定していないので特にエラー等発生せずに動作するようです。
先ほどのFFCと延長基板をアクリル板とスマートルームミラー本体の間にFFCを折り曲げながらうまくFFCを取り回しして挟み込みアセテート粘着テープで固定しました。
関連リンク:日東 アセテート粘着テープ NO.5 19mmX20m 黒 5-1920
FFCをテープ止めするにはアセテート粘着テープは糊が残らないので最適ですね。
CCDカメラをスマートルームミラー本体から移設して仮組してみました。
この状態では、スマートルームミラー本体を少し浮かせてアクリル板の強度をみてみることにしました。
一応、この状態でテスト走行してみました。
2mm厚のアクリル板で前回よりは揺れも少なく、スマートルームミラー本体を支えるだけの十分な強度がありました。
以上、「スマートルームミラーの移設(調整1)」でした。
続く。