ブローバイ分岐パイプの作成
ブローバイ分岐パイプの作成
久々にアルミパイプのロウ付けを行いブローバイガスの分岐パイプを作成しました。作成するのはスーパーチャージャーのサクションパイプとインマニ本体に付いているブローバイセパレーターへ分岐するパイプです。
アルミパイプ13mmをパイプカッターで50mmと40mmに切断。
パイプの形は目分量でトの形にしたかったので、穴をあけてパイプの丸みに合わせて鉄ヤスリで削って写真のような完成状態になるにパイプを固定。
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上記の写真の下に敷いてあるのは耐火レンガ(SK-32)です。ロウ付けの際、変に熱が加わっても爆発する事がないように耐火レンガを必ず使用します。くれぐれもブロック塀などのブロックを使わないように。(爆発して失明した人もいるそうです。)
自分はいつもアルミパイプへのロウ付けはいつもの4点セットを使用しています。
関連リンク:
新富士バーナー ロウ材シリーズ RZ-101 アルミ硬ロウ φ2.0×300mm
新富士バーナー パワートーチ RZ-720(バーナー本体のみ)
一応、水を汲んだバケツとラジオペンチ(完成後、バケツ水に投げ込む用)アルミ硬ロウは結構熱を持つのでロッキングプライヤーを使用してアルミ硬ロウを挟んだ状態でスタンバイしてからロウ付け作業に入ります。
関連リンク:
ASTRO PRODUCTS 02-14740 2PC ミニロッキングプライヤーセット 02-14740
ロッキングプライヤーを使用すればがアルミ硬ロウが短くなるまで使用することが出来ます。
ロッキングプライヤーにはアルミ硬ロウをしっかりと固定した状態を保つことが出来るので作業がロウ付けの作業がやりやすいです。
1分もかからないぐらいでサックっと完成(笑)
コツは、母材にフラックスを塗る前に必ず表面をヤスリで磨く事。自分は鉄ヤスリで少し表面をひっかく感じで、一皮むくぐらいな感じにしています。
フラックスは一度蒸発して乾いた後、もう一度フラックスが溶け出すタイミングでアルミ硬ロウを流し込みますが、問題はバーナーの母材への当て方。
母材の方がバーナー熱で溶けてしまう事がありますので、同じ個所に連続してバーナーを当てず、角度を変えながらフラックス全体にバーナーをあてて、母材の熱を上げていきます。
あと、冬場の気温が低い時や風がある場所ではフラックスの2度目のタイミングの判断がなかなか難しい事があります。
今年になって作成した力作はこれ。
13mmのアルミパイプと1mmのアルミ板をロウ付けして作成したブローバイセパレーター。見栄えはあまりよくありませんが、しっかりとロウ付け出来ているので十分使用出来ます。(中にはアルミのパンチングメタルが入っています。)
基本的にアルミパイプのロウ付けはアルミ硬ロウを使用しています。以前購入したSTRAIGHTさんのロウ付け棒 アルミ専用 はロウ付けというようりもアルミ半田的な感じでしょうか?低温でアルミ素材を付ける事が出来ますがアルミパイプの接続には、アルミ硬ロウの方が良いような気がします。(慣れの問題だとは思いますがね。)
関連記事:
これまでよりも低温でロウ付けできる!STRAIGHT ロウ付け棒 アルミ専用
表面を少し水研ぎして漏れがない事を確認して「ト」の完成です。(笑)
今回作成したアルミパイプは、上記の赤矢印の部分で使用しました。
必要な時によくアルミロウ付けを行いますが、久しぶりにコツというかやり方はブログに紹介してみました。
以上、「ブローバイ分岐パイプの作成」でした。