BMW E46 謎なアイドリングバルブポート
BMW E46 謎なアイドリングバルブポート
BMWのM52tub、M54のエンジンダイヤグラムを参照してみるとアイドリングコントロールバルブは吸気カム手前に専用のポートを経由しているように図示されていました。
上記の緑色の部分です。
なんでこんな面倒な事しているのかよくわかりませんが、吸気カムの手前に5.5mmのボア径であると記載されています。
ダイヤグラムなので「本当にそんなポートがあるのか?」調べてみると、ありました!(笑)
上記の写真の赤い部分です。
ネジ穴ではありません。(笑)
上記は、エンジンヘッド側、インテークマニホールドを取り付ける部分で、インテークマニホールドは写真の飛び出ているネジにナットで固定します。
ちなみに先の写真は上記の動画の中で発見し、9:30~ぐらいからこのアイドリングバルブ専用ポートについて紹介されています。
自分の車は現在アイドリングコントロールバルブを使用せず、スロットルバルブのみでアイドリング回転数制御を行っているので、先のアクセルを開けると回転が落ちる問題に影響しているのではないか?っと思い実験してみることにしました。
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アイドリングコントロールバルブを直結
まずはMotecでアイドリングコントロールバルブをPWMで制御するようにテストしてみることにしました。
以前交換したアイドリングコントロールバルブが手元にあったので、配線を作成してアイドリングコントロールバルブの動作を目視できるように確認。
3線式アイドリングコントロールバルブなので、オープン側(AUX OUT5)とクローズ側(AUX OUT6)のソレノイドに対してMotecのAUX OUTを2チャンネル使用して接続し、オープン側のテーブルは横軸をスロットル開度に設定し初期値はゼロ(この値が開度になります)。
クローズ側のソレノイドの横軸はAUX OUT5のDutyサイクルに対してい反転する(AUX OUT5が0%の時100%、100%の時0%)ように設定を行い、アイドリングコントロールバルブの周波数は125Hzを設定。(純正のMS42、MS43のDMEは100Hzで動作させているようです。)
AUX OUT5のテーブルにアイドリングコントロールバルブの開度を0~100%で入力するとアイドリングコントロールバルブが開閉することを確認できました。
結局何がしたいかというと、インテークマニホールドにはまだこれまで使用していたアイドリングコントロールバルブが装備されているので、アイドリングコントロールバルブを少しだけ開けて空気を流して、アクセルを少し開けると回転すが落ち込む現象がまだ起こるか?確認したいというのが目的です。
もしアイドリングコントロールバルブ経由で空気を流すことで状態がかわるのならば、アイドリングコントロールバルブを使用しなくなったことが原因となります。
実験してみた
インテークマニホールドに装備しているアイドリングコントロールバルブの吸気ハイプ、コネクターを再接続してエンジンを始動。
徐々にAUX OUT5のテーブルに数値を入れてアイドリングコントロールバルブを開き、アイドリング回転数が少しだけ高くなるような状態にアイドリングコントロールバルブの開度を合わせて、アクセルの開閉をテストしてみましたが状況変わらず。( ;∀;)
アクセルを少し開けると回転すが落ち込む現象の原因と思われる点を1つづつ解決してきましたが、消去法で残された原因はインジェクターノズル形状のみとなりました。
正直言うと、スーパーチャージャー装備の完成はまだ出来ていないということになり、先は長そうです。-_-;
以上、「BMW E46 謎なアイドリングバルブポート」でした。